漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

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連載企画 第27回「海の男にあこがれて」
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    紹介が遅れっぱなしの「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

    紙面では32回まで進んでしまっております。

    他地区の皆様にもご紹介したいとの思いからブログにも掲載しているのですが

    皆様にお伝えしたい事が多く、ここ最近は週二回更新をして、ようやく第27回目をご紹介するにいたりました。

     

    この企画なのですが、最近地元の方からは不評というか不満と言いますか

    あまり良い話が聞こえてきません。

    もちろん、素晴らしい企画だとおっしゃって下さる方も多いのですが

    私としては「不評、不満」という部分がとても気になります。

     

    どの辺がおかしいと思うのかいろいろ聞いてみました。

     

    A「現実のマグロ漁船はとてもきつくて辛い。なんでこの企画は良いことばかりを書くのか」

    B「あまりにも文章が上手すぎる。海の男は書くのも話すのも苦手なはず。これは不自然。」

    いろいろあるのですが、代表的なご意見はこの2つかなと思ってます。

     

    どちらも元マグロ漁船員だと伺ってます。

     

    まず、Aの方。

    「マグロ漁船員はとても大変で辛いことだらけ、閉鎖的な船内の暮らしが1年も続くので刑務所に入ってるも同じ。」

    少々過激ですが、このようなことを書いてもらいたいのでしょうか。

    過激な内容を読んでもなおマグロ漁船に乗りたいという人こそ、本物だと仰りたいのでしょう。

    Aの方は何十年も家族のため、我慢に我慢を重ねて船員生活を送ってきたのでしょうか。

    確かに表現は過激であれ、辛いことが多く、船の中で1年もの間、同じメンバーで暮らすということは紛れもない事実です。

    でも、私から見れば可哀そうな人生でしたね。

    どんな事情でマグロ漁船に乗ったにせよ、そこにある魅力を見出そうともせず、苦しいと思いながの数十年は辛かったでしょう。

     

    私は新人らにはそんな人生を歩ませたくはありません。

    苦しさを越えた先にある魅力を見出して欲しい、この苦しさを越えた者にしか見えない何かを見つけて欲しいと伝えております。

    だから、厳しい環境の中にいるにも関わらずプラス思考の言葉が多いのだと思いますよ。

     

    そして、Bの方。

    この原稿は激務の合間を縫って、眠い目をこすりながら書いているので

    とても分かりにくい文章になってる場合もありますので、最低限の校正は行っております。

    それはお許し願いたいと思います。本人の伝えたいことを多くの人に知ってもらうが優先なので仕方がありません。

    それと、書くのも話すのも苦手というのは完全な先入観ですよ。

    時代が変わったのです。

     

    前段が長くなりましたが、「第27回海の男にあこがれて」をご紹介いたします。

    今回は兵庫県(本人曰く、品が良くておしゃれな)神戸市出身26歳の青年です(笑)

     

    海の男にあこがれて,マグロ漁船

     

    私は兵庫県神戸市出身です。

    地元神戸は港町でもあるので、小さな頃から海や船を見慣れていました。

    漁師を考え始めたのは二十歳の時。

    当時勤めていた会社では漁業に携わる方たちと話すことが多く

    その方たちの影響を強く受けました。

    その後数年は、自動車関係の仕事をしていましたが、漁師に対するあこがれもあり退社。

    そして、宮城県北部船主協愛の門を叩きました。

    そこで聞いた話は想像を絶する者ばかりで、何度も何度も「覚悟はできているか?」「腹はくくったか?」と

    耳にタコができるほど言われました。

    実際にマグロ漁船に乗ってみての感想は「過酷」。

    その一言に尽きます。

    まずは睡魔。

    とにかく眠たいです。

    基本的に休みはほとんど無く何十日も連続で操業するので、常に寝不足状態になります。

    次に時化。

    これは口で言っても伝わりにくいのですが、クロマグロの操業中は特にキツイです。

    台風並みの強風に加え、何度も何度も「波の壁」が迫ってきます。

    そして、少なくとも操業中は体のどこかが必ず痛いです。

    手の痛みが無くなったかと思えば、足を痛め、腰を痛め、、、

    怪我とは常に隣り合わせです。

    マグロ漁船の船員はほとんどがインドネシア船員で、考え方や文化がまったく違います。

    ですから、それがストレスになることも多々あります。

    しんどいことばかりじゃないか、、、と言われそうですが、これが「現実」です。

    80%は「しんどい」、つらい事ばかりです。

    ただ、残りの20%が格別なんです。

    100キロ近いバチやキハダ、200キロを超えるクロマグロを全員の力を合わせてデッキに揚げた時だけは

    体の痛みや疲れは吹き飛びます!

    ましてや自分で引っ張って魚を揚げた瞬間は格別で、この仕事じゃないと味わえないと思います。

    後はいろいろな国に行けるのも魅力のひとつです。

    ラスパルマスの夜の街で大金をドブに捨てるような痛い経験をしたのは秘密です(笑)

    まだ、1年目の私が言うのもおこがましいですが、これからマグロ漁船に乗ろうとしている人たちは

    もう一度ゆっくり考えた方が良いと思います。

    生半可な覚悟ではしんどい思いをするだけです。

    ただ、何を楽しいと感じ、何をしんどいと感じるかは人生それぞれなので

    こればかりは経験してみないと分かりませんね。

     

    以上となります。

     

    これは初航海の時の感想。

    そして彼は今、二航海目に挑んでおります。

    2割の「格別」がまた海へと向かわせるのでしょうね。

     

    関西弁を流暢に操る彼のトークは絶品!また色んな沖での話を聞かせてもらいたいですね〜!

     

     

     

    我々の苦悩は、とことんまで経験することによってのみ癒される。

    マルセル・プルースト
    (19〜20世紀フランスの作家、1871〜1922)

     

     

     

    【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
    乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
    名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
    住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
    電 話:0226−22−0793(月〜金)
    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
    担 当:吉田鶴男

    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 09:12 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
    吉田さま

    NHKの番組を見てからブログをたまに拝見させていただいております。
    マグロ漁師の事などがとても詳しくわかり、勉強になります。
    いろいろな事を言う方もいるかもしれませんが、いろんな考え方もあります。
    がんばってください。
    それを伝えたくてコメントしました。
    | 匿名 | 2016/11/29 12:50 PM |
    わざわざありがとうございます!
    ご声援、とても嬉しく思っております。
    いろいろなご意見をいただけるのも知名度があってこそです。
    広く知っていただいている証だと思っております。
    心が折れそうな時もありますが、私はまだまだ頑張りますよ!
    今後も応援よろしくお願いします。
    ありがとうございました。
    | 船員職業紹介担当 吉田 | 2016/11/29 1:09 PM |









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