この洋上日誌のコーナーの人気が再燃してきたことから
日誌をどんどんアップしていこうと思います。
3回更新につき1回は載せたいと思っています。
今回紹介するのは平成27年8月から
気仙沼の近海マグロ延縄漁船に乗船しているTくん。
35歳で気仙沼にやって来た彼も今は38歳。
平成28年6月からの1年間を駆け足で見ていきたいと思います。
1年間の操業を終えた船のメンテナンス作業からはじまります。
ちなみに「その4」までの分はこちらをご覧ください。
http://gyosenin-boshu.net/?eid=392
第44週目(平成28年6月)
ほとんどのインドネシア人達は帰国して、空いたアパートの部屋に泊まり込んでの作業。
船のサビ落としから始った。
サンダーをかけるとサビが舞い上がり、マスクをしていても入ってくる。
体中サビだらけでした!
第45週目(平成28年7月)
船をドックから移動して、サビを落とした上に数種類のペンキを塗る。
サビ止めやばくがん??などペンキにも種類があることを知った。
第46週目
だいたいのペンキ塗りを終えて休暇に入る。
岩手の実家へ帰省。
第47週目
家族旅行に行く。
子供達も夏休みに入り東京へ
今までこれ程まとまった休みは無かったので十分息抜きできた。
第48週目
月末に出港。
家族、両親も見送りに来てくれた。
第49週目(平成28年8月)
マスター(漁労長)が変わり、インドネシア人も半数以上が入れ替わった。
やや不安な気持ち。
反面、自分はまもなく1年生を卒業する。
しっかりしなければ。
第50週目
夏のサメ漁は本当に大変だ。
日が出ると暑くなり水分を取る。
取った分だけ汗として、手袋や長靴の中にいっぱいに出てくる。
第51週目
11回を終えた頃には1番から4番カメがサメでいっぱいになった。
14回目で準備室を含めて満杯になり最終回となった。
第52週目
漁場から約7日かけて気仙沼へ帰港。
漁のない7日は次の準備などをしたが
中でも縄刺し、自分はまだ下手で遅いことが分かった。
練習しよう。
第53週目
2年目に突入した。
今回は家族の見送りはなかったが
出船の時の心境も、1年もたてばだいぶ楽になった。
機関長が変わった。
第54週目(平成28年9月)
サメ捕りだが、先航海ほど多くサメは来ず、忙しさもそこそこ。
年配の日本人船員に、1年も経つのだから、縄刺し等の基本はしっかり覚えて
早くできるようになるよう言われた。
第55週目
次航海から新人が加わる事を船長より聞いた。どんな人が来るのかワクワクしつつ
先輩になるのでしっかりしなければならない事を自覚しました。
今回はここまで
12週間の様子をお伝えしました。
妻子持ちの彼ですが、長期休暇に子供たちをディズニーランドに連れて行ったとのこと。
子供達は本当に楽しかったでしょうね〜〜
このTくんも、自分の力で家族を養っているという実感を
男としての実感を強く感じたのではないでしょうか。
新人が乗船してくることを知り、文字通りワクワクしたでしょうね〜
今ではこの新人とも上手くやっております。
まさに名コンビ!
ホントに頑張って欲しいです!!
私が望んだ生き方というのは、自分の腕で自分の存在の証になるような仕事をすること。
藤村紫雲(人形師、1964〜)
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