漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
遠洋・近海カツオマグロ漁船等の新規乗組員(未経験者)を広く募集しております!
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OPRTニュースレターに掲載されました!
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    OPRTニュースレター(NO.78)2016年6月号に

    我々の後継者育成活動を取り上げていただきましたので

    ちょっと自慢げに皆さんに紹介したいと思います(笑)

     

    まずは「OPRT(オー・ピー・アール・ティー)」って何だろう??

    東京都港区に住所を置きます

    一般社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構

    英語表記だと

    Organization for the Promotion of Responsible Tuna Fisheries

    となり、それぞれの頭文字をとった略称なんですね。

     

    国際社会の中心となってマグロ資源の持続的かつ責任ある利用を推進する団体であり、

    活動内容などは下記URLにてご覧いただきたいと思います。

    ↓↓↓

    http://www.oprt.or.jp/f_c1.html

     

    2か月毎に会員及び賛助会員向けに発行されているニュースレターに

    我々の活動を取り上げていただきましたので

    皆さんにもご報告いたしたいと思います。

    青字で掲載コメントの解説もつけましたので、じっくりとご覧ください。

     

    OPRTニュースレター2.jpg

     

    まずは紹介文から〜

    私の答えについては、せっかくなので補足をし読み応えのある内容にしてみました。

    しかし。。。思いっきりカメラ目線の写真ですね(笑)

     

     

    乗組員確保で頭を悩ませているマグロ業界

    そんな中、気仙沼では東日本大震災以降80人の新人乗組員が誕生した。

    立役者は宮城県北部船主協会の吉田鶴男労務部長。

    ブログに洋上日誌を掲載したり、新人乗組員にまめにメールを送ったりと

    積極的なサポートを続けている。

    その活動はNHKドキュメンタリーでも放映され大きな反響を呼んだ。

    多くの新人乗組員が誕生した秘訣はどこにあるのか。

    「1対1のコミュニケーションが大事」と語る吉田部長に話を聞いた。

     

    -----乗り組み希望者には、現場の過酷さをはっきり伝えるそうですが。

     

    そうなんです。

    マグロ漁船は最初の3か月がすごく大変。

    厳しいことも言われるし、覚えなければいけないことも多いし船酔いもする。

    その3か月で心が折れてしまうと、皆にマイナスイメージを与えてしまう。

    実はこうだったんだ気づいてもらえるのは1年以上経ってから。

    最初は地獄のような思いをするけれど、それが過ぎれば体も慣れてくるし

    周りにも認められて仕事が面白くなる。

     

    私は「3か月地獄」と呼ぶほど、スタート時は本当に辛い。

    船酔い等体力的なものもさることながら、何も出来ない事が本当に辛い。

    しかし、その気持ちに負けていると他の乗組員に「この新人は使いものにならない」と思われてしまい

    マイナスイメージの挽回に長い時間を要してしまう。

    逆に3か月を必死にがむしゃらに頑張ると「やる気がある」と好印象を持たれ

    人間関係もスムーズになり、楽しみを見つけられるようになります。

    どの仕事でも同じだと思いますが、最初のスタートは非常に大事なので

    そのうち慣れるさ〜ではなく、しっかりと現実を話すことが肝要になるのです。

     

     

    -----過酷な現場を経験しても、続ける人がいるのはなぜだと。

     

    小さな仕事であっても、楽しさを見いだせるバイタリティーがあれば継続できる。

    最初からマグロを揚げる作業はさせてもらえない。

    小さい作業を積み重ねていき、自信がついてくれば、次はあれをやってみたいというワクワク感が出てくると思う。

    楽しい感覚をどこで感じるかは人それぞれだが

    多くの人はマグロを船上に引き上げたときの達成感が忘れられないと口を揃える。

    その興奮が冷めやらない人が2航海目以降に繋がっている。

     

    マグロを引き揚げた時の感覚は「格別の達成感」と若手は言います。

    この瞬間の達成感があるからこそ、過酷な操業に耐えられるとも言うのです。

    比率で言うと8割過酷で2割の「格別な達成感」というところでしょうか。

    1年間の操業に耐えられたという自信と

    仕事をさらに覚える事で更なる「格別」が待っているというワクワク感で次の航海に繋がっていく。

    もう理屈の世界ではないですね。

     

     

    -----新人乗組員の洋上日誌を積極的にブログにアップしているそうですね。

     

    最初は私自信が読んでいて、すごく面白いと思ったのがきっかけです。

    洋上の激務の中での目線だから、細かな表現がとてもリアルだし

    文章が上手い子は現場の様子を克明に書いている。

    「頑張らなければ」など、向上心に燃えた文章がいつも出てくるので

    読み手も希望を感じて、興味を持ってくれる。

    例えば「それでも今は希望でいっぱい」という一文。

    この一文でマグロ船に乗ることを決意し、人生が変わった人がいる。

    マグロ船というと、社会の底辺で追われた人が行くみたいなイメージがあるけれど

    洋上日誌には「希望」「楽しい」「(笑)」という言葉がでてくる。

    そのギャップに惹きつけられる。

    連鎖反応も起きている。

    A君が書いた日誌をB君が読み、B君が乗組員になって日誌を書く。

    憧れていた場所にいつの間にか自分自身がいて、今度は自分が発信者になっている。

    それで新しい人が入ってくると面白くなってくる。

     

    私自信が洋上日誌を面白いと感じていた。

    この日誌を継続的にブログ掲載し、新人の成長記録を皆でシェア、そして応援できたら素晴らしいと思ったのがきっかけ。

    ブログを読んで感動し、マグロ漁船員になる若手は本当に多い。

    今までは操業内容がほとんどオープンになっていないがために、全国的にみると社会の底辺であり

    借金などに追われた人が乗るという負のイメージを強くついてしまった。

    オープンにすると、あまりの過酷さに若者が益々乗らなくなってしまうという懸念があったように思う。

    気持ち的に十分理解できるが、その後誰一人若者が乗らなくなり開き直ることができた。

    オープンにしてダメなら何をやってもダメだと(笑)

    A君の日誌を読んでB君が乗船、B君の日誌を読んでC君が乗船という連鎖も生まれている。

    自分のやっている仕事が他の若者のあこがれの対象になることは素晴らしいことですよね。

     

     

    -----新人乗組員とのコミュニケーションは。

     

    洋上日誌で苦しい思いを綴っている乗組員に、ねぎらいの言葉をメールで送っている。

    しんどくなる人は、1年後の自分のあるべき姿をイメージしすぎていることがある。

    もう半年も経ったのに、まだ自分はこれしかできないと思い詰めて、どんどんしんどくなってしまう。

    焦ると空回りするから、余裕を持って楽しむように伝えている。

    苦しんでいる人にだけ送っていると偏りがでるので、誕生日と年賀メールは皆に送っている。

    洋上日誌を振り返り、あの時の怪我はどうなった?と聞いたりしながら。

    年賀メールは1月4日から書き始めて、書き終える頃には20日を過ぎている事もある(笑)

     

    苦しい思いの洋上日誌を読んでいると、こちらまで苦しくなってしまうので

    親心でねぎらいのメールを送ってしまうというのが正直なところ。

    何の計算もありません。

    私は船に直接送信できないので、船主経由で送信してもらうのですが

    どの船主も忘れずに、すぐに送ってくれるのでありがたい。

    メール送信後に、洋上から船舶電話でお礼の電話をくれる人もいる。

    「吉田さんと話せて気が楽になりました」

    こういった電話が何よりも嬉しい。

    外国の港に帰港した時にはLINEでやり取りすることも多い。

     

     

    -----休日返上で新人乗組員をサポートしていますが、そのモチベーションはどこから。

     

    仕事を遊びのように楽しんでいるので全く苦痛はない。

    地球の裏側にいる人とやりとりしているだけでワクワクして楽しい。

    20代の若い子が慕ってくれたり、頼ってくれることも嬉しい。

    成長の過程を最初に見られることも面白い。

    人生相談みたいなことも何回もある。

    人に対する好奇心もあるし、うまくいってほしいという思いが根底にある。

    どうすれば悩みを排除できるのか、観察すること。

    親でも船主でもない、第三者だからできる役割だと思っています。

     

    完全に遊びのように思われてもいけませんが(笑)

    単純に「親心」です。

    沖で頑張っている若手の様子が心配でしかたがないのです。

    応援したくて仕方がないのです。

    そして、新しく仲間になりたいという若者がいることも嬉しくて仕方がない。

    ただ、それだけです。

     

     

    -----他地域でも乗組員対策は緊急課題です。どうすればよいですか。

     

    結局は一人ひとりの積み重ね。一気に解決できる打開策はない。

    今いる1人、出会った1人を大事にしていくしかない。

    とても大切なのは1対1のコミュニケーション。

    最近は、船頭や機関長、船長が新人乗組員とお菓子を食べながら毎日5分間話すことを薦めている。

    洋上でお菓子はすごく貴重で、命の次に大事なもの。

    若い乗組員はお菓子をもらうとすごく喜ぶ。

    上の人はお菓子を用意し、新人は話のネタを用意する。

    これを毎日実行している船に失敗はない。

    誕生日なども覚えておいて、ケーキにロウソクを載せたりすれば

    その心配りが嬉しいと感じる。

    上の人は聞くに徹することも大切。

    俺の時はもっと辛かったではなくて、まず聞く事。

    話す時間が持てないときは、通りすがりに肩をたたいても良い。

    メンターのように機関長と新人の●●君と決めて

    1対1で膝を突き合わせて付き合うことが、洋上ではいちばん大事だ!

     

    とにかく1対1のコミュニケーションが大事。

    親身になって考えてくれる上役が1人いるだけで、若手にとってはすごい勇気になる。

    お菓子を食べながら、その日の出来事、分からなかったことを話す。

    上役はそれをしっかりと聞き、静かに助言を始める。

    この5分を3か月やっただけで、大きな変化が確認できることは間違いないです。

    「人の悩みの大半は、他人との比較によって生まれる」と言われています。

    「俺の時代はもっと大変だった」

    こう話してしまうと、俺よりもお前はダメな人間という捉え方をしてしまい逆に自信を失いかねない。

    しっかり話を聞くことで、年代を越えて理解しあえるはずです。

    新人担当を最初から決めてしまわないで、若手の様子をみながら担当を決めても良いかと思います。

    とにかく対話が一番大事です。

     

     

    -----船主さんにできることは。

     

    船主さんには「とにかく誇りをもって仕事をして」と乗組員に伝えてほしい。

    乗組員の中に「マグロ船なんてやめろ」という人がいる。

    業界全体で後継者を育てようとしている一方で、内部でその動きに反することを言う人がいる。

    「あなたの次に繋がる人材を育てているのだから、誇りをもって接してほしい」と伝えてほしい。

    プライドを持て、未来はあると訴えてもらいたい。

    乗組員の育成を諦めずに、受入れ続ける決意も持ってほしい。

    あとは、新人乗組員の防波堤になってあげること。

    「あいつは使いものにならない」と言われることもあるけど「もう少し様子をみてやって」

    「とにかくよろしく頼む」と切に訴えてほしい。

    外地で新人乗組員に会ったときは目線を下げて、普通に話を聞いてあげる。

    「困ったときはいつでも聞くよ」と門戸を開けておいてほしい。

     

    気仙沼地区では、だいぶ少なくなってきたと思っていますが

    「マグロ船じゃなく、別な漁船に乗った方がよい」などと言う人がいるのは確か。

    これは、離職率9割以上という時代が長く続き、乗り続けてほしいのに

    すぐに辞めてしまうのではないかという不安から、そのような言葉を発してしまうと言われている。

    辞められた時のショックを最小限に留めようとする気持ちも分からないわけでもありませんが

    その言葉は若手の不安をあおることになってしまうので

    その時は、その時と受け止める勇気を持ってほしい。

    若手は現役船員の姿に憧れて門をたたいてくるので、誇りをもって対応してほしいと切に願っています。

     

     

    -----就業者フェアに参加することも重要ですか。

     

    船主協会では欠かさず参加している。採用できない時期が続いて、参加しても効果があるのかなと思ったこともある。

    でも、乗組員確保のためには、やれることは全部やらないといけない。

    出来るだけお金をかけずにやれることは全部やることが大事。

    就業者フェアは人選の経験にもなる。人を見る目も養える。

    ぜひ、参加してほしい。

     

    私の夢である「若者であふれる港づくり」

    この夢の実現のために、今できる事は全部やることが私のモットー。

    とにかく全部やるんです。

    就業者フェアは人を見る目を養うには最高の場所!

    継続的に参加することで、最高の人材とめぐり会うことも多いのです。

     

     

    -----どのような人材が乗組員として伸びていますか。

     

    感謝を忘れない人。応援してもらってありがたい、お菓子をもらってありがたいと

    人の行動の本心を読める人。

    感謝の気持ちが強い人は、人にしてもらったことを忘れないので

    いつか恩返ししようと思い、仕事で返すしかないという結論に至る。

     

    私は辛いだけの仕事を続けていても、あまり意味はないと思っている。

    お金に換算できない「やりがい」や「楽しみ」を見出さなければ、良い仕事は決してできないと思っている。

    辛い中でも「楽しみ」を見いだせる何を見つけられるバイタリティーがある人。

    そして、この仕事を続けていこうと腹を決められる人。

    腹を決めた人間は一番強い。

    最後に、何事にも感謝できる人。

     

     

    -----先日放送されたドキュメンタリーの最後に「100年先を見据えて一日一日思いを繋ぐことが使命」とおっしゃってました。

     

    10年先と言うところを直感的に100年先と思わず言ってしまった。

    100年先にマグロ漁船はあるのかよって思うけれど、そういう人が一人いてもいいのかなって。

    希望をもってやれるだけやった方が良い。

    プラスの発信は広がると思っている。

    皆が未来を見て進んでいれば改善していくと信じている。

     

    永続できる環境づくりの意味をこめて「100年先を見据える」と話した。

    無理だと笑われた時もありましたが、私のような本気のバカが一人いてもいいのかなって思います。

    一生懸命仕事する人の姿は必ず人を魅了します。

    その姿に憧れて若い人が集まってくるのは当然です。

    まずは情報発信者である私が未来を信じ、若手を信じ、一生懸命活動することが大切。

    この情熱が人を呼び込む一番大きな要素であることを忘れがちである。

    このブログを見てください。

    あまりにも質素なデザインじゃないですか。可愛らしさのかけらも、カッコよさのかけらもない。

    でも、若手が集まってくれている。

    情熱は情熱の連鎖を生みます。この連鎖を大事につないでいくことが私の使命であります。

     

     

    -----最後にOPRTに一言。

     

    人材と水産資源、両方が無いと何も生み出せない。

    獲るものがあり、獲る人がいるという順序。

    マグロ漁業を継続していくためには、人材を永続的に生み出す一方で

    資源管理も徹底してもらいたい。

     

    まさにこの一言。

     

     

    他人から「できますか?」と聞かれたら
    とりあえず「できます」と答えちゃうんだよ、
    その後で頭が痛くなるくらい考え抜けば
    大抵のことはできてしまうものなんだ。

    円谷英二(特撮監督・映画監督)

     

     

    【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
    乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください
    名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
    住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
    電 話:0226−22−0793(月〜金)
    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
    担 当:吉田鶴男

    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | メディア掲載 | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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