漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
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Rookie Fisherman Diary (From Kyoto-119)
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    本日は12月26日。

    早いもので、令和元年も残り僅かとなりました。

    今年も50回以上の更新をしてきたわけですが、多くの方から「ブログ読んでますよ♪」とお声がけいただき

    とても嬉しく思っております。

     

    宮城県北部船主協会も明日で御用納めとなりますが

    難航していた仕事にも決着がついたのですが、またそれに関連する業務もあったり

    新しいお仕事が入ってきたりと、何かと忙しい年末になっていますので

    おそらく今日が更新する最後のチャンスだと思い、この更新をもって令和元年を終えたいと思います。

     

    どんな締めのお話をしようか悩みましたが

    あまり難しいことを考えず、新人船員の洋上日誌を皆様にご紹介し

    笑顔で締めたいと思います。

     

    かなり過酷な遠洋まぐろ漁船なのですが

    ここで紹介する新人船員Aくんは、それを面白く伝える天才であります。

    過酷な洋上生活を知り、遠洋漁業を身近に感じるには最高の日誌だと思い

    ここでご紹介いたします。

     

     

    それでは、出港9週目からはじまります。

     

    【第9週目】

    ・時化ちゃん連休。部屋を軽く掃除して惰眠をむさぼる。

    ・投縄の作業は正直、楽しくない。全自動化してほしい。

    ・あと数百キロ分を残して今日の操業終了。キリ良く終わらず残念。

    ・漁獲枠達成。暖かく穏やかな海へと漁場を変える。

    ・メインの仕事が終わり、迅速に帰ったことを船長から注意いただく。

    ・丸刈りのシーズン到来。自分もそろそろ。

    ・シャワーを浴びようとしたら船長に注意いただく。ワッチ中だった。

     

    【第10週目】

    ・船頭の口からふいに出たイミテーションという横文字が頭に残る。

    ・皆が食べないおやつの餅を一人で全部食べたので丸一日お腹が空かない。

    ・揚げ縄開始。漁具が変わるので新鮮な一日だった。

    ・投縄中、浮き球を雑に扱っているのを船頭に見られた。

    ・疲れると周りへの注意が散漫になる。アホみたいなミスを連発する。

    ・何度も何度も間違えて、失敗して、それでも少しずつ進んでいると思う。

     

    【第11週目】

    ・今日はいろいろと達成感のある一日だった。

    ・この仕事は本当に危険だらけ。危ない目にあって痛感する。

    ・インドネシア船員の言葉が聞き取りずらい。ラインホーラーが爆音でうるさい。

    ・夕食のカレーを食べすぎて、その後の仕事に影響が出た。

    ・メンタルが弱い。目にゴミが入っただけで半日はブルーな気持ちになる。

    ・重役出勤はいい加減やめなさいと船長から注意いただく。

    ・アマゾンプライムの解約を忘れていた。どうにもならず悔しい。

     

    【第12週目】

    ・先輩から楽するための悪い見本をマネしないようにと注意いただく。

    ・投縄が控えているのに漫画のせいでオールしてしまった。

    ・久しぶりに寝坊した。朝食を抜いたので先輩の飴で飢えをしのぐ。

    ・最近スランプ状態が続いている。上達の実感が何もなくもどかしい。

    ・投縄が終わって気づいたらまた投縄の日。毎日があっという間に過ぎてゆく。

    ・最近、魚が少ない。カラのブランが長く続くとむなしく思う。

     

    【第13週目】

    ・魚の引っ張り方がロボットみたいでダサいと言われる。皆みたいにかっこ良くできず悔しい。

    ・先輩からブランリールは魚を巻く道具じゃないと注意された。

    ・船尾でストレッチしているところを船頭に目撃された。さぼっていると思われていないか不安。

    ・デッキのブラン用水槽にコバンザメを飼育し始めた。ピョコピョコ泳いでかわいい。

    ・コバンザメが脱走していなくなる。名前もつけたのに残念。

    ・ブランをプロペラに巻かれる。持っていたスナップが一瞬で海に消えた。手に巻かれていたらと考えるとゾッとする。

    ・エサを釣りから外すときに飛び出たエサの体液が口に入って一日ブルーな気分。

     

    【第14週目】

    ・掛かったブランを引いて魚の状態がまだ分からない。ただ重いだけに感じる。

    ・投縄のエサ掛けが忙しい。難しい。釣針が指に刺さっていたい。

    ・掛かったブランのナイロンが滑る。握力が足らず思うように引けない手の痺れがまたぶり返す。

    ・寝坊した。目覚ましをかけ忘れていた。

    ・部屋の冷蔵庫が壊れて久しい。もう慣れた。

    ・男前の甲板長がタンカーで来日。愛車はハーレーとのこと。

     

    【第15週目】

    ・凍結作業が終わり、分厚い扉を開けて外に出た時の気分はアルマゲドン。

    ・揚げ縄中にギックリ首になった。ロボットみたいな動きで一日を過ごす。

    ・首の不快な痛みがまだ残る。つらいなぁ。

    ・仲たがいしたインドネシア船員と仲直り。仕事もできないのに生意気言った自分が悪かった。

    ・魚の強い引きにビビッてブランを離してしまった。後ろで引いている人に申し訳なく思う。

    ・揚げ縄が終わって先に帰ってしまったことを甲板長に注意された。

    ・船長から指示を聞かないなら海事法違反で訴えると言われた。冗談にしては目がマジだった。

     

    【第16週目】

    ・お前の掛けたエサには魚が一匹も掛かっていないと漁労長に言われてかなりショック。かりんとう食べて元気を出す。

    ・掛かった釣針が抜けて、自分の胸に一直線に飛んできた。目に当たれば失明する勢いだった。

    ・朝、船長のトイレが長いのでドアノブガチャガチャ攻撃をお見舞いする。

    ・先輩からスナップを取るときに奇声をあげるなと注意いただく。

    ・休みがないなぁ

    ・タンカーから油を補給する。途中、給油量で向こうと揉める。

    ・船頭曰く、疲れたから休みが欲しいと言ったやつはお前が初めてだとのこと。皆タフだなぁ。

     

    【第17週目】

    ・風呂場で騒いだことを先生と呼び慕うインドネシア船員から注意される。

    ・シャチの影響による漁場の移動で今日は休み。一日中ゴロゴロできる幸せ。

    ・魚がバンバンかかる。休み明け早々幸先のいいスタート。

    ・コック長のバイタリティーには見習うものがある。

    ・ボーン、ボーンと不気味な地響きにあたりを見渡すと、巨大メカジキが身をよじって飛び跳ねていた。

    ・凍結作業中、ふととなりを見たら船頭がおられてビックリ!完全にオーラを消されていた。

     

    【第18週目】

    ・カッコつけたスナップの外し方に失敗してブランごと海に投げてしまった。

    ・見た目だけで仕事の中身がなっていないと先輩に言われる。もっと頑張らないと。

    ・コック長の料理がとてもおいしい。飯が進んでしかたがない。

    ・よく確認せず勢いよく手繰り寄せてしまい、インドネシア船員に怪我をさせるところだった。

    ・甲板長の口癖の「フォ〜!」が皆に伝染する。自分も知らずうちにフォ〜フォ〜言ってる。

    ・最近、くしゃみがよく出る。花粉症かなぁ

    ・足が滑って船長のケツにミドルキックが決まってしまった。ゲンコツ一発で許してもらえた。

     

    【第19週目】

    ・コンベアの上に正座して流れていく甲板長を見て、この人から学ぶべきことは沢山あるなと思った。

    ・はじめて魚を引っ張ることが楽しいと思った。細いナイロンを通した命のやり取りに心が震える。

    ・揚げ縄終わりに先輩から明日は休みだと告げられる。軽快なステップでエサを凍結に戻す。

    ・魚をカギで引き揚げる時に、デスボイスを出したら周りからキモがられた。

    ・船尾で休憩している現場を先輩に押さえられた。

    ・口内炎がなかなか治らない。

     

    【第20週目】

    ・船長に「ケチだなぁ〜」と言うとたいていの場合、食べ物をくれる。

    ・移動のため揚げ縄の時間が遅くなる。いっぱいねるねる。

    ・また投縄の日だなぁ。ねるねるないだなぁ。

    ・自分の暴言がきっかけでインドネシア船員とケンカになりかけた。すぐに仲直りする。

    ・頑張っているのになかなか上達しないのでイライラする。

     

    【第21週目】

    ・今日は休み。夜のワッチにて、変わらない海原を眺めながら故郷を思う。

    ・投縄終わって1番にシャワー入り。船頭から早すぎるとご指摘いただく。

    ・魚がもりもり掛かる。バチももりもり。活気ある一日だった。

    ・頭だけのバチがたくさん揚がる。話によると奴ら(シャチ)は身体だけ器用に舐め取って喰うらしい。

    ・カッコつけたスナップ外しに失敗してラインホーラーが止まる。緊急停止ボタンに触れたのが原因だった。

    ・今日は引っ張ってた魚を2本逃す。もっと丁寧にやらないと。

     

    【第22週目】

    ・喰われたバチだらけ。中にはまだ息がある魚も。途中、数頭のシャチが2、30メートル先からこちらを見ていた。

    ・そろそろ自力で起きないと。優しい先輩にいつまでも甘えていられない。

    ・揚げ縄中、一頭のイルカが幹縄の周りをグルグル泳いで遊んでいた。

    ・お菓子、ラーメンが減らない。マカンだけで腹いっぱい。

    ・スナップ外しで縄をよく外すので、派手な技は明日まで禁止された。

    ・甲板長と100キロのバチを持ち上げられるか勝負して負けた。みんなヒョイヒョイ上げるので悔しい。

    ・一番広い凍結室が埋まった。帰還は近い。

     

    【第23週目】

    ・死んでる魚に電気ショッカーをかけて笑われた。重いので生きてると思った。

    ・今日は海が時化てる。疲労感がいつもよりいっぱい。

    ・ショッカーに驚いたバチが急に走って、ブランを持った手ごと海に引き込まれそうになった。

    ・船の上でタイタニック歌うのはやめて欲しい。

    ・初めて魚をさばく。先輩からさばいているのか引きちぎっているのか分からないなと言われる。

     

    【第24週目】

    ・コバンザメの鮫次郎2号が来た。今回の鮫次郎は大人しく人懐っこい。

    ・恐ろしいほどジャンボな魚が浮き縄に引っかかっていた。総出で引いて浮き縄を回収。疲れも吹き飛ぶようなスケールに身震いした。

    ・鮫次郎2号が脱走する。早すぎる別れだった。

    ・ペンキ塗りを初めてやる。液だれや塗り残しがいっぱい。シンナー臭で食欲がわかない。

    ・カッコつけたショッカーの扱い方を先輩に注意された。

    ・ブランリールを使用中、絡まった釣針が親指にガッツリ刺さる。

     

    以上

     

     

    彼から提出された日誌となります。

    なかなかブログで紹介しがたいのもあり、紹介できないものほど面白かったりするのですが

    過酷な洋上生活を新しい視点で書き記したこの日誌はとても面白いいですよねw

     

    今年は宮城県北部船主協会の移転が大きな出来事でしたが

    1年分のスケジュールをみると、本当に盛沢山な一年だったなぁ〜と感じます。

    次の2月でこのブログ「漁船員になろう!」も丸8年になります。

    東日本大震災から9年。

     

    10年近く全力疾走で駆け抜けた感じです。

    漁船に乗りたいと希望する若者のタイプもだいぶ変わってきました。

    時代が変わったという事でしょうか。

     

    来年も、春までには新事業を発進させます。

    新聞記者等からは、もう新事業の取材予約も入ってるんです。

    「吉田さんの事だから、また人が考えないような斬新な事業を興すんだろう」という期待だと思ってるので

    頭をひねり倒して新人育成のためになることを考えていきたいと思います。

     

    今年も1年、ブログ「漁船員になろう!」を読んでいただき

    誠にありがとうございました。

    来年も、新しいタイプの若者に向けた情報を、私の魂のこもった言葉に乗せてブログで発信していきたいと思います。

     

    令和2年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

     

     

     

     

    自分のアイデアを少なくとも一回は笑われる様でなければ、独創的な発想とは言えない

    ビル・ゲイツ

     

     

    私も何回笑われたでしょう、、、ちょっと勇気がでました。

     

     

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    住 所:〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前8番25号 気仙沼市水産振興センター
    電 話:0226−22−0793(月〜金)
    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
    担 当:吉田鶴男

    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 15:39 | comments(0) | - | - |









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