今日はちょっと久しぶりになりますが、新人漁船員の面接選考会を行いました。
選考会といっても、現場の船で漁労長さんと面談をする程度なので堅苦しいものではありません。
面談したのは北海道札幌市出身の24歳、Mくん。
実のところ、彼とは一度面談してるんです。
今年の8月、ちょうどお盆休みの時です。
偶然が生んだ出会いでした。
今後の人生に希望を見いだせずにいた彼ですが
取得したある休暇中に一人旅にでたんだそうです。
その時、たまたま立ち寄ったのが気仙沼市唐桑町。
早朝の海岸沿いを散歩していた彼。
その彼に、近くで奉仕作業(草刈り)をしていたある男性が声をかけます。
いろいろ話しているうちに、彼の迷いを感じ取り
この男性はこう言います。
「予定が無いんだったら、ウチに泊まって行け!」
夜はお酒を飲みながら、この彼に漁船漁業の魅力を余すところなく話すと
すっかり魅了された彼は漁業に強い興味をもったそうです。
この男性というのは私が船主協会で新人職員だったころ大変お世話になった方で
自らも漁船漁業に精通されている方。
穏やかに、きちんと話して頂けたんだと思います。
その後、北海道に帰った彼が「漁船員になりたい!」と言い出したことで
私のところにお話が回ってきたというわけです。
私の方はというと厳しくお話させてもらいました。
いつもの通り本当に厳しく。
話しの内容を聞いていたら「そこまで言う必要があるのか?」と思う方は多いと思います。
それでも、今までの自分を反省したうえで、これからの自分のあり方というものを涙ながらに話してくれました。
そのために漁船員になる必要があるんだと。
彼には乗る理由。「何のために」がある。
立派だと思いましたが
「もう一度考えて、乗船する覚悟が決まったら船主協会に履歴書を送って欲しい」
私はそう言い、面談を終わらせることにしました。
真剣勝負の2時間でした。
その彼から履歴書が送られてきたことで乗船させるためのサポートをスタート。
船の都合と、彼の仕事の都合を調整し、ようやく今のタイミングの面接となりました。
彼は札幌から車での移動。
気仙沼までの総移動時間は14時間ほど。
本当にお疲れさま!!!
まずは船内見学。
初めて見る船に興味深々ですww
彼の表情は終始笑顔で、ワクワクした感じだったので
船の感想などは聞きませんでした。
表情を見れば言葉以上に伝わってきます。
漁労長さんとの面談を終えて、乗船を許された彼。
満面の笑顔!
頑張って欲しいです。
この彼は移住を前提に気仙沼に来ていますので
取りあえず、気仙沼市の家賃の相場をチェックしてみようということになり
気仙沼市移住・定住支援センター(http://www.minato-kesennuma.com/)に訪問。
スタッフの千葉さんに対応していただき、いろんな情報をいただきました。
ありがとうございました!!
すごくいい話も聞けて、とてもよかったです。
かなり夢が広がりましたよ〜
しかし、気仙沼の家賃相場って高すぎないかい!?
これじゃ借りたくても借りれない、、、、、、
明日は面接した船が出港となります。
この彼も見送りに来るとのこと。
どんな思いで見送ることになるのでしょうか。
楽しみですね。
私も見送りに行ってみたいと思います。
人間って不思議なもので、遠くにいても近くにいても
目標をきちんと定めてベクトルを向けていると、チャンスはやってくるものなんですね。
逆にベクトルが向かっていなかったり、弱かったりすると
チャンスには気づけないし、見過ごしてしまう。
小谷真生子
(フリーアナウンサー、1956〜)
----------------------------------------------------------------------
遠洋マグロ延縄漁船
近海マグロ延縄漁船
乗組員を大募集(未経験者可)しております!
厳しい仕事であるけれど、大海原に漁に出て稼いでみたい!
本気のあなたを全力でサポートいたします。
本気になれる35歳未満の男性
まずはご連絡ください
↓↓↓↓↓
【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
電 話:0226−22−0793(月〜金)
メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
担 当:吉田鶴男