人気の洋上日誌の紹介コーナー
「ルーキーシリーズ」です。
宮城県気仙沼市出身で、現在23歳の青年のお話。
この道を歩み始めて、まもなく2年。
時の経つのはホントに早いなぁ〜と思います!
今まで彼の洋上日誌は半年分しか紹介できておらず
昨年の2月以降ストップした状態!
続きということで、今回はいきなり”その4”からのスタートです!!
過去分については、こちらからご覧ください。
・(その3)
http://gyosenin-boshu.net/?eid=357
・(その2)
http://gyosenin-boshu.net/?eid=356
・(その1)
http://gyosenin-boshu.net/?eid=355
この青年、今月には再び日本に戻ってきます!
まだまだ頑張ってますよ!
第29週目(平成28年1月)
気づけば年を越していた。
仕事に夢中で時間の流れがもの凄く早く感じる。
吉田さん、年賀メールありがとうございます!
第30週目
投縄でいつも"もつれ"がたくさん出てしまう。
気を付けて投げても上手くならなくて、揚げ縄が自分のせいで忙しくなってしまう。
第31週目
まだ皆にはパワーがないと笑われているけど(笑)
前に比べたら力が付いたのを感じる。
腕が太くなっていくのがうれしい!
第32週目(平成28年2月)
あと3か月でほどで今航海が終わる。
帰国して友達と思いっきり酒をかわすのが
今一番の楽しみ!!!
第33週目
投縄の"もつれ"が大分少なくなってきた。
揚げ縄の"もつれ"直しは、いらない仕事なので
"もつれ"を出さないようにしなければ!
第34週目
3回目の転載があった。
魚が釣りあがったところを見ていると、頑張ったなぁ〜と思える。
第35週目
遅いし、汚いけど、一通り魚を解剖できるようになった!!
と思う(笑)
第36週目(平成28年3月)
燃料補給のためサオビ(カーボベルデ共和国・サオビセンテ島)へ
久々にジュースやらお菓子やらを買えて満足!
第37週目
最近はインドネシア語もかなり覚えて、口癖みたいになっている(笑)
日本に帰っても友達の前で普通に使ってしまいそうだから気をつけないと(笑)
第38週目
まだまだ覚えなければいけないことがたくさんある。
この航海が終わるまでに、少しでも仕事を覚えて日本へ帰りたい。
彼の日誌はホントに楽しそう(笑)
厳しい仕事をこんな風に面白おかしく書けるところが凄いなと思う。
投縄も難しくて、ベテランがやると餌を付けて海に投げいれているだけのように見えます。
しかし新人がやると、その時はキレイに仕事してるように見えますが、引き揚げるとグチャグチャに絡まって揚がってきます。
海中で絡まると枝縄の長さが絡まっているぶん短くなるということ。
餌がある水深が、漁労長が狙う深さに届いていないという事になり
自動的に狙うマグロを捕ることができなくなります。
そして、複雑に絡まった枝縄は、揚げ縄終了後に解くので
乗組員は疲れた体にムチ打って作業をしなければなりません。
日誌にもありますが、ホントに”いらない仕事”なのです。
そのもつれが少なくなってきたと報告がありますので、技術的な成長も見えますね♪
彼は日本に帰ってきたとき、私にこんな事を言いました。
「なんだか、日本に帰ってきたという気がしないんです。」
「どうゆうこと??」
「日本の景色を見て、日本のものを食べて、家族の顔を見ると日本にいると思う」
「でも、帰ってきたという感覚がないんです。日本に観光に来たという気持ち」
「と、いうことは生活の基盤が”マグロ船内”になってしまったということ?」
レスリー・A・ヤークス、チャールズ・R・デッカー
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担当=吉田鶴男
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名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
電 話:0226−22−0793(月〜金)
メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
担 当:吉田鶴男