漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
遠洋・近海カツオマグロ漁船等の新規乗組員(未経験者)を広く募集しております!
<< 遠洋マグロ漁船の出入港がひっきりなし!!! | main | 岩手県出身の少年が高校卒業後すぐに海の男に!! >>
洋上から思いがけないプレゼント
0

    パソコンに向かい年間報告書の作成をしており

    一区切りがついたところで、何気にメールチェックをしました。

     

    数件の着信の件名を見ると

    数日前に出港したばかりの青年の名前が書いてありました。

    「届くかな?(青年の名前)です!!」

     

    なんで出港した人間からメールが届くのか???

    不思議に思って開封してみると、今航海から個別にアドレスが与えられ、Eメールが使えるようになったという。

     

    Eメールを使える船は圧倒的に少ないのが現状ですが

    今後増えていって欲しい設備のひとつですね。

    テキストメールだけでも違うと思うんです。

     

    この設備は、乗船している漁船員の為の設備ではなく

    その方々を陸で待つ人のための設備だと思うんです。

    仕事の為に家族と離れたところで暮らす人

    仕事の為に恋人と離れたところで暮らす人

    全国レベルで考えると遠距離の方は相当数いらっしゃると思います。

     

    遠洋マグロ漁船の場合もそうなのですが

    他の遠距離の方と大きく違うのは、自由に連絡を取り合えない事。

    これが一番大きな差ではないかと思うんです。

    こうなってくると、不自由を基本として暮らす漁船員と自由を基本として暮らす陸の人とでは

    陸の人の方がストレスが高いような気がするんです。

     

    そこを補う設備だと思っているんです。私は。

     

    IMG_8827-200px.jpg

     

    こう書いてありました。

    「初航海から毎航海メールありがとうございます。今年から返事ができます!(笑)」

    「(吉田さんからのメールは)いつもは船頭がプリントして置いててくれます。」

    「ちゃんと全部あります。」

    「船にある大事な宝物の一つです。」

     

    もう本当に嬉しいです!

    私と彼との年齢差は23歳。

    まさに親子ほどの差。

     

    彼との距離が何千キロあるのか分かりませんが

    幾つかのキーワードだけで心の繋がりを感じることができ

    幸福な気持ちでいることができます。

     

    「幸福感」という思いがけぬプレゼントをいただきました。

    本当にありがとう!

     

     

     

    数日後、今度はある船主さんから一本のメールが入りました。

    「(遠洋マグロ漁船に乗船している)若手2人から手紙を預かったので

    PDFファイルで送信します。ご確認ください」

    とだけ書いてあった。

     

    手紙?

    電話とかラインとかじゃなくて手紙?

    開封するのが楽しみなような、不安なような。

     

    ファイルを開封し、1人目の手紙を読んでみました。

    高校を中退し乗船した18歳の少年からでした。

     

    宮城県北部船主協会 吉田鶴男様 として

    そこには思ってもみなかった驚きの書き出し。 

     

    吉田さん、震災後の受け入れ人数100人突破

    おめでとうございます!!

     

    え〜〜〜〜〜っ!!!

    A4のレポート用紙にぎっしり書いてありました。

     

    IMG_8828-200px.JPG

     

    冒頭には私と初めて会った時のことが書いてあります。

    「僕が初めて吉田さんと会ったとき、僕は高校1年で、高校を辞めてどこかで働こうと思っていた時でした。」

    「最初に吉田さんに電話した時は『考えが甘い』とか、『覚悟が足りない』など、自分が乗りたいと言っても否定されたのを覚えています。」

    「確かに僕はその時は漁船に興味があったものの、本気で乗りたいとは思ってなく

    仕事を探すためいろんなところに電話をかけていたので、今思い返すと、そんなことも見透かされていたのかな〜と思います。」

     

    図星だったわけですね!

    見透かされていた?

    あたりまえです。

    こちらは経験値が違います(笑)

     

    その後、彼は高校を辞めて陸上の仕事に就くのですが

    やはり船に乗りたいと思い、福岡県で開催した漁業就業支援フェアまで会いに来てくれたのです。

     

    電話で話したり、別な就業フェアにも来たりとかアクションはおこしてくれていたのに

    私の口から出る言葉は「乗船は無理」の一点張り。

    それでも福岡県まで会いに来てくれたので

    「お前は俺のファンなのか!?」と彼にツッコんだのを覚えております(笑)

     

    せっかく福岡県まで来てくれたのに

    面談時間は1分で終わり。

    「わかったよ。俺の負けだよ。お前に話すべきことは全て話した。後で連絡する。」

    私はこう話しただけでした。

     

    大変だけど毎日が楽しいとも書いてある。

     

    「高校1年の時に吉田さんと出会い、考え方や心の持ち方が良い方向へ大きく変わりました。」

    「これからもよろしくお願いします。」

     

    心のこもったお手紙でした。

    感動で背筋がゾクゾクするやら、心がポカポカするやら

    とてもいい意味で、心がグチャグチャになるような

    言葉に言い表せぬ感動の1枚でした。

     

    大切にスクラップブックに保管しておきます。

     

     

    そして、もう一枚

    A4レポート用紙2枚に渡って書いてありました。

     

    IMG_8829-200px.JPG

     

    こちらも

    宮城県北部船主協会 吉田鶴男 様

    「吉田さん、震災後、若手船員の受け入れ100人達成おめでとうございます。」

    として、次のようなことが書かれていました。

     

    「2011年3月11日の東日本大震災以降、多くの被災地で漁船員が減少しました。

    吉田さんは震災後の渦中で気仙沼を若手で溢れる港にしたいという思いから

    若手乗組員の育成に取り掛かったと思います。

    当初は補助も何もないところからのスタートでとても苦労された事と思います。

    全国を飛び回り休暇もままならないような状況。

    でも、この7年間走り続けてきましたよね。きっと。」

     

    苦労といえば、苦労なのかもしれませんが

    新しい事を始めることにワクワクしていたし

    それに、意識の高い若者と出会えることが

    私にとっても大きな刺激となっているので

    苦労を苦労とも感じなかったというのが正直なところかもしれませんね。

     

    「私は今ある環境すべてに感謝しております」

    「吉田さんに出会った時、『船に乗るな』と言われていたら

    自分はどうしていたか、また人生が変わっていたと思います。」

     

    この気持ちの持ちようは素晴らしいと思います。

    反射神経ならぬ『感謝神経』を鍛え

    何かあるたびに物事に感謝できる精神を養っていると、おのずと幸福がやってくるものなのです。

     

    事実はひとつ

    見方はみっつ

     

    ひとつの事実を

    感謝の気持ちで見るのか

    曲がった気持ちで見るのか

    または、何も感じずあたり前と流すのか

    3つの感覚で見ているのです。

     

    「感謝神経」を鍛え、感謝の気持ちで物事を受け止めていけば

    幸せな気持ちでいっぱいになるのは、自然な流れなのです。

     

    ここに気づいているのは、とても素晴らしいことです。

     

    フリーマントル沖での操業中、うまくいかずに悩んでいる時に

    「焦らずできることをひとつずつ」とメールを送ってくれましたよね。

    その文末に『漁労長になりたいなんて言わない方がいい』という文で私の闘争心に火がついたのを覚えています。

    あの言葉がなければ、とっくの昔に辞めていたと思います。」

     

    こんなメール送ったなぁ〜と思い

    過去のメールを探してみました。ありました。

    野球好きの彼に贈ったメールです。

     

    何でもそうですが
    基本をおろそかにして先輩がやってる応用をやろうとすると
    ある程度まではできますが、それ以上成長することがありません。
    これは絶対です。
    基本を完全にマスターしないと成長しないのは明白です。
    プロ野球選手だって素振りもすればキャッチボールも
    ノックもやります。
    基本は本当に大事なんです。
    ブランというものを体の一部に感じられるまでは
    何回も何回も練習するしかありません。
    皆の足でまといになっている今は
    大変つらい時期ですが、耐え時です。
    我慢です、我慢です。
    漁撈長は釣針の先まで神経を行きわたらせる事ができるから
    海の中にいるマグロを釣ることが出来るんだと思います。
    何も目印が無い洋上のど真ん中にピンポイントで縄を流せるのです。
    3000本の釣針の先まで神経をとがらせているのです。
    漁撈長になりたいのであれば
    まずは一本のブランを自分のものにすることからはじまります。
    それを面倒だと言うのであれば
    漁撈長になりたいなんて言わないほうがいいです。
    一歩一歩
    焦らず、じっくり、できることから頑張ってください。
    一人前になるまで、こちらもじっくり応援しますから。

     

    (送信文全文)

     

    送信日は2014年9月8日

    3年半以上も前のものです。

    これを覚えていてくれている。

    私も感謝の気持ちでいっぱいです。

    私の言葉が生きている。

    ホントに素敵なことです。

    ありがとう。

     

    人を動かすのはとても大変な事だと思います。

    (中略)

    船の職場の上長が部下にという関係ではなく

    陸と海の全く違う環境でそういった事ができる吉田さんは
    本当に凄い人なんだと改めて感じました。

     

    この部分に関しては照れくさくて何も言えないけれど(笑)

    動かしているという感覚は全くないです。

    私の「言葉に気づいて動いてくれる」という感じであり

    指示、命令とは全く違う次元。

    何も凄くはないです。

    洋上でがんばってくれている君たちの方がもっと、もっと凄い!

     

    この仕事ができているのは

    吉田さんが私を受け入れてくれたこと

    この会社(船主)に巡り合い

    社長、船頭、機関長、本当に素晴らしい方々に出会い

    他にも私の知らないところでサポートして頂いている方々

    小さな事で感動できたり、喜んだりできる環境に感謝しています。

    (中略)

    本当にありがとうございます。

     

    全てに感謝できる姿勢は本当に素晴らしい。

     

    これから私は船を背負っていく立場になり

    やるべき事も増えて

    今まで以上に責任というものが強くなります。

    しかし、今はそれがとても楽しみであり

    それを乗り越えた時を想像するとワクワクしかありません。

    陸にいる時間は僅かですが

    吉田さんが協力してほしい事があれば出来る限り力になりますし

    洋上でもお手伝いします。

    (中略)

    この世界に導いてくださりありがとうございます。

    これからも吉田さんの目標に向かって走り続けてください。

    応援しています。

     

    手紙はこれで以上になります。

    私としても、君たちと出会えたことが最高の喜びであり

    宝であります。

     

    今後1年。

    私も様々な事があるかと思います。

    苦しい時もあると思います。

    ですが

    この3通の手紙がある限り

    全ての山を乗り越えることが可能となりました。

    不可能がなくなりました。

     

    今まで以上に気持ちが燃えているのが分かります。

     

    また、良い意味で新聞やテレビをにぎわせる事になると思います。

    このブログをご覧の皆様。

    お楽しみに。

     

     

    何かに一生懸命打ち込んでいると、それに響くものがある。
    それが出会いだと思う。

    小島直記[こじま・なおき]
    (小説家、1919〜2008)

     

     

    ここに書かれたことが全てではありませんが

    このように心の奥底で通じ合えるような仕事になります。

    乗船を希望される方々、迷っている時間はありません。

    出入港の多い今の時期がチャンスです。

    お待ちしております。

     

    ----------------------------------------------------

     

    遠洋マグロ延縄漁船
    近海マグロ延縄漁船
    乗組員を大募集(未経験者可)しております!
    厳しい仕事であるけれど、大海原に漁に出て稼いでみたい!
    本気のあなたを全力でサポートいたします。
    本気になれる35歳未満の男性

    まずはご連絡ください

    ↓↓↓↓↓

     

    【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
    乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
    名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
    住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
    電 話:0226−22−0793(月〜金)
    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
    担 当:吉田鶴男

    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | コラム・エッセイ | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









    http://gyosenin-boshu.net/trackback/543
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << October 2018 >>
    + SELECTED ENTRIES
    + RECENT COMMENTS
    + CATEGORIES
    + ARCHIVES
    + ランキング参加中♪
    クリックお願いします
    + プレビューランキング
    + MOBILE
    qrcode
    + LINKS
    + PROFILE