漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
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連載企画 第33回「海の男にあこがれて」
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    「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

    三陸新報で月刊連載が開始されたのが平成26年8月。

    それからもう3年になるんですね。

     

    毎月、毎月、違う新人船員を紹介するなんて出来るだろうか、と不安でしたが

    やってみると出来てしまうんですね〜〜

     

    今日紹介するのは、山形県上山市出身の19歳の青年。

     

     

    では早速紹介いたしましょう!

     

     

    私が生まれ育った街は山形県上山市の山奥で

    360°山に囲まれており最寄りのコンビニまで車で10〜20分位かかるほどのド田舎です。

     

    漁師とは無縁の山の中で育ちました。
    なぜマグロ漁船に乗ろうと思ったか。

    凄く単純な3つの理由でマグロ漁船に乗りました。

     

    まず1つ目、見渡す限り“山”で育つと、“海”にとんでもない憧れが湧いてきます。

     

    2つ目は、高校1年の終わりにある先生は私にこう話しました。

    「最初キツいとこに行くと、後が楽になる」と。

    その時、私の進路はマグロ漁船を含め、極少数に絞られたのです。

     

    最後の3つ目、2年の時に気仙沼の遠洋マグロ延縄漁船に乗った先輩から

    LINEで「お前もマグロ漁船に乗らないか?」と言われ、ほぼほぼマグロ漁船に乗ろうと決まりました。

     

    そんな、軽い気持ちでマグロ漁船に乗ったんです。

    結果は、皆さんの想像通りだと思います。

    恥ずかしながら厳しくて本当に泣きました。

    マグロ漁船員の魅力とは、まずお金です。

    そして、魚を引っ張ってる姿や、スナップ外し、もつれを直している先輩方の姿

    自分が全然引っ張れないのを余裕の顔で引っ張っていく、いろいろな外し方でスナップをきれいに外していく先輩方。

    正直、カッコいいじゃないですか!
    憧れるじゃないですか!
    自分も出来なかった事が出来るようになっていく。
    憧れに、その人に、どんどん近づこうと、追い越そうと思える、そういう思いを引き立てさせてくれるのが

    この職業の魅力なんだと思います。
    その憧れに、理想に、先輩方に追い付くまでが、この職業の苦労なんだと思います。

     

    次に根強く記憶に残っているエピソードを紹介します。
    投縄の時私は、針に餌を掛ける作業をしていました。


    浮き玉が2つのところで、いつもなら一つブランを空けて二つ目のブランの上に浮き玉を置く配置になるんですが

    一つ空いていません。
    インドネシア人の先輩がエサを置いて浮き玉を戻すのを忘れてたのです。
    私は焦っていて「ごめん、エサ掛け間に合わなくて手一杯だから、こういうミスはやめてほしいんですけど」と、今思えば言わなくてもいい馬鹿なことを、当然のように言ってしまいました。


    私はそのインドネシア人の先輩が「あー、ごめん、次から気を付けるよ!」と言ってくれると当時は思ったのですが

    帰って来た言葉は違ってました。
    「いちいちうるさいな、あんちゃんまだ仕事分からないんだから、黙ってろよ!」
    仕事ができないことは十分認めますが、その言葉に「カチーン」と来てしまったのです。
    「物を移動させたんなら元に戻せよ!」

    「オモチャを出して遊んだら元の位置にあった場所に戻せよ!子どもでも分かる常識だろ!」

    と、言ったのです。

     

    その時、ボースンが入ってきて、私が怒鳴られました。
    今思えば、インドネシア船員と小さなことで争いをおこしてしまうと

    それが大きな不信感となり操業ができなることがあるということです。

    幹部を目指す日本人船員たるもの、小さいことは我慢し

    文化の違うインドネシア船員とうまく付き合う事を学ばなければならないという事なのですね。

    ボースンごめんなさい。

     

    今は、早く仕事を覚え、色々な作業を一人で出来ることを増やし。

    もつれなんかも、パパっと出来るようになり憧れに近づけたらなと思います。

     

    これから漁船員になりたい方には、私のように軽く将来を決めちゃうと絶対、怒られます

    自分の甘えが、裏目にでます。

    自分の無責任さに腹がたつかもしれません。

    本当に自分の答えが漁師だったのか、切羽詰まったり、軽く決めてないか、今一度考えて見るのも一つかもしれません。

    そして私は11月15日、二航海目へと旅立ちます。憧れに近づくため。

     

    以上となります。

     

    高校を卒業したての頃は、体も心も幼く

    大丈夫かなぁ〜と不安でしたが

    今となれば

    体もがっしりとして、腕もカチンコチンに太くなりました。

    そして、陸上企業の18歳ではあり得ないような

    高額の報酬も手にし、3航海目に挑んでおります。

     

    今後は海技士資格も取得し、幹部としても活躍してくれることを願ってやみません。

     

     

    心配事の80%は実際には起こらない。

    俗言

     

     

    俗言(ぞくげん)

    意味を調べると


    1 世間で日常的に使う言葉。卑俗な言葉。俗語。→雅言

    2 世間の評判・うわさ。

     

    とありますが

     

    米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によっても心配事の80%は起こらないとされています。

    起きるのは残りの20%ですが、そのうちの8割は、あらかじめ準備して対応すれば、心配事には至らずに解決できるとのこと。

    つまり、そのときにならないと手の打ちようのない「本当の心配事」は全体の4%にすぎないのです。

     

    そのたった4%のために

    頭を悩ませ、不安になり、勝手に自分を見失いがちです。

    そしてマイナスの言葉を吐き続け、知らず知らずのうちに自らの人生をマイナスの人生に向かわせているのです。

     

    私はいつも思うんです。

    人に何を言われたっていいじゃないですか。

    「能天気」と言われてもいいじゃないですか。

    不安に思い、悩んだって96%の心配事は起きないのです。

    その代り、自らにプラスの言葉を投げかけて

    「今日は調子がいいぞ!」

    「うまくいきそうだぞ!」

    「自分には才能あるじゃないか!?」

     

    自らをプラスの人生に向かわせてはどうでしょうか

     

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    宮城県北部船主協会にはカツオ・マグロ漁船の他に

    漁業取締船という業種があります。

    そちらで「司厨長」を募集しておりますのでご紹介します。

     

    【募集要項】
    船 種:水産庁漁業取締船
    業 務:司厨長

    経 験:船舶乗船経験不問、調理経験3年以上
    雇用形態:正社員
    年齢制限:45歳以下
    航 海:一航海7日〜10日間
    休 暇:年4〜5回、7日〜20日間の長期休暇があります。
    募集エリア:
    宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
    新潟県、富山県、群馬県、長野県の方とさせていただきます
    性 別:男性のみ

     

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    遠洋マグロ延縄漁船
    近海マグロ延縄漁船
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    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
    連載企画 第31回「海の男にあこがれて」
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      紹介が遅れております「海の男にあこがれて」シリーズ。

      三陸新報ではもう“38”まで掲載されております。

      第1回目が平成26年8月ですから、連載を始めて丸3年を経過し4年目に突入していることになります。

      このブログだって平成24年2月から始めたのですから5年7か月以上になります。

       

      続いてますね〜〜〜

       

      マグロ漁船に関するブログが、しかも素人の私が書いたブログがこんな話題になるとは思いもしませんでした。

      各新聞やラジオ、そしてテレビでも取り上げられ

      全国で講演もさせてもらったり、ドキュメンタリー番組にもなったり

      終いには“AKB48”までやって来るという、、、

      驚きに満ちた5年でしたね。

       

      新人漁船員も1人、また1人と輩出し

      現在では92人目を数えます。

      注目されるのは100人目だと思いますが

      今年度中には達成する見込みでございます。

       

      このシリーズも1人、また1人と紹介し

      末永いシリーズにしたいと思っています。

       

      今回紹介しますのは

      宮城県大崎市出身の36歳。

      この時すでに妻子持ちだった彼。

      一大決心で気仙沼に来てもらいました。

      電話で乗船希望の連絡を受け

      宮城県仙台市で開催された「漁業就業支援フェア仙台会場」に奥様と2人で来てくれました。

       

      具体的にどんな言葉を掛けたのか、今となっては記憶が曖昧ですが

      奥様にも厳しい事を言ったように思います。

       

      「今まで毎日帰ってきた旦那が、長期間帰って来なくなる」

      「すぐさま連絡がつく状況でもない」

      「その間に、家庭内で様々なことがあるかと思います。」

      「ご自分の悩み、子供の悩み、、すぐさま答えを出さなければいけない状況もあるでしょう」

      「旦那に頼らず、すべてご自分で対応する覚悟がありますか?漁師の妻になる覚悟がありますか?」

       

      確か、こんな感じの内容でした。

      奥様が納得しなければ乗船させないという約束でした。

       

      奥様にここまで言う必要があったのか。

      今では少し反省しています。

      私は、漁船員という仕事をしたことによって夫婦仲が悪くなることは避けたかったのです。

      安易に旦那を沖に送り出して欲しくなかったのです。

       

      ご夫婦でしっかり話し合った答えは「乗ります!」

       

      36歳既婚の彼の想いをご覧ください。

       

       

      私は現在、大崎市古川に住んでおります。

      出身は岩手県花巻市で内陸育ちなので海と言えば海水浴や魚釣りで足を運ぶ程度でした。

      そんな私が近海マグロはえ縄漁船に乗船し、漁師になるまでの話をします。

       

      船に乗る前まではごく普通のサラリーマンでした。

      仕事に魅力が無かった訳でもなく、どんな仕事でもつらい事、うまくいかない事はあると自分なりに思っていました。

      ただ、不安だったのは家族の事でした。

      このまま今の仕事を続けたら家族を養っていけるだろうか

      妻や子供たちにお金が無い貧乏な暮らしだけはさせたくありませんでした。

      年齢は35歳、資格も何も持っていない私には転職の限界時期でした。

      次の仕事を探す際に、漠然と海に関わる仕事がしたいと思っていました。

      子供の頃から釣りが好きだったとか震災があったからという訳ではありませんが

      ネット検索をしていると「海技士」という資格があることを知りました。

      詳しく見ていくと、資格を取るには乗船履歴が必要か、水産関係の学校を卒業など自分には縁が無かった経歴が必要でした。

      諦めかけていた時に出会ったのが船主協会の吉田さんのブログ「漁船員になろう!」でした。

      3年間乗船し海技士を取得。

      これだと思いました!

      「未経験35歳くらいまで」となっていたため

      既に35歳の私は焦りました。

      それから毎日、吉田さんのブログとにらめっこが続きましたが

      吉田さんの熱意と新人漁師の生活にドンドン引き込まれていったのでした。

      私は一度決めたら後戻りできない性格で、妻もそのことを分かっており

      半ば諦めた感じではありましたが送り出してくれました。

      本当に理解のある妻で感謝しています。

       

      乗船する船が決まり、漁師となったのですが

      初めは本当に辛かったです。

      35歳の私はあと10年早ければと何度も言われました。

      体のあちこちは筋肉痛、手足の皮ははがれ、毎日が疲れと痛みでした。

      でも、自分の体は素直で、疲れた分、痛めた分、強くなってくれます。

       

      いちばん強くしなければならないのは心でした。

      疲れ、痛みに耐える、仕事がつらい、家族に会いたい等の気持ちがありましたが

      免状を取得するまでの3年間は絶対に諦めない覚悟でした。

      そんな私もまもなく乗船して1年が経ちます。

      陸とは違い、海の上では携帯電話が使えない、コンビニもない

      中でも病院が無いことで大変だったことがありました。

      右膝が痛み出し、翌日には激痛となり腫れ上がりました。

      当然、船の中には見てくれる医者がいませんし、処置危惧も十分ではありません。

      一週間以上痛みは続き、船を途中で下り病院へ行きました。

       

      結果はただの細菌感染でしたが、ここまでひどい状態は初めて見たと言っていました。

      化膿した部分の肉が腐ってしまっていたのです。

      幸いにも2週間ほどで普通に歩けるようになり、また船にも乗ることができています。

       

      最後に、これから漁船員になろうとする人、もしくは悩んでいる人へ

      10年早ければと言われますが、35歳妻子持ち未経験の私でも悩んで悩みました。

      その頃の気持ちを例えるなら

      コンクリートの隙間から一生懸命伸びる雑草のように感じます。

       

      自分で決めて一歩を踏み出した後で

      自分は動けない根っこではなく、好きなように行くことができる足があることに気づき

      今も挑戦中です。

      海にはそんな挑戦に答えてくれる醍醐味があります。

       

       

      以上となります。

       

      そんな彼も、先日3年目の航海をスタートさせました。

       

       

      来年には海技士の受験となります。

      どのタイミングで受験するのが良いのか、航海スケジュールと相談しながら決めていきたいと思います。

      彼の大きな区切りとなる「海技士」受験まで

      もうすぐです。

       

       

      最初の一歩を踏みだすこと。結果は後からついて来る。
      もちろん希望通りの結果とは限らない。
      でも、踏みださない人に、結果は決してやって来ない。

      唯川 恵(ゆいかわ けい、小説家)

       

       

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      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
      連載企画 第30回「海の男にあこがれて」
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        皆様にご紹介したいことがあり過ぎて

        この「海の男にあこがれて」の紹介が置き去りにされたままとなっておりました。

        大変申し訳ございません!

         

        遅ればせながら、第30回目の紹介をしたいと思います。

         

        この青年は山形県出身の23歳。

        現在では100人近い新人漁船員が気仙沼の地を発っていますが

        どの県の出身者が多いと感じていますか?

         

        実は、山形県と福岡県が多いんです。

         

        宮城県は他県の方々が多く乗船してきていることにより

        漁船漁業という仕事を再認識いただけたのか、いちばん多いのですが

        他県となるとこの2県が突出しています。

         

        ただ、山形県の県人口が約110万人、福岡県が510万人という事を考えたり

        人口の年齢分布を考えると、宮城県と並んで1位のような気がします。

         

        そんな漁船員輩出県である山形県からやってきた青年の思いをご覧いただきたいと思います。

         

         

        私は小さい頃から船釣りが好きで、暇さえあればよく釣りに行っていました。

        山形県に住んでいた私はある日突然ふとしたことからマグロ漁船に乗ってみたいと思い

        インターネットでマグロ漁船のことを調べていたら、宮城県北部船主協会のブログに漁船員募集があり

        迷うことなく電話してみました。

        船主協会では優しい対応で、まず船を見に来ないかと言われ、すぐに行ってみたいと返事しました。

        一番初めに、(船主名)の第●●●丸を見学したのですが、そこで漁労長に出会い、いろいろな事を教えてもらい

        この漁労長のもとで働いてみたいと思い、船に乗ることを決めました。

        とうとう出港の日になり、親や船主協会の人たちが見送りに来てくれました。

        初めて出港式を体験し、ようやく本当に1年間も仕事をしてくるんだという実感が湧きました。

        いざ操業が始ってみると、大変な仕事ばかりでしたが

        それでも船長をはじめ、日本人船員、インドネシア船員の人たちが優しく分かりやすく教えてくれたので

        出港してまだ半年ぐらいしか経ちませんが楽しく仕事をしています。

        マグロ漁船の仕事で一番楽しいと思ったのは、揚げ縄の時のスナップ取りです。

        最初はビビったりして何もできませんでしたが、インドネシア船員の人たちがいろいろな取り方をやさしく教えてくれて

        今では面白く感じ、いろいろな外し方ができるようになりました。

        うまく外れた時はすごくうれしい気持ちになります。

        休みの日でワッチなどもない時は、テレビを見たり、インドネシア船員と色々話したりしています。

        今では少しですが、インドネシア語も話せるようになりました。

        漁船員になろうか迷っている人がいると思うのですが

        陸では体験できないような面白いことがたくさんあるので乗ってみてください!

        (以上)

         

        いかがでしょう、最後の一文いいですね!

        「陸では体験できないような面白いことがたくさんあるので乗ってみてください!」

         

        全ては捉え方一つではないかと思います。

        1年間船の中に拘束され、毎日毎日仕事ばかり。奴隷のよう。

        このように捉えれば、そのような日々がやってきます。

        せっかくの1日と言う時間を毎日、毎日、ドブに捨ててるも同じこと。

         

        ある記事でこんな例えがありました

         

        1秒1円だとしたら、1日で86,400円になる。

        1年で31,536,000円にもなる。

        目的も目標もなく、ダラダラ過ごしていたら

        1年間で3150万円という大金をただ捨ててるようなもの。

        日々努力を重ねて、しっかりこのお金を使うことで

        3年後には約1億円相当の知識や経験、技術を身に付けることができるんだ。

         

        というものです。

        嫌だ嫌だばかりの日々では

        捨てる方が多くなるばかり。

        何も蓄えることができません。

         

        彼のようにプラス思考でとらえるだけで、未体験なことが毎日おこり

        ワクワクした日々が送れるのです。

         

        ある新人漁船員も言ってました。

        先輩船員は「毎日同じことの繰り返し」と言っていましたが

        自分から見ると、同じ日は一日もなく毎日ワクワクしてます。

         

        「奴隷」の口からこのような言葉が出ますかね??

         

        また1人、また1人と新しい若者が漁船員の門を叩いてきます。

        若者であふれ、プラスの言葉であふれる港を創っていきたいと思います。

         

        人から言わせれば

        これは夢物語かもしれませんが

        無理だという人もいるかもしれませんが

        この山形県の青年のような人がいる限り

        私はこの港創りに人生を賭けてみようと思っています。

         

         

        心は、天国を作り出すことも、地獄を作り出すこともできる。

        ジョン・ミルトン

        (1608年 - 1674年、イギリスの詩人)

         

         

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        | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 11:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
        連載企画 第29回「海の男にあこがれて」
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          毎月、三陸新報に連載しております「海の男にあこがれて〜新人漁船乗船記」の第29回目の登場です。

           

          今回の彼は、青森県の大間町出身の26歳。

          海上自衛隊から遠洋マグロ延縄漁船の門を叩いてきました!

           

          なかなかクールな彼ですが、寡黙な姿に好感がもてます。

          彼の想いを追っていきたいと思います。

           

           

          私が育った町は漁業が中心の街です。

          子供の頃から浜の仕事を手伝ったり、遊ぶ場所も浜だったりと

          海が生活の一部でした。

          そんな環境でしたので、私も将来は漁師になるものだと思っていました。

          しかし、現実は甘くなかったです。

          漁師は収入が不安定であり、博打だと聞いていました。

          親に反対され、私は自衛隊に入隊しました。

          船に興味があり、海上自衛隊に約7年勤務していました。

          このまま自衛隊で一生を終えるものと思っていましたが

          あることをきっかけに漁師になろうと思いました。

          マグロ漁師をめざして「遠洋マグロ延縄漁船」に乗船しました。

          実際に操業してみて、この仕事は体力と根性と強い精神力が必要だと感じました。

          操業場所によっては暑い、寒い、時化、そして睡眠不足です。

          魚が揚がれば仕事は忙しくなり、寝る時間は短くなりますが、水揚げ高があがれば給料が増える。

          そう思うと疲れなど忘れる事が度々ありました。

          いつも大漁という訳ではありませんでした。

          自然を相手にする仕事だけに苦労はいっぱいですが、少しでも多く水揚げできるように

          仕事に励んでいきたいです。

           

          以上

           

           

          遠洋マグロ延縄漁船に乗り、インド洋を巡り、そして間もなく気仙沼に戻ってきます。

          どんな顔して戻ってくるのでしょうか、私の顔を見ての第一声は何でしょうか。

          楽しみなような、不安なような複雑な気持ちです。

           

          大間のマグロ船を見て育ち、遠洋の世界はどんなふうに見えたのでしょうか。

          1年の長期航海で彼は何を感じ、成長してきたのでしょうか。

           

          これは会ってからじゃないと分かりませんね。

          やっぱり入港してくるのを「楽しみ」に待ちたいと思います。

           

           

          人のために何かしてごらん。
          返ってくる「ありがとう」が生きる力になるよ。

          水谷 修
          (児童福祉運動家、教育評論家、元教師、夜回り先生、1956〜)

           

           

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          名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
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          | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
          連載企画 第28回「海の男にあこがれて」
          0

            三陸新報の連載スピードに追い付くように

            今日も「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」を掲載いたします。

             

            今回紹介するのは、神奈川県出身20歳の青年。

            気仙沼にマグロ漁船見学にやって来たのは昨年の夏、彼が19歳の頃だったと思います。

            ヤル気はあるものの、体の線が非常に細く

            「大丈夫だろうか?」と思ったのが正直なところ。

             

            マグロ漁船を見学しながら、何回も何回も厳しい話をしましたが

            彼からの返事は「大丈夫です、がんばります!」。

            「大丈夫、がんばりますってのは何もしていない状況だから言えるのであって

            頭で理解するだけじゃなく、心に落とし込んで、本当に大丈夫なのか1週間自問自答しなさい」

            みたいなことを話した記憶があります。

             

            いくら19歳と言えども、プロとして漁船に乗るからには

            有言実行をしてもらわなければいけません。

            自らが口にしたことは、何が何でもやってもらわなければなりません。

            それがプロってものです。

            無責任に夢だけ語って許されるのは学生の時だけです。

             

            1週間たったか、経たずか、彼からの答えは「船に乗りたいです。よろしくお願いします」

             

            そのやる気を買い、気仙沼地区に向かい入れ

            実技研修が始まったのですが

            これが、また酷く(笑)

            何をやっても出来なくて、顔を真っ赤にさせながら研修に挑むも

            同じ失敗を何度もしてしまい、一日中講師の厳しい声が響き渡りました。

            途中、私も彼にこの仕事は無理ではないだろうか。。と思うようになり

            船主にも受入れ中止を申し出ようか悩みました。

             

            でも、本人の漁船員に対する想いは非常に強く

            その真剣な表情に「神奈川に帰れ」とも言えず

            徐々に彼を信じてみようと思うようになりました。

             

            今となっては、彼を信じて本当に良かったと思っています。

            まだまだ未熟なところはありますが、有言実行しているところは

            素晴らしいと思っています。

             

            彼のその強い想いを、皆さんに少しでも知っていただきたいと思います。

             

             

            私は神奈川県横浜市出身の二十歳です。

            高校を中退してから働きはじめ、前職は鉄筋工をしていました。

            もちろん楽しかったこともありましたが、職場での暴力などもあり何か物足りなさを感じる日々を送っていました。

            漁船に乗りたいという気持ちはあったものの、漁師という仕事が身近ではなく

            なかなか行動に移せず半ば諦めておりました。

            一昨年に年の離れた弟が生まれたのですが、その子の父となる私の養父は昨年亡くなりました。

            生前は口うるさく「やりたいことをやれ」と言われ続けていました。

            その言葉がきっかけとなり漁師になろうと決意。

            すぐに行動に移しインターネットを検索。

            徹底的に探し目に留まったのが宮城県北部船主協会の吉田さんの書いているブログ、「漁船員になろう!」でした。

            一通り記事に目を通し、洋上での船員の感想や状況などが詳しく書かれており

            もともと漁師と言っても、正直、マグロ漁船とは考えていなかったのですが

            ブログを読み、この仕事をしたいと自分の思うまま吉田さんに電話をかけました。

            その後は気仙沼へ行きマグロ船内に案内され、船員室、機関室などを見学し

            全体の流れなどの説明を受け、その日は日帰りで帰りました。

            吉田さんから「この環境の中での仕事はキツイ。睡眠時間も少ないなど、これからを考慮したうえで

            本当に乗船したいと思ったら1週間後に連絡して欲しい」と言われたのを鮮明に覚えています。

            実際に●●●丸に乗船し最初に経験したのが船酔い、そして仕事がキツイことでした。

            船酔はご飯を食べてもすぐに気持ち悪くなり、トイレで吐き、寝ても頭や体は重く

            これがいつまで続くのかと不安な気持ちしかありませんでした。

            何とか三日ほどで治まりましたが、中には2〜3週間続く人もいると聞きました。

            揚げ縄時の作業は13時間あるいは16時間かかる事さえあります。

            疲れると思うこともありますが、がんばろうと自分に言い聞かせてその場を乗り切ります。

            時々時化もあります。

            経験した事のない波の破壊力。

            常に神経を使い、怪我などをしないよう心掛けることが大切だと思います。

            ある日、ブランの入っているバスケットをコンベアへ運び終わった時、自分がいる方向に高波が押し寄せ転倒したのですが

            幸い怪我もなく、あらためて波の恐ろしさを体感しました。

            気の緩みや慣れなどが事故に繋がるように思いました。

            時々疲労によりくじけてしまう時、弱気になることもありますが

            雨上がりの虹や満天の星空の自然現象に遭遇した際は、嫌なことや疲れなどが自然と楽しさに変わり

            チャレンジ精神が湧いてきます。

            マグロ漁船は目標に向かって頑張ろう、やってやろうと思わせてくれる職業だと私は思うのです。

            漁労長をはじめ、日本人幹部の皆さんには仕事以外にも道徳や人生において大切な事まで指導していただき感謝しております。

            今はまだ仕事も全然分からなく、覚えも遅い自分ですが、指導してくださる幹部の方々の仕事を手本とし

            どのような場面でも対応できる人間になりたいと思っております。

            将来は、本船の石田機関長のような機関長をめざし、日々知識を習得し、邁進していきたいと思います。

             

            以上

             

            いかがでしょうか。

            これを読んでますます、受け入れて良かったなぁ〜と心から思います。

            本当に素直でいいヤツです。

            家庭環境以上に、人や愛情に恵まれて生きてきたんだなと感じます。

             

            また「石田機関長のような機関長になりたい」と大きな目標を掲げましたね〜

            では、これも有言実行してもらいますよ!!!

            将来が楽しみです!

             

             

            ひとつでもいいから、好きなことを見つける。
            見つけたらとことん追求。
            ひとつをクリアしたら、次のステップへ。
            これを続けていくことで、自分に自信が生まれる。
            そして、また新たな目標に向かって挑戦していく。

            土田和歌子
            (車椅子アスリート、1974〜)

             

             

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            | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
            連載企画 第27回「海の男にあこがれて」
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              紹介が遅れっぱなしの「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

              紙面では32回まで進んでしまっております。

              他地区の皆様にもご紹介したいとの思いからブログにも掲載しているのですが

              皆様にお伝えしたい事が多く、ここ最近は週二回更新をして、ようやく第27回目をご紹介するにいたりました。

               

              この企画なのですが、最近地元の方からは不評というか不満と言いますか

              あまり良い話が聞こえてきません。

              もちろん、素晴らしい企画だとおっしゃって下さる方も多いのですが

              私としては「不評、不満」という部分がとても気になります。

               

              どの辺がおかしいと思うのかいろいろ聞いてみました。

               

              A「現実のマグロ漁船はとてもきつくて辛い。なんでこの企画は良いことばかりを書くのか」

              B「あまりにも文章が上手すぎる。海の男は書くのも話すのも苦手なはず。これは不自然。」

              いろいろあるのですが、代表的なご意見はこの2つかなと思ってます。

               

              どちらも元マグロ漁船員だと伺ってます。

               

              まず、Aの方。

              「マグロ漁船員はとても大変で辛いことだらけ、閉鎖的な船内の暮らしが1年も続くので刑務所に入ってるも同じ。」

              少々過激ですが、このようなことを書いてもらいたいのでしょうか。

              過激な内容を読んでもなおマグロ漁船に乗りたいという人こそ、本物だと仰りたいのでしょう。

              Aの方は何十年も家族のため、我慢に我慢を重ねて船員生活を送ってきたのでしょうか。

              確かに表現は過激であれ、辛いことが多く、船の中で1年もの間、同じメンバーで暮らすということは紛れもない事実です。

              でも、私から見れば可哀そうな人生でしたね。

              どんな事情でマグロ漁船に乗ったにせよ、そこにある魅力を見出そうともせず、苦しいと思いながの数十年は辛かったでしょう。

               

              私は新人らにはそんな人生を歩ませたくはありません。

              苦しさを越えた先にある魅力を見出して欲しい、この苦しさを越えた者にしか見えない何かを見つけて欲しいと伝えております。

              だから、厳しい環境の中にいるにも関わらずプラス思考の言葉が多いのだと思いますよ。

               

              そして、Bの方。

              この原稿は激務の合間を縫って、眠い目をこすりながら書いているので

              とても分かりにくい文章になってる場合もありますので、最低限の校正は行っております。

              それはお許し願いたいと思います。本人の伝えたいことを多くの人に知ってもらうが優先なので仕方がありません。

              それと、書くのも話すのも苦手というのは完全な先入観ですよ。

              時代が変わったのです。

               

              前段が長くなりましたが、「第27回海の男にあこがれて」をご紹介いたします。

              今回は兵庫県(本人曰く、品が良くておしゃれな)神戸市出身26歳の青年です(笑)

               

              海の男にあこがれて,マグロ漁船

               

              私は兵庫県神戸市出身です。

              地元神戸は港町でもあるので、小さな頃から海や船を見慣れていました。

              漁師を考え始めたのは二十歳の時。

              当時勤めていた会社では漁業に携わる方たちと話すことが多く

              その方たちの影響を強く受けました。

              その後数年は、自動車関係の仕事をしていましたが、漁師に対するあこがれもあり退社。

              そして、宮城県北部船主協愛の門を叩きました。

              そこで聞いた話は想像を絶する者ばかりで、何度も何度も「覚悟はできているか?」「腹はくくったか?」と

              耳にタコができるほど言われました。

              実際にマグロ漁船に乗ってみての感想は「過酷」。

              その一言に尽きます。

              まずは睡魔。

              とにかく眠たいです。

              基本的に休みはほとんど無く何十日も連続で操業するので、常に寝不足状態になります。

              次に時化。

              これは口で言っても伝わりにくいのですが、クロマグロの操業中は特にキツイです。

              台風並みの強風に加え、何度も何度も「波の壁」が迫ってきます。

              そして、少なくとも操業中は体のどこかが必ず痛いです。

              手の痛みが無くなったかと思えば、足を痛め、腰を痛め、、、

              怪我とは常に隣り合わせです。

              マグロ漁船の船員はほとんどがインドネシア船員で、考え方や文化がまったく違います。

              ですから、それがストレスになることも多々あります。

              しんどいことばかりじゃないか、、、と言われそうですが、これが「現実」です。

              80%は「しんどい」、つらい事ばかりです。

              ただ、残りの20%が格別なんです。

              100キロ近いバチやキハダ、200キロを超えるクロマグロを全員の力を合わせてデッキに揚げた時だけは

              体の痛みや疲れは吹き飛びます!

              ましてや自分で引っ張って魚を揚げた瞬間は格別で、この仕事じゃないと味わえないと思います。

              後はいろいろな国に行けるのも魅力のひとつです。

              ラスパルマスの夜の街で大金をドブに捨てるような痛い経験をしたのは秘密です(笑)

              まだ、1年目の私が言うのもおこがましいですが、これからマグロ漁船に乗ろうとしている人たちは

              もう一度ゆっくり考えた方が良いと思います。

              生半可な覚悟ではしんどい思いをするだけです。

              ただ、何を楽しいと感じ、何をしんどいと感じるかは人生それぞれなので

              こればかりは経験してみないと分かりませんね。

               

              以上となります。

               

              これは初航海の時の感想。

              そして彼は今、二航海目に挑んでおります。

              2割の「格別」がまた海へと向かわせるのでしょうね。

               

              関西弁を流暢に操る彼のトークは絶品!また色んな沖での話を聞かせてもらいたいですね〜!

               

               

               

              我々の苦悩は、とことんまで経験することによってのみ癒される。

              マルセル・プルースト
              (19〜20世紀フランスの作家、1871〜1922)

               

               

               

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              担 当:吉田鶴男

              | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 09:12 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
              連載企画 第26回「海の男にあこがれて」
              0

                書きたいことが沢山あって、紹介が遅れっぱなしの「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

                大変申し訳ございません!!

                 

                今回紹介しますので、福岡県福岡市出身のOくん(21歳)

                電話面談でなかなか自分の思いが伝わらないと、わざわざ漁業就業支援フェア(仙台会場)に参加して

                私に思いをぶつけてきた強者です(笑)

                その時の様子は、昨日のことのように覚えてますよ!!

                 

                それでははじまり、はじまり〜

                 

                 

                私は福岡県福岡市出身です。

                福岡市では「博多どんたく」や「博多山笠」など有名な行事が毎年行われております。

                私がマグロ漁船に乗ろうと思ったきっかけは、ブログ「漁船員になろう!」を読んだことです。

                転職を考えていた時にインターネットで見つけて、その熱意や出港していく漁師の皆さんの写真を見て

                「かっこいいな!!」と思ったからです。

                マグロ漁船の魅力は、外国の港に寄港できることと、毎朝刺し身を食べられることです。

                出港の時や入港の時にたくさんの人に見送られたり、迎えられたりすると

                それだけで誇らしい気持ちになります!

                マグロ漁船の苦労は、携帯電話が常に圏外という事です。

                はじめの頃は癖で友達に電話しようとしたり、インターネットを開こうとしましたが

                やはり圏外です。

                その度、「遠いところに来たな」と実感しました。

                 

                しかし、マグロ漁船はこういった不自由があるから、ちょっとしたことに喜びを感じます。

                正月には船頭様が早く起きて、全員に豪華な海鮮料理を作ってくれました。

                あの味は陸では味わえないと思います。

                その他にも、船頭様をはじめ、諸先輩方の優しさに支えられて

                私は今日も元気に仕事をしています。

                私も早く資格をとって、皆さんのような寛大で優しい幹部船員になりたいです。

                 

                以上です。

                 

                やはり、携帯電話が圏外になり続けるという事は

                若い人にはすごくストレスになるようです。

                船で洋上から日本に帰国する時などは小笠原諸島付近でいったん電波が入るのですが、その1時間前くらいから

                携帯電話を眺め「電波よ入れ!電波よ入れ!」と念じたり、時にウルトラマンの変身のように

                携帯電話をもった手を高く上げて、わずかな電波を拾おうと探したりもするようです(笑)

                 

                この気持ちは長期間そのような状態になった人にしか分からないでしょうね。

                 

                彼はとても人情味が厚いところがあり、お世話になった人の為にもがんばりたい、逃げ出すわけにもいかないと

                いつも言っています。

                時折、洋上から「元気でやってます!」と電話報告をしてくれます。

                彼のそんなところが嬉しくて、受け入れて本当に良かったと思っています。

                 

                今、彼は2航海目にチャレンジしていて、出港の直前に一緒にお酒を飲む機会があったのですが

                彼の熱い思いに私も思わず感動して涙目になったり(笑)

                 

                今後も彼をサポートし続けていきたいと思います!

                 

                 

                周りの人すべてに支えられて

                いまの自分があるというふうに感謝をして毎日を過ごす人間と

                「これは俺がやったから、これくらいの成功は当然だ」と傲慢に開き直る人間とでは

                どれだけ将来の差が出てくるだろうか。
                本田健(著述家)

                 

                 

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                | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                連載企画 第25回「海の男にあこがれて」
                0

                  今日は「海の男にあこがれて」をご紹介したいと思います。

                  もう第25回まで来ちゃいました!もう2年間もやってるんですね〜

                   

                  今回紹介する新人漁船員は福岡県久留米市の19歳の青年。

                  高校を卒業と同時に気仙沼にやってきました。

                  彼は総合格闘技をやっていたこともあり、屈託のない笑顔の下には鋼のような肉体を兼ね備えている事に加え

                  性格はとても素直で、裏表がなく、言われた事を素直に実行する、誰からも愛されるキャラクターも持っているんです。

                   

                  そんな彼の日常を見てみましょう〜!

                   

                  海の男にあこがれて(稗田寛平).jpg

                   

                  私は福岡県久留米市出身です。

                  久留米市とはいっても内陸なので、地元は山や緑が多く海まで2時間近くかかります。

                  漁師の仕事を考え始めたのは高校卒業間際で、先生との何気ない世間話からでした。

                  それからは毎日インターネットで漁師について検索しました。

                  そして、仙台市で開催される漁業就業支援フェアの記事を見つけ、親と共に参加し話を聞きに行きました。

                  会場では、宮城県北部船主協会・勝倉漁業蠅離屐璽垢帽圓ましたが

                  そこで得たものは魅力的な話ではなく、身も凍るような事故の風景を笑顔で話す会社の部長さんや

                  一切歯を見せず真剣に話をされる船主協会の吉田さんのオーラ。

                  この人達が支えている人たちは、どんな凄い方達なんだろうと思い、自分もその方達の下で働いてみようと決心しました。

                  海の上での仕事は、魚はもちろんのこと、縄、出刃、機械、夕焼け、朝焼け、辺り一面の海、インドネシア人との生活

                  私にとっては新鮮な事ばかりでした。

                  毎日の操業は勉強の場で、危険な事もあります。

                  実際に、初めてモリで魚を突こうとした時に、誤って先輩に先を当ててしまいました。

                  ホントに危なかったです。

                  船頭様をはじめ、船長、機関長、甲板長、一等機関士、一等航海士、先輩、みんな心が広く穏やかで

                  時には叱ってくれ、時には少し褒めてくれる。

                  少しでもこんな方たちに近づきたいです。

                  この仕事の魅力は、船という国で少人数の船員と支え支えながら、心から他人とぶつかれて

                  常に考えさせられ、清心でき、遠くにいる家族や身内の大切さを感じられることです。

                  今後は私が憧れていた漁師への道を少しずつ歩んでいけたらと思います。

                  最後に、就業フェアで被災地を訪れたとき、私は何か復興に関われないかなと思いました。

                  気仙沼の居酒屋の大将は、私に「君に出来ることはないよ」と言ってくださいました。

                  それまで気づきませんでした。被災された方々の頑張りで、こうして気仙沼を知ることができ

                  バックアップされて、私は今、海の上で働けています。

                   

                  以上です。

                  これからも、この仕事が続けられるよう、会社と共にいろんな方面からバックアップしていきたいと思います。

                   

                  いま、彼のような十代の少年からの応募がとても多くなっています。

                  昨年の夏からこのような現象があったのですが、今年1月からは本格的に多くなってきました。

                  中学三年生が問い合わせをくれて、中学を卒業したら船に乗りたい。可能ですか?

                  今高校1年ですが、船に乗れるのであれば退学して是非船に乗りたい!

                  こんな問い合わせが非常に多くなっております。

                  そういえば、漁業就業支援フェアには小学生の参加者が増えてきました。

                  どの会場にも1人はいます。

                  顔も真剣そのもので、気軽に「頑張って!」なんて声掛けができないほどに真剣です。

                   

                  何となく時代が変わってきたように思います。

                  「学歴」というものに疑問を持つようになってきているのではないでしょうか。

                  学歴をつけても生かせていないことが非常に多い。

                  非正規雇用のスパイラルから逃れられず、苦悩している人も多い。

                  「学歴」をつける為に高額な借金を背負い、豊かな未来を手にするはずの進学なのに

                  時に破産してしまうおかしな時代です。

                   

                  「学歴」より「学力」。

                   

                  そこまで学力を身に付ける必要性を感じないという人は、中卒でも高卒でもいいじゃないか。

                  自分の居場所がそこにあると感じるのであれば、進学に拘らずそこに飛び込めばいいじゃないか。

                  頼まれた仕事を一生懸命頑張っていれば、かならず大きな役割を与えられる。

                  その役割を全うし続けていけば、大金を稼げなくとも、精神的に豊かな人生を送れるのではないだろうか。

                   

                  世の中がそう感じている証のように思えるのです。

                   

                  「働き方を選べる」

                  こんな大義名分のもと、非正規雇用が蔓延し、時に「金の卵」と言われた若者達が駒のように扱われている。

                  「俺は大学をでたのに、こんな仕事をしている」

                  自由な生き方を選んだはずなのに、人との比較で苦悩する若者。

                  「俺は学歴がないからこの程度の仕事しかない」

                  能力はあるのに、日々自信を喪失していく若者。

                   

                  「マグロ漁船は自分次第でぐんぐん成長できる最高の職場」とは言いませんが

                  学歴があってもなくても、成長できる大きなチャンスはあるように思います。

                   

                  職場は人生を変えるほどの大きな出会いがある場所。

                  その場所で若者が成長できるよう、現役乗組員も自己の成長を遂げて

                  尊敬されるような人格を手にする努力はしていかなければなりません。

                  今日紹介した青年のように、よき先輩方と出会うことで

                  大きな成長を得られる場であることは間違いないのです。

                   

                  我々は受け入れる環境をもっともっと良くし、若者であふれ永続できる港を創り出す覚悟をもたなければならないと

                  彼を見て思っております。

                   

                   

                  何のためにやっているのかよくわからないのに

                  とにかく時間を費やしているのは努力するふりをしているだけです。

                  正しく努力するコツは、「何のために」という目的を常に意識することだと思います。

                  丹羽宇一郎(伊藤忠商事会長)

                   

                   

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                  | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 14:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  連載企画 第24回「海の男にあこがれて」
                  0

                    皆さんへのご紹介が遅れておりますので

                    「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」を連続でご紹介いたします!


                    本日登場しますのは、なんと地元気仙沼市出身のO君22歳!

                    彼も船に乗る前はだらけた生活をしており「このままじゃいけない・・・」と思うばかり

                    そんな時に、この「漁船員になろう!」に掲載されている洋上日誌のコーナー

                    「Rookie Fisherman Diary」を読んで感銘をうけ、マグロ漁船に乗ることを決めたわけです。


                    そして、彼が洋上に旅立ち

                    書いた洋上日誌が次の若者へと繋がっていくのです。

                    5月に放送されたNHK「きたれ!マグロ漁師」で

                    主人公となった新人漁船員Hくんが感銘を受けたという洋上日誌が彼の日誌だったのです!!

                     

                     

                     

                    気仙沼地区に集まってくる若者の数は、全国的にみても群を抜いています。

                    受入れいるマグロ漁船の数が多いというのもありますが

                    このような感動の連鎖という強力な繋がりがあるからこそなのです!


                    ブログに掲載されていた新人漁師に憧れてマグロ漁船に乗った。

                    でも、そのわずか数か月後には「憧れられる」立場になってしまった。

                    それだけ現場の「生の声」はもの凄いパワーを秘めているのです。


                    そんな彼の洋上生活をご覧いただきたいと思います。

                     

                     

                    <記事抜粋>


                    私は幼いころから海が好きです。

                    進路を選択しなければならない中学3年の頃

                    遊ぶことしか頭になかった私は、何も考えず「海」というイメージだけで

                    気仙沼向洋高校海洋科へ進学しました。

                    授業の中に長期航海の実習があり、2か月間の航海を体験しました。

                    実習自体はとても楽しかったです。

                    ですが、自分の進路から船に乗るという選択肢は消えました。

                    楽しいというのは実習生という立場からの気持ちで

                    作業も少なく見学のみ。毎日友達の部屋に集まり遊んでいただけだったからです。

                    自分の仕事として考えたら辛い力仕事、長時間の揚げ縄作業、携帯電話の電波も入らない洋上での生活に

                    当時高校生の私が率直に感じたのは「ありえない」という気持ちでした。


                    そんな私がなぜ今、漁船員になりたいと思ったかというと

                    高校を卒業後、そのまま地元に就職して3年がたっても

                    相変わらず遊ぶことしか頭になく、将来に夢があるわけでもない。

                    向上心もわかず、やりたいことをやっているわけでもない。

                    毎日ダラダラとした生活の繰り返しに「このままでいいのか?」と自分自身に納得ができなくなっていました。


                    そんな時、何を思ったのか、一度は「ありえない」と思っていたはずの漁船員が頭に浮かびました。

                    何気なくインターネットで「マグロ漁船」と検索しました。

                    この時はまだそんなに強い気持ちではありませんでした。

                    そしてヒットしたのが宮城県北部船主協会吉田さんのブログ「漁船員になろう!」でした。


                    自分と同じ年代の新人漁師さん達の記事。

                    その強い心に感動し、夢中になって全てを読み終え

                    その時には、もう頭で考えるよりも先に体が動いていました。

                    すぐに電話をかけ、話を聞きに行きました。

                    厳しい話も沢山されましたが、もう迷いはありませんでした。

                    それからはトントン拍子に事が決まり、最初に船主協会を訪れてから2か月ほどで乗船となりました。


                    私の乗船する遠洋マグロ延縄漁船「第●●●丸」は海外からの出港で

                    飛行機での出発当日は、そんなに実感が湧きませんでしたが

                    羽田空港に着いたころだったと思います。

                    急に不安が押し寄せてきて、ほとんど口を開かなくなったのを覚えています。

                    しかし。現地に着き、船を目の前にし、すぐに不安は吹き飛びました。

                    「頑張ろう」そう強く思いました。


                    インドネシア船員とも合流し、思っていたよりも日本語が上手。

                    みんな面白くて安心しました。

                    実際に会うまではかなり不安でしたが、出港前にはもう打ち解けていました。

                    そして、大きな期待を胸にいざ出港。

                    不思議と船酔いは全くしませんでした。

                     

                     

                    いよいよ操業開始。絶望しました。

                    学生の頃に作業風景を見ていたのでイメージは出来ていましたが

                    作業のスピードに圧倒され、何をしたらいいのか分からず

                    1日2日はただ見ているだけでした。

                    実際に作業に手を出してみても何もできず、徐々に仕事の流れは掴んでいきましたが

                    連日にわたる長時間の作業、眠気や疲労から自分への甘えも生じてしまい

                    毎日怒られ、悔しさと逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。

                    しかし、ここは洋上。見渡す限りの海。

                    携帯電話の電波も入らず気を紛らわせる娯楽もない。

                    正直、船に乗った事を後悔しました。

                    そんな気持ちのままクロマグロの操業が始りました。

                    立っていられなほどの時化、手が動かなくなってしまうほどの寒さ

                    頭から波をかぶることもありました。

                    そんな中で普段のメバチマグロの2倍から3倍もあるマグロを引張る。

                    大げさではなく「命がけだな」と思いました。

                    しかし魚が揚がった時の喜びも倍でした。

                    みんなが一つになり長時間逃げ回る魚を引張る。

                    息が切れるなか船に揚がってきた魚を見た瞬間、覚悟が決まりました。

                    この仕事の魅力とやりがいを見つけました。

                    言葉では言い表せない気持ちの高ぶりを今でもしっかりと覚えています。

                    この時から仕事に対する姿勢が変わりました。

                    それからは徐々に仕事を覚え、今ではみんなのスピードに付いて回れるようになり

                    時には冗談も言い合いながら「仕事と睡眠」

                    それだけの生活なのに充実感のある楽しい毎日になっています。


                    しかし、まだまだ手を出せない作業もあり、分からない事も多く、力不足でみんなに助けてもらってばかりなので

                    一日も早く一人前と認めてもらえるように頑張るとともに

                    海技免状を取得し、まずは航海士を目指していこうと思います。

                    今の私がこんな事を口にしても笑われるだけだと思いますが

                    目指しているのは船の頭「漁労長」です。

                    毎日夢中になっていたので、気がつけば1歳年を取り

                    年も越していて、今航海も残りわずかとなりました。

                    気仙沼に帰って1年分の楽しい思い出話を語り合いながら

                    友人たちと交す酒が今一番の楽しみです。

                     

                    以上です。

                    二回分なので、ボリュームたっぷりでしたね(笑)

                    この青年も先月帰国していて、話を聞くとやはり「楽しかった」。

                    「仕事、メシ、寝る」これしかないけど楽しいんです。

                    具体的に何が楽しかったと聞かれると答えられませんが「楽しかった」です。

                    ん・・・「仕事が好きなんでしょうね」

                    と言ってます。


                    仕事自体に楽しさを見出す素晴らしさを知れて、本当に良かったと思っています。


                    口にしても笑われるだけ、としながら将来は漁労長になりたいという。

                    いいんです。笑われても。

                    人の夢を笑う者は、本来は笑う資格のない人達。

                    「所詮」という非常に残念な言葉を用い、努力することから逃げている人たちです。

                    でも、資格のない人達がいるおかげで

                    悔しいと思う事ができ、自分の夢をさらに明確にできる有難い人達でもあります。


                    その悔しさを「今に見ていろ」に変換し、漁労長に向けて諦めず歩み続けて欲しいと思います。

                     

                    小学生の頃、毎日野球の練習をしていると

                    『あいつプロ野球選手にでもなるのか』と笑われた。

                    結局、プロ野球選手になれた。

                    米国に行く時も『首位打者になってみたい』と言って笑われた。

                    でも2回達成できた。

                    子供の頃から、人に笑われてきたことを常に達成してきた自負はあります

                    イチロー[鈴木一朗]
                     (プロ野球選手・メジャーリーガー、1973〜)

                     

                     

                    【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
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                     名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
                     住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
                     電 話:0226−22−0793(月〜金)
                    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
                     担 当:吉田鶴男

                    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 14:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                    連載企画 第23回「海の男にあこがれて」
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                      三陸新報に連載されております人気?企画「海の男にあこがれて」の第23回をご紹介いたします。
                      少し紹介ペースが遅れております〜〜すみません。
                      先ほど第27回の原稿を三陸新報に入稿しました。
                      これからも30回、40回・・・と続けていきたいですね!

                      紹介する前に少し告知をさせてください。
                      NHK「きたれ!マグロ漁師」についてです(またかよ!って思わないでね・笑)
                      JRのトレインチャンネルでの放送概要が変更になりましたので
                      あらためて告知いたします。

                      トレインチャンネルって何?って思われる方。
                      電車の乗降口の上部にモニターが設置されてますよね?
                      これです。

                      トレインチャンネル.jpg

                      このモニターで「きたれ!マグロ漁師」の1分バージョンが放送されるのです!

                      放送時期:7月上旬から1週間
                      放送路線:山手線、中央線、京浜東北線、京葉線、埼京線、横浜線、南武線、常磐線
                      放送時間:始発から終電までの20分に1回繰り返し放送


                      とんでもない規模での放送ですね〜見る人は頻繁に見るんじゃないでしょうか
                      放送後の反応がとても楽しみですね♪

                      それでは紹介を始めます!

                      第23回「海に男にあこがれて!」

                      海の男にあこがれて(佐藤雄介).jpg

                      私は小さい頃から海が大好きで、よく父親や友達と釣りをして遊びました。
                      そして、元外航船員だった父の話を聞いているうちに
                      自分も将来は船乗りになりたいと思うようになったのです。

                      漁師になれる方法を探していると、仙台市で「漁業就業支援フェア〜漁師の仕事!まるごとイベント」
                      という漁師専門の就職相談会があることを知り、漁師になるにはこれしかないと思って参加しました。
                      そこに出店していた●●●●(会社名)の●●丸にお世話になることになり
                      晴れて遠洋マグロ漁船の漁師となりました。


                      乗船してみると毎日が最高に楽しいです!
                      いろいろ難しいこともありますし、まだ分からない仕事もあります。
                      それに自分の悪いところもたくさん見つかり
                      それを直せるよう毎日努力し勉強しています。

                      陸にはない楽しさが海にはあります!
                      でも、それは乗ってみないと分からないと思います。

                      いろいろな種類の新鮮な魚が食べられることも魅力で、個人的には「メカ」が好きです。

                      楽しいことばかりではなく、辛いこともあります。
                      遠洋マグロ漁船に乗っていると家族や友人に会ったりすることができません。
                      物が無くなった時にはどうするか、という不安もあります。
                      それに、自分は乗船して5か月くらいなので本当の苦労をまだ知りません。
                      これから何年も、何十年も乗るのでそのうち分かると思います。

                      ある日、「山(ブリッジ後方)」に用事があり、階段を上がっている時に
                      船が急にローリングして階段を踏み外し、手すりのない方に倒れてしまいました。
                      それで鉄のドアに頭を打ち付け、3〜4針も縫ってしまいました。
                      今後は気を付けたいと思います。

                      休みの日にはみんなで髪を切ります。
                      自分は3か月くらい前に切りましたが、あまり伸びてきません(笑)
                      陸にいるときはゲームやインターネット、釣りなどをしていましたが
                      船に来たら何もすることがなく無趣味になってしまいました。

                      将来の夢は海技免状を取得して機関長になること。
                      そして●●丸を支えていけるようになりたいです。



                      以上となります。
                      嬉しいことがいくつも書いてありましたね!
                      「乗船してみると毎日が最高に楽しい!」
                      「海技免状を取得したい」
                      「機関長になりたい」

                      実のところ、彼はすでに帰国しており
                      いろいろと話したのですが、最初の3か月くらいはもの凄く大変だったし
                      もの凄い言葉で怒鳴られ、まさに地獄のようだったとのこと。
                      でも、慣れて周りが見えてくると仕事も楽しくなり
                      自然と先輩たちの言葉も穏やかになり過ごしやすくなっていったと言います。

                      やはり永遠に続くよう錯覚する、最初の「三か月地獄」を乗り越えての「楽しい」なんですよね。

                      この原稿にもあるように、常に危険と隣り合わせ。
                      先輩たちは新人達の行動の中で小さなスキを見つけると、即座に厳しい言葉で叱責します。
                      小さなスキが一瞬で大きな事故へと豹変した幾多の現場を見ているからこそなのです。

                      私は逆の要素がとても大事だと思っています。
                      お腹がすかないと食べ物の本当の美味しさや大切さが分からないように
                      困難を乗り越えないと普通の素晴らしさが分からないように
                      本質を追及するには逆の要素がとても大事になるのです。

                      ですから
                      マグロ漁船のような長時間過酷な労働を行う場合に大切な事は「辛い」の逆にある「楽しい」
                      「忍耐」ではなく「夢中」なんだと思います。
                      しかも、楽しいも「一瞬」の追及だと思います。

                      マグロを引き揚げた時の「一瞬の感動」が生活に充実を与え
                      先輩船員との落ち着いた「数分の会話」がやる気を与えるのです。

                      昭和の時代から見ると「生ぬるい」と言われる方もいらっしゃるかと思いますが
                      そんな方々も若い頃は先人に同じことを言われていたに違いありません。
                      仕事は苦痛であってはいけません。
                      仕事は「幸福」なことであることが理想です。
                      苦痛な仕事にいい仕事などあり得ません。

                      大型漁船の漁師もお金だけではない「幸福」を追求する時代になってるのだと思います。
                      もちろん、お金も大事なので両立しなければいけませんよね。


                      人間の一生は誠にわずかの事なり。
                      好いた事をして暮らすべきなり。
                      夢の間の世の中に、好かぬ事ばかりして、苦しみて暮らすは愚かな事なり。

                      山本常朝(江戸時代の佐賀鍋島藩士/ 1659〜1719)




                      【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
                      乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
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                      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 14:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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