昨年12月13日付の河北新報に、今年度の新規学卒者の受入れの数字が次のように記載してありました。
“2018年3月には福岡、和歌山両県などの高校を卒業する7人を含む9人の乗船が決まった。”
現在の総受入数が92人ですから、合計101人となり「来春100人超え」の見出しとなったのですが
そこから1ヶ月を過ぎた今はすでに過去のデータとなってしまいました。(←おおげさ!)
今現在は
“2018年3月には福岡、和歌山両県などの高校を卒業する9人を含む11人の乗船が決まった。”
追記すれば
“さらに1人を選考中”
と、なるわけです。
ここにきて新規学卒者(18歳)が2人も増えたのです!
さらに選考中の方も18歳。
増えた方の出身地も興味深いところ。
新規学卒者の2人は岩手県宮古市と宮城県気仙沼市。
選考中の1人は宮城県石巻市。
地元からの乗船者が極端に少なくなり、気仙沼市内から宮城県内、隣接県、東北、北関東、全国と募集エリアを広げていきました。
インターネットの力を借りると、全国から乗船希望の問い合わせが相次ぎ
宮城県以外の方の新人漁船員が増えて、地元宮城に希望者が居ないという宮城県の空洞化現象が起こったのです。
これには原因がありました。
事業開始当初、私は漁船の事をあまり知らない県外の方には特に丁寧に魅力を発信していたのですが
宮城県内の方にはそこまで熱心に対応していなかったように思います。
そこには「どうせ宮城県の人間は乗らないだろう」という勝手な決めつけがあったのかもしれませんが
実は逆だったのです。
漁船との距離が近い宮城県だからこそ、密着している気仙沼市だからこそ
より丁寧に情報発信しなければならなかったのです。
昔ながらの悪い情報ばかりをうのみにし、新しい情報に聞く耳を持たない方が多いことに気づいたのです。
そこで
地元紙、三陸新報に“海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記“の連載を開始。
毎月新人漁船員の生の声を紙面を通じて地元に発信していきました。
そこから1年、2年と経過すると
徐々にではありますが、地元からの希望者が増え続けていきました。
今では47都道府県の内、宮城県からの乗船者が一番多くなっています。
その過半数が気仙沼市出身者です。
起爆剤的なアイディアは定着しません。
どうしても一過性で終わってしまいます。
長く定着させるためには
発信する側も、地道な諦めない努力が必要となってくるものです。
今月は面談が1件入っているのみですが
2月から4月までの間に全員に実技研修を施して、洋上に送り出す仕事に入ります。
まずは、福岡県立水産高校出身の2人から始ります!
新人達がどんな仕事を見せてくれるのか、本当に楽しみですね〜〜♪
ひとりひとりしっかりと育てていきたいと思います。
その様子はこのブログでもしっかりとお伝えしていきたいと思います。
何でも大胆にかからねばならぬ。
難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずにいわゆる無我の境に入って断行するに限る。
勝海舟
(江戸時代末の幕臣、明治初期の政治家、1823〜1899)
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担 当:吉田鶴男