漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
遠洋・近海カツオマグロ漁船等の新規乗組員(未経験者)を広く募集しております!
連載企画 第46回 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記
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    昨日、思いもよらぬ電話が船主協会に入りました。

     

    ある大学の学生さんだったのですが

    卒業論文に「なぜ今ここで新規で漁師を目指す人が増えてきたのか」をテーマに研究したいとのことで

    アンケートを作成したのでお答えただけませんか?というものでした。

     

    漁師という括りには我々の漁船漁業だけじゃなく、沿岸漁業なども含まれるものと思いますが

    ここに着目されるほど社会的な現象になってきたんだなと、少しうれしく思いました!

     

    水産庁のホームページで「平成30年度水産白書」を確認しますと

     

    【新規就業者数の推移】

     

    年々漁業就業者数が全国的に減少しているのが積み上げグラフで確認できるのですが

    その中で39歳以下の就業者数の比率がゆっくり上がってきているのが分かります。

     

    つまり、新しく漁師を始める人よりも、引退する方の方が多いので全体的には右肩下がりになりますが

    確実に新しく漁師になろうとする人が増えていることを示すグラフでもあるのです。

     

    それが次のグラフにも現れています。

     

    【新規就業者数の推移】

     

    このブログを始めた平成24年(2012年)から増加傾向にあることが分かります。

     

    ここの理由付けを深く掘り下げていくんだと思いますが

    完成したら、ぜひその研究結果を見てみたいものです。

     

    気仙沼だけじゃなく、遠洋漁船の隻数を維持するためにも

    やはり乗組員の確保は重要な問題です。

     

    これらのグラフは沿岸漁業等も含めた数になりますので

    我々の遠洋漁業の実情とはイコールではありませんが

    乗組員数全体を底上げするためにも、一人一人の確実な育成が大切になってきます。

     

    乗組員の募集は常時行っておりますので

    興味のある方は宮城県北部船主協会にお問い合わせください。

    電話=0226-22-0793

     

    宜しくお願いします。

     

     

    さて、今日の「海の男にあこがれて」は福岡県立水産高校を卒業後、遠洋マグロ延縄漁船に乗船した少年の乗船記。

    じっくりとご覧ください。

     

     

    今年3月に地元の福岡県を出て、気仙沼市で幼いころからの夢であった「漁師」になることができました。

    私の生まれ育った町は海に近いわけではなく、山の方が近い場所です。

    少し車を走らせると「博多」があります。

    博多の良いところは、博多発祥の食べ物がおいしいという事です。

    博多の明太子、とんこつラーメン、もつ鍋など、東北の方々は食べる機会があまりないかもしれませんが

    博多に行った際には何か食べてみてはいかがでしょうか。

    ホントにおいしいと感じていただけると思います。

     

    私はこの●●丸に乗る前は、片道1時間以上かかる地元より遠く離れた福岡県立水産高校に通っていました。

    私は船に乗るための学科で勉強していた訳ではありません。

    しかし、違う学科で学んだこと、そこで出会えた友人と過ごした日々はとても良いものでした。

    口下手で人と接することをあまり好まなかった私に、人と会話して遊ぶことが楽しいと思わせてくれました。

    そんな生活を送ってきた私がなぜ、マグロ漁船に乗ろうと思ったのかと言いますと

    就職活動中はマグロに関する仕事に就きたいと思っていたものの、いったいどこに就職すれば良いのか分かりませんでした。

    そんな時の昨年、福岡県で開催された漁業就業支援フェアで宮城県北部船主協会の吉田さんと出会い

    遠洋マグロ漁船の話を聞き「寝る時間が少ないよ」とか「携帯電話が使えないよ」とか言われ

    少し後ろ気味になってしまったのですが「キミと似たような人が船に乗っている。最初は諦めかけそうだったけど

    今もちゃんと乗り続けているよ。だからキミも大丈夫!」と言っていただきました。

    そこで私は「遠洋マグロ漁船で働いてみたい」と思いました。

     

    しかし、実際にマグロ漁船に乗ってみると、最初から船酔いに悩まされ、自分の仕事力の低さなどに驚きました。

    それに、仕事以外でもいろいろと注意されることがあり

    「自分は仕事をしに来ただけじゃなくて、社会人になった」と実感しました。

    吉田さんのお話の通り寝る時間が少なくて辛いです。

    他にも驚いたのが休みの日があまりないことです。

    それに休みの日は決まっていないので、いつ休みになるか分かりません。

    マグロ漁船に乗ってみて、思い違いや初めて知ることが多くありますが、やはり船に乗ってみてわかる魅力もあります。

    それはお金を稼ぐことができることです。

    1年のうち多くの日々を船で過ごすため、お金を使うことがないので貯まっていきます。

    反面、苦労もあります。

    それは知らないところでいろいろと事が進んでしまうことです。

    仕事が休みの日でも何かしらの作業があったりしいます。

    その時にいち早く気づいたり、情報を入手しなくてはいけません。

     

    船の仕事は毎日同じような仕事ではありますが、1日だけ違う仕事があります。

    それは「転載」です。獲った魚を運搬船に移す作業です。

    船のクレーンを使って移すのですが、釣り上げた魚をみると「こんなに獲っていたのか」と思います。

    今の気持ちは仕事が始まってからのこの半年、結果ばかりにフォーカスしてしまい、いろいろな仕事に手を伸ばした結果

    失敗という形になりました。

    なのでこれからは結果だけにフォーカスせず、一つ一つ基礎を固めていき成長を感じたいと思います。

    これから漁船員になろうとする人に話しておきたいことがあります。

    それは「準備の大切さ」です。

    先ほども述べた通り、学校生活が楽しく、それは今まで以上に幸せでした。

    そのため友人と一緒にいる時間を選んでしまい、船に乗るための準備をしていませんでした。

    そのために今、後悔をしています。

    準備とは縄の結び方でも、船に必要な道具の買い出しでもいいと思います。

    気持ちの準備でも構わないと思います。

    長くなりましたが、これを読んで少しでも感じていただけたら幸いです。

     

     

     

    愚の如く、魯の如く、よく相続するを主中の主と名づく
    洞山良价(とうざんりょうかい)
    (禅師・807年- 869年)

    〔意味〕
    愚か者のように見えてもいい。

    つまらない人間のように見えてもいい。

    ただひとつのことをやり続ける人間こそ、自分の人生を生きている人間といえるのである。

     

    1100年以上も前から今と同じようなことを言われている。

    「愚か者のように見えてもいい。つまらない人間のように見えてもいい。」

    逆に読むと、どれだけ多くの人が他人に愚か者等と言われることを恐れ、自分の人生を全うできなかったかという事だ。

    さらに、自分の人生を生きている人間は輝いているということも意味する。

    昔から何も変わっていない。

    恐れず行動からはじめよう。

     

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    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 13:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
    連載企画 第45回 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記
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      10月に乗船前実技研修を行った青年も無事に日本から飛行機で旅立ち

      乗船地である海外の地、南アフリカ共和国へと向かいました!

       

      「現地に着いたら連絡くれ!」と話していたので待ってたのですが

      LINEのビデオ通話で連絡をくれました!

       

      頭を丸めた興奮気味の彼がそこに映っていて、いよいよ始まる大冒険を前にした期待でいっぱいでした!

       

      (現地から送られてきた写真です)

       

       

      ビデオ電話というのも慣れませんね〜〜〜人生初でした(笑)

      頑張て欲しいです。

       

       

      今回は「海の男にあこがれて」の第45回目の紹介となります。

       

      高校を卒業し、遠洋カツオ一本釣り漁船へと乗船した少年のお話です。

       

      自分は幼いころから釣りが好きで、よく釣りに行っていました。

      週末には必ず行くほど釣りが好きでした。

      自分の育った町は海に面しているので昔から漁業が盛んです。

       

      自分は船に乗る直前まで高校生でした。

      高校時代は家が貧しかったため、アルバイトばかりしていました。

      しかし、そのアルバイトではいろいろなことを学ばせていただき、多少ながらも船でも役立っています。

       

      今、遠洋カツオ一本釣り漁船に乗っていますが、乗りたいと考え始めたのは

      NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀〜開拓せよ、最強の一本釣り」の番組を見てからです。

      自分はその時あまりの豪快さに驚かされ、見入ってしまいました。

      以来、ずっとカツオ船の事ばかり考えて過ごしていました。

      高校2年生の夏ごろ、たまたまスマホでカツオ船について調べていると

      宮城県北部船主協会の吉田さんの「漁船員になろう!」というブログを見て、「これだ!!」と思いました。

       

      迷わずに吉田さんに電話して、いろいろなことをお話をして

      「今、高校を辞めてでもすぐにカツオ船に乗り、カツオを釣りたい!」

      と伝えました。

       

      吉田さんから

      「受入れ会社と相談したけど、せっかく全日制の普通高校に行ってるのだから、カツオ船に乗るのは高校を卒業してからでも遅くないんじゃないかな」

      と伝えられました。

       

      この時、自分は正直悔しかったです。

      でも、会社の方と吉田さんがそこまで行ってくださるのであれば、がんばって卒業しようと思いました。

      高校3年生の4月、進路担当の先生に

      「先生、俺はカツオ船に乗りたい」と伝えました。

      この先生は2年生の時の担任だったため、自分がカツオ船に乗りたいと考えていたのは知っていたので

      驚かれませんでした。

      先生と話し合い「じゃ、あらためて船主協会の吉田さんに連絡してみたら?」と言われ

      翌日に先生と一緒に連絡をする約束をしました。

       

      その日の夜、アルバイトが終わって家に帰り、親にあらためて真剣に考えを伝えたら

      「お前の人生や、自分の人生は自分で決めろ。そして自分で決めたことはやり通せ。でも応援するわ」と言ってもらい

      認めてもらいました。

       

      翌日の昼休みに吉田さんに電話をして、正式に就職活動としてお願いします。気持ちは変わっていませんーー

      と伝えました。

      吉田さんは「分かった」と言っていただき、吉田さんとお会いするため「漁業就業支援フェア大阪会場」に参加しました。

       

      お会いして自分の気持ちを伝えました。

      後日、カツオ船の見学をさせていただけることになりました。

      船は静岡県の焼津港に停泊しているとのことでした。

       

      ここで初めて会社の社長とお会いしました。

      船を見せていただいた時は、率直な感想は「デカっ!!!」と思いました。

      このような大きい船は地元にはありません。
      社長とお話をして、内定をいただきました。

       

      高校を卒業して間もなく、初出航しました。

      実際に乗ってみて、最初の3日間はやっぱり船酔いをしました。

      操業を始めると毎日が大変でした。

      お気に出れば暑いし、仕事は激しく大変です。

       

      何より時化になると船がグラグラ揺れて、部屋の棚の物が全て落ちてしまい、片付けるのが大変です。

      陸の人から見ると危険だと思いますが、先輩方が僕たち1年生を、優しくフォローしてくださるのでとても安心です。

       

      カツオ船の魅力はやっぱり、新鮮なカツオの刺身を腹いっぱい食べられることです。

      あんなに新鮮な刺身を食べていると、陸に上がった時に刺身は食べられなくなります。(笑)

       

      その新鮮な刺身を食べ、同じ釜の飯を食べ結束を固めています。

      いわば家族みたいな感じです。

      これもまた、カツオ船の魅力の一つではないでしょうか。

       

      でも、やっぱりしけは怖いです。

      ある日、ナブラ待ちの時、チャン(釣針)を作ろうとハサミで削っている時

      ハサミの先が右親指に刺さり、すごい出血をしてしまいました。

       

      その時に近くに居た機関長が応急処置をしてくださり、船頭に殺菌してもらいガーゼを貼ってもらいました。

      正直、時化って怖いなと痛感しました。

      いろいろな方に迷惑をかけてしまいました。

       

      カツオ船の機関部で働き始めて半年ですが、もともと機械を触ることが好きで楽しくやっていますが

      何しろ機械が複雑なので、覚えることが沢山あります。

       

      でも、頑張って部品の一つ、機械の一つ、道具の一つから覚えて

      3年後には海技士資格を取り、一日でも早く機関長の右腕になれるよう頑張っていきたいと考えています。

       

      長々と書きましたが、僕が伝えたいのは、カツオ船は大変だけど

      初めてカツオ船に乗り沖に出て、初めて釣ったカツオは特別に価値が高いってことです。

      カツオ船は楽しいぞ〜〜〜!!

       

       

       

       

       

      ある程度の年齢になると

      人生とは、自分の考え方しだいで変えられるものだということが分かる。
      ウィリアム・ジェームズ
      (19〜20世紀初頭・米国の哲学者、心理学者、1842〜1910)

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      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
      連載企画 第44回 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記
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        先日まで行っていた乗船前実技研修は、研修生が仕事の覚えが早かったこともあり

        余裕をもってスケジュールをこなすことができました!

         

        土木などの厳しい現場作業を長く経験している人は

        仕事を見て覚えることに長けており、細かな説明をする間もなくすぐにできてしまう人が多いです。

        やはり、先輩がこれから何をしようとしているのか、この瞬間に自分は何ができるのかを考える習慣が身についているのですね。

        最初から備わった能力ではなく、経験の中で培った能力だと感じました。

         

         

        これは玉編みというもので、そもそもはガラス製だった浮き球の保護用として周りを編み込み

        破損を防ぐためのものでしたが、プラスチック製になった今もこのような作業は行われています。

         

        「プラスチックだったら壊れないから必要ないのでは?」

         

        と思うかもしれませんが、浮き球の周りをこのように編み込むことによって

        時化の時に浮き球が沈みこむのを防いでくれ、常に海面に浮いてくれる効果を発揮してくれます。

         

        もう一つの理由として、波の勢いで浮き球が深く沈み込んでしまうと強い浮力がかかり

        海面に浮くどころか、勢いが強すぎて船の上にいる漁船員めがけて飛んできてしまうので、それを防ぐ役割もします。

        勢いよく海面に浮いてきても、玉編みを施すと海面に吸い付くようにピタッと止まってくれます。

         

        表面張力の影響だと思うのですが、この「ひし形」の形がきれいに整ってないと上手く作用しないわけなんです。

         

         

        これも漁師の技のひとつです!

         

         

        地味な作業ですが、このようなことを一つ一つ習得していきます。

         

        この青年もまもなく日本の地を旅立ちます。

        頑張ってくれるよう、心から応援していきたいですね。

         

         

        話は変わりまして、本題に入りますw

         

        三陸新報に連載している「海の男にあこがれて」の掲載がしばらくストップしていたので

        再び掲載をはじめたいと思います。

        ストップしていた理由は、単純に私が忘れていただけです〜(笑)

        楽しみにされていた方には申し訳ありませんでした。

         

        それでは再開です!

         

         

         

        今回は岩手県宮古市出身で、高校を卒業してすぐに遠洋マグロ漁船に乗船した青年の話。

        それではご覧ください。

         

         

        僕は、岩手県宮古市という港町で育ったものの

        家自体は車で30分程、内陸に走った山の中にあり

        家族はもちろん周りに漁師はいない環境で生まれました。

         

        漁師に馴染みのない環境で育った僕の大好きな食べ物の一つが、時々食卓に並ぶ刺身でした。

        4歳か5歳の頃には大好きな刺身を毎日食べる方法はないものかとバカらしいことも考えていたくらいです。

         

        そのバカらしい考えがその後の僕を海へと駆り立てることになります。

        ですので、僕が海の仕事を選ぶ理由は、魚が好きだという簡単ではありますが

        すごく熱い思いが5歳から約13年間変わらなかったからです。

         

        僕は漁船員になりたいと思い続けていたにもかかわらず選んだ高校は商業高校でした。

        もちろん、近くには水産高校もありましたが、商業でも学んでおきたいことがあったので、決してこの選択に後悔はありません。

         

        しかし、商業高校を選んだことでマイナスなこともいくつか経験しました。

        一つは高校入試の時に、僕の夢を聞いた面接官に笑われたことです。

        おかげでこの夢を高校三年間一度も忘れることなく生活することができました。

         

        二つ目は、水産高校で得られるはずの知識をゼロで船に乗ることです。

        今では何ともないですが、乗船当時は早く仕事を覚えなくてはと焦ってばかりでした。今は楽しく仕事をしています。

         

        仕事自体は労働時間が長く慣れるまでは、眠くてつらい日々かと思いますが

        船員同士でちょっかいを出し合い、毎日笑いが絶えないのが船の仕事の魅力で、陸の仕事との違いかと思います。

         

        僕にはまだ夢があります。

         

        近いところですと、海技免状を取得して船長を目指すことですし、遠くふざけた内容では何かの社長にもなりたいですし

        できることならすべての仕事を経験して、一番最高の仕事を決めるのも面白いと思います。

         

        決してふざけてこの文書を書いているのではなく、若者の夢を壊す環境を作ってもらいたくないと思い

        この場をお借りして書かせてもらっています。

         

        漁船員に関わらず、夢を持った若者に一言。

        その夢を強く胸に持ち続けることが大切だということと

        その夢がどんな夢であれ楽しまないと続かないということを頭の隅にでも置き、未来に力強く前進してほしいなと思います。

         

        以上となります。

         

         

        刺身好きが高じて漁師になる。

        毎日刺身を食べれる方法はないものかと13年間思案した結果として海へ向かう。

         

        本当にバカげたような動機になるのですが(笑)

        これはとても大切なことです。

        中高生の段階でこのようなことを話したら

        「漁師はそんなあまいものじゃない!」

        「刺身が好きなだけで漁師が務まるか!!」

        となると思うのですが、そんな彼は新人としてはとても優秀で、驚くほどの成長を見せております。

         

        職人と言われる仕事に就いたほとんどの人は同じような夢を抱いていたのではないでしょうか。

        電柱のうえで工事している人がカッコいいと電気工事士になったり

        それこそ、毎日ケーキを食べたいとパティシエになったり

        言わないだけで、子供のころから考えているバカげた発想で今がある人は多いと思うのです。

         

        若さというのは、とてつもなく大きな財産です。

        肉体的に若いということと、将来的に残されている時間的猶予はお金で買うことができない圧倒的な価値があります。

         

        使わなければ、ただ若いという現象にすぎません。

        バカだと思われても、無理だと言われても「トライ・アンド・エラー」を繰り返して

        やりたいことに時間を投入していくべきなのです。

         

        貴重な時間を投入する場として、遠洋マグロ漁船を選んでくれたことに

        私はとても感謝しています。ありがとう。

         

        我々も船が人生を使う場としてふさわしいものになるよう

        試行錯誤を繰り返していきたいと思います。

         

        先に紹介した乗船前実技研修の青年同様、しっかりと応援していきますよ!

         

         

        「若さ」の前に不可能もなければ、陰影も無い

        それは一切を突破する力であり、一切を明るくする太陽である。

        与謝野晶子
        (明治〜昭和の歌人・作家、1878〜1942)
        『愛の創作』

         

         

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        連載企画 第43回 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記
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          全国から集まった若手船員を、三陸新報で毎月ひとりずつ紹介していくこの企画。

          スタートしたのは2014年8月ですから、5年目に入ってるんですね!!

          自分でもビックリ!

          こんなに続くとは思ってませんでしたww

           

           

          今日ご紹介しますのは、宮城県南三陸町の中学を昨年3月に卒業し

          近海マグロ延縄漁船に乗船した15歳(掲載時)の少年!

           

          高校進学率が98.8%の現在、なかなか珍しいケースであり

          最初に面談した時は非常に不安な思いだったのは正直な気持ち。

          しかし、話してみると

          物おじせず、ハキハキと自分の考えを話している事に驚きました。

           

          私の感覚では、一般的な高校3年生よりしっかりしてるんじゃないかと思いました。

          ホントお世辞抜きです。

           

          彼がどんな思いで今を生きているのかご覧いただきたいと思います。

           

           

          私は志津川中学校を今年(2018年)の春に卒業した15歳です。

          昔から体を動かすことが好きだったため、就職するときは体を動かせる仕事がいいと思っていました。

          そして、中学3年生の進路選択で、就職か進学か悩んだときに、中学生ですから当然高校進学を考えますが

          私は高校に行かず漁師という道を選びました。

          周りからは高校に行った方がいいよとか、高校に一緒に行こうなどと言われましたが

          私は漁師という道を選びました。

           

          マグロ漁船に乗った理由は、もともと住んでいる町が海の町だったので船に乗る事にしました。

          あまりに操業がつらすぎて、新人は辞めることが多いと聞きました。

          私も辞めたいと思うことがありましたが、私には目標があります。

           

          それは家を建てることです。

           

          私はそんな目標を持って仕事をしています。

          そして、私が乗っている船の環境、周りの人たちの優しさなどに毎日助けられています。

          一緒の船に乗っている人に言われました。

          資格(海技士)を取るまでは頑張れと。

          つらくても私は目標に向かって仕事をしているため、漁師を続けることができています。

           

          まだまだ仕事は覚える事ができていませんが、これからしっかり仕事を覚え

          周りの人たちについていけるような海の男になりたいと思っています。

           

          周りからツライと言われても、やってみなければ分からないものだと漁師になって知ることができました。

          一人前の漁師になれるように辛い環境での生活ですが

          目標に向かって頑張っていきたいと思っています。

           

           

          常に前向きで、家を建てるためという大きな目標を掲げて

          15歳の少年が歩み出した漁師の道。

          自分の家を建てるという事は、家族を守るため。

           

          先日放送されたテレビで、「高学歴ニート」という方々の声を聞く機会があり

          その中の1人は、自分の貴重な時間を他人の為に使いたくないと言い、1日10時間以上ゲームをしているそうだ。

          空いた口が塞がらない!

           

          なのに、その他人が皆のためと納めた税金で作った道路や橋を堂々と使ってるんですよね。

          それでも、自分の貴重な時間は他人の為に使いたくないと、、、

          何をしているかと思えば、ゲーム三昧!!!

           

          もう一人は、自分は学歴が高いのに、高卒などのそうでない人達と一緒に働かなければならない社会がおかしいと訴えていた。

          これはもっと意味不明。

           

          自分のプライドばかりを気にして行動しない人達よりも

          今回登場した彼のように、家族を守るために行動を興している少年の方がよっぽど偉い!凄い!

           

          私がどこまで力になれるのか分かりませんが

          精一杯に彼を応援したいと思います。

           

          そういえば、河北新報の「河北春秋」というコラムに少年のことが掲載されていました。

           


           

          (掲載文はこちら)

          漁師になる。

          宮城県の●●●中学校の卒業を前にした今春、●●●●さん(16)は決意した。

          「勉強は大嫌い。中途半端な気持ちで高校に行っても、中退して親に迷惑を掛ける。稼ぐ」

          海の街。自然と漁師を選んだ。

          宮城県北部船主協会(気仙沼市)によると、中学を出たての船員は今では珍しい。

          4月から地元の近海マグロ延縄船「31幸栄丸」に乗る。

          日本近海でクロマグロのほか、メカジキ、ヨシキリザメを捕る。

          1回の航海は約30日、休みは3日。

          初航海は「とにかく眠かった」という。寝る間も惜しんで続く投縄作業が特につらかった。

          意地がある。「仕事ができないやつと思われたくない」。

          縄が絡むなどのトラブルが起きると、ベテラン漁師は瞬時に対応する。

          何もできない自分は目を凝らして技を盗む。

          将来は海技士の資格を取り、船長を目指す。家も建てたい。

          今月、高校2年の姉(17)が修学旅行へ行った。ちょっぴりうらやましい。

          だが「同年代の誰よりもお金の価値を知っている」と胸を張る。

          そんな次男を母●●さんは頼もしく思う。

          クリスマスは海の上だ。給料の4割は家に入れているが、「戻ったら母に服でも買おうかな」と計画している。

          母●●さんの願いは1つ。

          「けがをせずに元気で帰ること」

          ケーキを用意して待つ。

           

           

          このコラムを書いた記者も驚いていた。

          「すごいしっかりしてますね!!」

           

          今後の成長が楽しみです!

           

           

          自分の悩みを受け入れることができれば、悩みとはその中に成長をくるんでいる包装紙だということがわかるはずだ。

          ヘーゼルデン財団
           

          -----------------------------------------------------

           

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          | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
          連載企画 第42回「海の男にあこがれて」
          0

            毎月一回、三陸新報に連載している「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

            今日は第42回目をご紹介いたします♪

             

             

            私が気仙沼港を出港し、マグロ漁師として仕事を始めてから約8か月が経過しました。

            乗船している第●●丸は太平洋の漁場まで1ヶ月の航海の後

            5か月間はメバチマグロの漁を行い、その後一度ニュージーランドに入港して燃料と食料を補給。

            そこからタスマン諸島沖でミナミマグロの漁をしてから日本に帰港する約10か月の航海を行う遠洋マグロ延縄漁船です。

             

            今はタスマン沖でのミナミマグロ操業の真っ只中です。

            仕事が船の上という生活、一緒に乗船しているインドネシア人とのコミュニケーションにも慣れ

            ようやく自分のペースで仕事に取り組むことができてきました。

             

            漁が始った当初は、覚えることも多く労働時間も長いため

            いつも疲労感と眠気で体が重く感じ、集中して取り組む事ができない事もありました。

             

            私は、マグロ漁師になる前はアパレル販売員として東京の一般企業に勤めていたため

            マグロ漁師の生活に慣れるまでは本当に大変でした。

             

            会社員時代と比べると仕事は大変なことが多いですが、会社員時代には感じることができなかった魅力的な面もあります。

             

            一つ目は

            「自分と自然が対峙している」という実感ができること。

            あくまで主観ですが、広い海で生きたマグロを引張っていると、自分とマグロとのやり取りの中に

            ふとマグロの命を頂く尊さを感じたり、自分が生きているということを実感する時があります。

            また、洋上に浮かぶ満月の月明かりや日本にいる時には見られない星空を見ると、この仕事をして良かったなと感じます。

             

            二つ目は

            自分が少しずつ進歩していることを感じられるという事です。

            以前、操業90日目ぐらいのときに、私が魚を引張っていたとき

            少しモタついてしまったことがありました。

            この時すぐに甲板長から「遊びじゃないんだ!変われ!」と怒鳴られ

            引張るのを止めさせられました。

            私はこんなに悔しいと感じたことは初めてだと思うほど、悔しくてたまりませんでした。

            もう、魚を引張るのは変わらせないと自分に言い聞かせて仕事に挑むようになりました。

            魚を引張る事すらできなかった頃と比べると、少しずつ進歩しているのかなと実感します。

             

            あと、2か月程度でこの航海での漁が終わり日本に帰ります。

             

            私は、早く日本に帰って友達や家族に会いたいです。

            長く離れているからこそ、友達や家族のありがたさ、そして大切さに気付くこともこの仕事の魅力的な部分ではないでしょうか。

             

            これから漁船員になる方は、非日常が日常になる事へのギャップや長時間労働、少ない睡眠時間など最初に乗りきらないといけない壁がたくさんあります。

             

            日々、自分との闘いです。

             

            最初に乗船した時は、魅力的な部分については、後から感じられる程度だと思っておいた方がいいと思います。

            まだ私も漁師1年生ですが、この仕事のことが全然、理解できていないほど本当に奥深い世界です。

            私はこの仕事をしてから初めて親のありがたみ、家族の優しさに気付き

            また、船主協会の吉田さん、中田さんなど周りの方々のサポートがあって船に乗れている事に本当に感謝しています。

            もう少しで終わり最初の航海を有意義なものにするべく頑張りたいと思っています。

            早くみんなに会いたいです。

             

            以上となります。

             

            非日常が日常になるギャップ。

            陸上生活では考えられないタイムスケジュール。

            長時間労働

            少ない睡眠時間

            十分なプライベート空間もない。

             

            まずは船酔いを克服すると、次なる壁はこの「非日常」。

            現実を受け入れる作業が難しいんですよね〜

             

            ここを乗り越えれば

            陸上では味わうことのない自然との対峙や宇宙を感じる程の星の美しさ

            この魅力を味わってしまうと、海からは離れられなくなる人も多いんですよね。

             

            まずはマグロ漁業を「る」、厳しいけれど、やり遂げる「悟」を決める。

            そして、まずは行動。

            」きながら「」える。

             

            ウジウジ考えていてもはじまりません。

            「知覚動考(ともかくうごこう)」です!!!

             

            私の持論ですが、自分の人生の中で

            少しでも心が動いた、心にかすったことがあったら

            まずは行動して見ることを薦めています。

            仮にダメだったとしても

            その後の人生に必ず役に立つものです。

             

             

            簡単すぎる人生に、
            生きる価値などない。

            ソクラテス

             

            ------------------------------------------------

             

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            | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
            連載企画 第41回「海の男にあこがれて」
            0

              今日も三陸新報に月刊連載している宮城県北部船主協会の企画

              「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記41」をお送りします。

               

              もう41回にもなるんですね。

               

              水産業に興味のない方でも連載の存在を知っているような

              そんな定番企画に成長していけばいいなぁ〜と期待してます♪

               

              本日紹介しますのは

              兵庫県西宮市出身のYくん(20歳)!

               

              海の男にあこがれて(小野恭裕).jpg

               

              この青年の実家は西宮市の住宅街にあるパン屋さんです。

              漁師とは全く関係のないところで育った彼の想いをご紹介したいと思います。

               

               

              僕は今、すごく充実した日々を過ごしております。
              毎日、揚げ縄に13時間プラスアルファ。
              3日に1回の投縄が5時間半。
              テレビを見たり音楽を聞いたりする自由時間は1時間もありません。
              休みは不定期。
              1か月休み無しもあたり前です。
              休みだからと言って遊ぶことも、買い物に行くことも、彼女とゆっくり話すこともできません。
              恐らく陸の生活とは別次元です僕が今までした仕事の中でダントツにしんどく厳しい世界です。
              そんな世界を僕は今すごく楽しんでいます。
              1日のスタートはマグロのお刺し身を食べ、おもて(甲板)に行って日本人メンバーとおしゃべり。
              野球情報や政治情報、地元自慢まで様々です。
              ほどなくして揚げ縄が始まると、スナップ外しや魚の解剖、魚の引きを楽しみます。
              バチやメカ、マグロを挙げたときは体のどこからか喜びと達成感がわき出てきます。
              揚げ縄が終わるとバチの尻尾や心臓、胃袋を頬張ります。
              めちゃくちゃ美味しいです。
              最初は船酔いからはじまり、毎日の生活スタイルに慣れるのは大変でした。
              今思い返しても嫌な事ばかり。
              なのに、いつも間にか漁船のとりこになっている。
              これは言葉に言い表せない、実際に乗った人にしかわからないです。
              これから船に乗る事を考えている人。
              インドネシアメンバーとぶつかることは絶対にあります。
              そんな時は世の中にはこんな人もいるんだなぁーと思い、大きな心で対応すればいいと思います。

              日本人メンバーもきっと優しく相談に乗ってくれるはずです。
              僕もボースンや船長、局長には凄く助けられました。
              機関長にもいっぱい愚痴りました。
              皆さんの温かい気持ちはずっと忘れることは出来ません。
              僕は西宮で育ちました。
              北には山、南には海。豊かな自然に囲まれ、電車で西に30分行けば神戸反対に東に30分行けば大阪があります。
              家はパン屋さんを経営しており、いつでも美味しいパンを食べる事が出来ました。そんな街で僕は現場の仕事をしていました。
              仕事は楽しくお金にも困らなかったです。
              毎日の生活に不満はなく、本当に楽しくイキイキとしていました。
              なのに、なぜその生活を捨ててこの業界に飛び込んできたかというと

              彼女が海外にパティシエ留学に行くこととなり、

              彼女は必死で夢を追いかけているのに自分は何の目標もなくのうのうと生きているのが情けなくなりました。
              勉強が苦手な僕は学校の先生や友達からずっと

              勉強しなくても高校に行かなくても、大学に行かなくても自分の家を継げばいいと言われてきたことを思い出しました。
              自分を変えたい!自分を強くしたい!と思い、前々から気になっていたマグロ船に乗ろうと決意しました。
              僕の親はパン屋。

              でも僕が選んだのは全くの無関係の仕事。

              それでも自分のしたい仕事、したい事をすればいいと背中を押してくれた両親。
              何も知らない僕に一から優しく仕事を教えてくれた船員のみなさん。
              そして全くの初心者を、気持ちよく受け入れてくれた船頭にはすごく感謝しています。
              自分の力で道を切り開く。

              僕でもちゃんとお金を稼ぐ。

              できる男になる。

              そして変わった、成長した自分をあの時バカにした、学校の先生や友達に見せつけてやる!

              これが僕の目標です。

               

              以上となります。

               

              自分の恵まれた環境に甘えず

              厳しい環境に身を投じ、自分を成長させていこうとする姿に好感を持てます。

               

              私は彼を知ってますし、そのうえでこの文書を読むと

              幸せ探しが天才的に上手いんだろうなと思います。

              どんな逆境であれ、自分の置かれている環境の良いところを一生懸命に見つけ、そこで出会った人々への感謝を忘れない

              ゆえに自分は幸福であると感じる能力。それが「幸せ探し」

               

              周りの人間はこの能力に引き込まれ、自らの環境がどんどん好転していくんですよ。

               

              幸せな環境を自分で創りだせるんですね。

              素晴らしい力を彼は持っています。

              それは、この文章の冒頭に全てが表現されていますよ。

               

              そして、何より明るい!底抜けに明るい!

              彼の笑顔を見るだけで、こっちも楽しくなる。

               

              私は彼の笑顔をもっと輝かせるために

              マグロ漁船の環境をより良いものにする必要があります!

               

              彼の笑顔をもっと輝かせるために

              応援し続ける覚悟であります。

               

              私も彼を見習って、そこらじゅうに転がっている幸せを感じる訓練をしたいと思います(笑)

               

               

              小さな幸せを意識するからこそ、努力も継続できる
              長友佑都
              (1986年 -プロサッカー選手)

               

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              | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
              連載企画 第40回「海の男にあこがれて」
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                地元の三陸新報に毎月連載されているこの企画

                「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

                 

                このブログで第一回目を紹介したのが2014年8月。

                もう5年目突入してるんですね(笑)〜早いなぁ

                回を重ねて40回となりました!

                 

                今回紹介しますのは平成29年3月から遠洋マグロ延縄漁船に乗船している

                福岡県出身のHくん(19歳)

                 

                画像には18歳と書いてますが掲載時年齢となっております。

                 

                海の男にあこがれて原紙(日?駿斗)_0003.jpg

                 

                現在も同じ遠洋マグロ延縄漁船で2航海目にチャレンジ!

                 

                はるばる福岡県からやってきました。

                彼の出身校は福岡県立水産高等学校。

                航海及び機関の4級海技士の筆記試験が免除(4級海技士養成施設)であり

                専攻科を卒業すると3級海技士の筆記試験が免除(3級海技士養成施設)となる貴重な学校なのです。

                このような水産高校は本校を含め3校くらいではないでしょうか。

                 

                そんな彼の乗船記を読んでみましょう〜

                 

                私は第(船名)丸の乗組員としてインド洋の波に揺られながら、マグロ漁業に日々取り組んでおります。

                今、思うと本当にマグロ漁船を選択して良かったと思います。

                商船にはない多くの機械があり、とても勉強になります。

                高校を卒業してすぐに社会に出た私はとにかく不安でした。

                しかし、一般的な陸上の社会とは違った船の上での生活にワクワクしていた自分もいました。

                こんな私が漁船に興味を持ったのは高校生の頃でした。

                私は福岡県田川市の三井伊田という小さな町でずっと育ってきました。

                学校のクラスも少ない幼いころからずっと一緒の友達でした。

                だけど中学校に入学し、少し環境が変わり、人見知りをするようになりました。

                人とのコミュニケーションが苦手な私はすぐに問題をおこし、親に多くの迷惑や苦労を掛けてしましました。

                幼いころから母子家庭で育ってきた私は、母の苦労も知らずに自由気ままな生活を送っていました。

                高校は先輩の影響で地元を離れて、福津市の福岡県立水産高校に通う事にしました。

                家からだと遠いので学校の寮に入りました。

                寮の規則はすごく厳しく、先輩方に指導され少し大人になったつもりでしたが

                たびたび問題をおこしてしまい、また親に苦労をかけてしまいました。

                2年生の時には、エンジンに興味を持ち機関コースに入りました。

                そこで勉強していくうちにエンジニアに憧れを持つようになりました。

                実習船ではハワイ沖でマグロ漁業をやりました。

                その時の船員さんの姿に憧れ、少し漁船に興味が湧きました。

                その後、エンジンの勉強をしながら昔漁船に乗っていた担任の先生の話を聞いているうちに

                エンジニアとして漁船に乗りたいと思うようになりました。

                漁船に乗りたいと思った最終的な決め手は、他の生徒とは違ったことがやりたかったから。

                それと、今まで苦労ばかり掛けてきた母に少しでも早く親孝行をしてあげたかったからです。

                ここまで育ててくれた恩を返すに、自分の残りの人生すべてを使ったとしても返し切れないと思います。

                だから、少しでも早く親孝行ができると思ったマグロ漁船を選びました。

                だけど、今思うと少し違ったのかなと思う時があります。

                正直親孝行が何なのかは分からないけど、全く知らない環境で親元を離れ仕事をしているのは不安で仕方がないと思います。

                ましてや連絡をとる事がなかなかできないので、かなり心配しているだろうと思います。

                でも、母は私の仕事に誇りを持ってくれているので、早く一人前の立派な大人

                エンジニアになって親を安心させられるようになりたいです。

                今は未熟だけど、これから少しずつ与えられる人から与える人になりたいです。

                そして、自分なりの親孝行ができるよう日々努力してい行きたいです。

                また、より多くの人が漁船に興味を持ってくれて、日本の水産業をもっと盛り上げていきたいと思っています。

                私は今の仕事に凄くやりがいを感じています。

                最初は苦労することも多く大変だけど今は楽しんで仕事や作業に取り組むことが出来ます。

                苦手だったコミュニケーションも少しずつ克服し、船員さんとも仲良くさせてもらっています。

                これからまだまだ覚える仕事は沢山あるけど、一日でも早く上司のみなさんに追いつけるように頑張って行きたいです。

                そして、いつまでも立派な海の男でいたいと思います。

                 

                以上となります。

                 

                成長して、親孝行ができたいら喜ぶだろうね〜〜

                この彼も来春までには気仙沼港に帰ってきます。

                 

                今航海は、同じ高校の後輩も乗船しているので

                先輩としてカッコいい姿をみせてるのかなぁ〜と想像しています。

                 

                親の喜びは子供の成長につきます。

                そばに居なくても、成長した事は一目でわかりますよ。

                それが親です。

                 

                操業も後半戦に入ってますので

                怪我のないよう頑張って欲しいと思います。

                 

                 

                少年は親たちが思っているより三年早く大人になっている。
                しかし、自らが考えているよりは二年ほど遅い。

                ルイス・ハーシー
                (米国陸軍の将軍、1893〜1977)

                 

                深いなぁ〜この言葉。

                 

                社会にもまれ、成長した自分を見てもらおうと親に会ってみる。

                親は成長した姿を涙ながらに喜んでくれるだろう。

                しかし、親の深い愛情を知り自分の至らなさを知ることになるものです。

                 

                いつになってもこの繰り返し

                親を越える日は来るのだろうか。

                 

                いい年になっても、こんなことを考えてます。

                 

                ---------------------------------------------------

                 

                遠洋マグロ延縄漁船
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                | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                連載企画 第39回「海の男にあこがれて」
                0

                  すっかり紹介が遅れておりました人気シリーズ!?

                  三陸新報で連載されている『海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記39』

                   

                  本日ご紹介しますのは大阪府出身の22歳の青年!

                   

                  さっそくご覧ください!

                   

                   

                  僕は京都の舞鶴で生まれて、6歳から大阪府で育ちました。

                  現在、住んでいるのは柏原市というブドウ栽培が盛んな田舎町です。

                  幼少期は母子家庭ということもあり、食に困るほどの貧乏暮しでした。

                   

                  それでも僕が母に反抗することは少なかったように思います。

                  母の苦労を分かっていたし、貧乏でも産んでくれたことに感謝していたからです。

                  その気持ちは今も変わりません。

                  遠洋マグロ漁船に乗る前は、手すりやフェンスの取り付けをする金物屋の仕事や

                  橋を架ける橋梁鳶(きょうりょうとび)という仕事をしていました。

                  現場仕事を始めたのは兄の影響が大きいです。

                  仕事が終わると、同じく現場仕事をしている友達と河川敷でしゃべったり

                  あてもなくブラブラする毎日でした。

                  そんな平凡な日々に物足りなさを感じていた時、前にテレビで見て興味を覚えた

                  マグロ漁船について、インターネットで検索してみました。

                  すると、(乗船した船の船主)の専務さんが管理しているブログを見つけたのです。

                  そこには遠洋マグロ漁船に乗った場合のメリット、ディメリットが詳細に書かれてあり

                  前向きに考える事が出来ました。

                  すごく悩みましやが、今の生活を変えたかった僕は

                  遠洋マグロ漁船に乗ることを決めました。

                  遠洋マグロ漁船に乗ったことを後悔していません。

                  勤務時間の長さと、プライベートがないことで肉体的にも精神的にもキツイですが

                  皆で協力して大きなマグロを引き上げた時の喜びは最高です!

                  早く先輩たちに認めてもらいたいので、昨日の自分より一歩前に行く気持ちを忘れず

                  日々努力をしています。

                  これから遠洋マグロ漁船に乗ろうと考えている方へ

                  特殊な環境なので覚悟を持って乗ってください。

                  人生の中で大きな経験になり、きっと成長できるはずです。

                  陸にはない海の優しさと厳しさを感じてみてください。

                  まだまだ頼りない僕ですが、陸から応援して下さっている方々の期待に応えるためにも

                  一人前の海の男を目指して頑張ります!

                   

                  以上です。

                   

                   

                  どうでしょうか。

                  遠洋マグロ漁船は出港したら10〜11ヶ月は日本に戻ってきません。

                  彼の言う、陸上のような自由なプライベートがないので

                  精神的にキツイものがあります。

                  それだけじゃないキツさを積み重ねると8割くらいになるでしょう。

                  じゃ、良いことは2割しかないのか?

                  正直、そうなります。

                   

                  しかし、その2割が格別で

                  その2割だけのために、次の長期航海に挑もうと思えるほど素晴らしいものなのです。

                   

                  マグロと真正面から向き合うことで

                  「生きる」を実感できると言います。

                   

                  満たされた陸上生活を捨て、海しかない世界に飛び込む人が

                  大勢、気仙沼港にやってきます。

                  生きるを感じながら生きるために。

                   

                  今後も募集を継続します。

                  あなたも生きるを感じてみませんか?

                   

                   

                   

                  生きるということは刺激的なことであり、それは楽しみである。

                  アルベルト・アインシュタイン

                  (20世紀の理論物理学者、ノーベル物理学賞受賞、1879〜1955)

                   

                   

                  ---------------------------------------------------

                   

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                  住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
                  電 話:0226−22−0793(月〜金)
                  メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
                  担 当:吉田鶴男

                  | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 08:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  連載企画 第38回「海の男にあこがれて」
                  0

                    第38回を迎えた連載企画「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

                    続きますね〜

                    もう3年ですよ、3年!

                    元来、怠け者の私がこんなに続けられるなんて(笑)

                    洋上でがんばる若手船員の皆には頭が下がりますよ。

                     

                    今日ご紹介するのは、石川県出身、18歳のTくん。

                     

                    このブログを見て、マグロ漁船に強く興味を持ち

                    通っている高校を辞めてでも乗りたい!!と訴えてきたんです。

                    でも、私は高校は卒業した方がいいと諭し、受け入れることを拒否し続けていました。

                     

                    それでも、私が参加する漁業就業支援フェアに追いかけてきて

                    マグロ漁船に乗りたいと訴えていたんです。

                    高速バスを乗り継いで福岡県まで来たときには

                    さすがに根負けし、彼に乗船させる約束をしたのです(笑)

                     

                    そんな彼の洋上をご紹介したいと思います。

                     

                     

                    私は石川県出身の18歳です。

                    地元の内灘町にも気仙沼よりは小さいですが、漁港があり多くの漁船があります。

                    しかし、イカ漁の船や定置網、底引き網の船がほとんどです。

                    港にある漁船や漁師の事を特集したテレビ番組などを見て、漁師の仕事をしたいという思いがあったのですが

                    自分は外国の海で漁をするような大きな船に乗りたいと思っていたので、地元に乗りたい船がありませんでした。

                     

                    そんな時に見つけたのが、宮城県北部船主協会の吉田さんのブログ「漁船員になろう!」でした。

                     

                    少し読んだだけで、すぐに電話しました。

                    それからは漁業就業支援フェアに行き、吉田さんと話をして、気仙沼で船を見学

                    面接、研修が行われ、「第一明神丸」に乗船が決まりました。

                     

                    研修は自分と同じ17歳の研修生と2人で行われました。

                    乗る船は違いますが、同世代の方が同じ時期に新人として船に乗るということで、自分も頑張らなければというやる気が出ました。そして、研修から数週間後に出港し、実際に働き始めたのですが、船の仕事は分からないことだらけで

                    初めの数カ月は分からない事がある度に甲板長やインドネシア船員に聞いていました。

                    その度に指導していただき、少しずつですが仕事に慣れてきました。

                     

                    出港後、作業をしている時に通信長から
                    「知識は財産だから何でも覚えろ」
                    と言われたのがとても印象に残っています。

                     

                    甲板長からは
                    「何でもやってみなければ分からないんだ」
                    という言葉をよく聞きます。

                     

                    操業中にただ周りを見ているだけでは仕事はうまくなりません。

                    積極的に自分から何でもやってみることが早く仕事を覚える一番の方法だと思います。
                    また、船では道徳や礼儀、日常生活のいろいろなところで勉強になることがあります。

                    道徳や礼儀も大切な知識だと思います。

                    これらの船上生活の中で身に付けた知識が自分の財産となっていく。船はそういう仕事だと思います。

                    今、私は乗船してから数カ月でまだまだ分からない事もありますが

                    将来は操業や機関場のことなど、さまざまな知識を身に付け、船の事なら何でも分かる船員になることが目標です。

                     

                     

                    以上となります。

                    いかがでしょうか。

                     

                    遠洋マグロ漁船は長期間に渡り同じ船の中で生活し、仕事をするのですが

                    閉鎖的な空間とはいえ、彼のように学ぶことは沢山あるのです。

                    陸で目まぐるしく変わる「流行」を求めることはできませんが、「学ぶ」ことは十分にできるのです。

                     

                    自分の17歳の頃を考えると、とても情けなく感じます。

                    上手くいかない事があると人のせいにしたり、環境のせいにしたり

                    「努力」はしたと言うものの、今となれば本当に努力と言えるものだったのかは自信がありません。

                     

                    本当に嫌になってしまいます。

                     

                    私は今年で48歳になりますが、こんな十代から多くの事を学ばせていただいております。

                     

                    彼の凄いところはもう一つあるんです。

                    おそらく「勉強」も「努力」もしていないんです。

                    学びたいという意欲があるからこそ、周りの人たちが経験から得た「知恵」や「知識」を教えてくれる。

                    それを“学ばせてもらっている”と思っているのだろう。

                    嫌々やってる勉強とは全くの別物。

                     

                    乗りたくて、乗りたくて乗ったマグロ漁船だからこそ

                    仕事を楽しく感じているはず。

                    仕事ができている事に喜びを感じ

                    早く皆と同じような仕事をしたいと思っているので

                    努力を努力と感じていないように見えます。

                     

                    理想の自分をリアルに思い描き、そこに向けて日々進んでいる実感があるからこそ

                    面白くない出来事があっても耐えることができる。

                    “今は耐えどき、今に見ていろ俺だって”

                     

                    この感覚が非常に大事なんだと思うんです。

                    仕事をするうえで、お金や待遇はとても大切なのですが

                    もっと大切なのは“ワクワク感”

                    やりがいや達成感等を総称するとこの言葉になると思うんです。

                     

                    “キレイごと言うな!”と思うかもしれません。

                    でも、そうなんです。

                     

                    これを完全に否定できる人は絶対にいないはずです。

                     

                    マグロ漁船に乗船したからこそ“ワクワク感”を感じられるんだ!

                    と、言うつもりはありません。

                    そうじゃなくても感じることは十分可能ですが

                     

                    でも、「マグロ漁船でも、ワクワク感を得ることはできるんです」

                     

                    マグロ漁船が乗船を希望する人たちにとって

                    どの様に感じるものなのか分かりません。

                    興味はあるけど、勇気がないという人もいるでしょう。

                    しかし、この一歩を踏みこむことで

                    あなたの何かが大きく変わる可能性はあるのです。

                     

                    踏み出してみませんか?

                     


                    人を妬むのは、自分が完全燃焼していないからだ。

                    大越俊夫(おおごし としお、1943年 - )

                    師友塾塾長。国際教育アカデミー(AIE)学院長。
                     

                    -------------------------------------------------------

                     

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                    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 14:12 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
                    連載企画 第37回「海の男にあこがれて」
                    0

                      三陸新報に連載しております人気企画「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

                       

                      今回はいつもと違うんです。

                      神奈川県出身のこの青年。

                      なんと2回目の登場なんです。

                      乗船4年目。

                       

                      4年目というと「新人」ではない、と思うかもしれませんが

                      彼の職務に注目してほしいんです。

                      前回は職名が無かったのですが

                      今回は「一等機関士」と記してあります。

                       

                      「士官」に昇格しているんです。

                       

                      多少強引かもしれませんが

                      新人一等機関士ということで登場してもらいました。

                       

                      では、ご覧ください。

                       

                      福島 昂 海の男に憧れて.jpg

                       

                      私は、神奈川県の藤沢で生まれ育ちました。

                      相模湾に面し、夏になると多くの海水浴客でにぎわい

                      まさに“湘南”という名がふさわしい場所です。

                      幼いことから漁師への憧れを抱いておりましたが

                      時は流れ大学まで進学したものの中退。

                      その後の2年間は目標もなく、将来を考えず、特に変化の無い日々を送っていました。

                      私が漁師になろうと思ったのは二十歳になったとき。

                      友人が夢を追い頑張っている姿を見て「自分は何をしているんだ。何をしたかったんだ」と

                      そう自分に問いかけ、幼いころ憧れだった漁師の記憶を思い出し、漁師になることを決意しました。

                      どうせ乗るならと大型漁船を調べました。

                      するとすぐに船主協会の吉田さんのブログ「漁船員になろう!」がヒットし

                      若手船員が綴る洋上での日誌に見入ってしまい

                      考えるまもなく電話をし「マグロ漁船に乗りたい」そう伝えたのが始まりでした。

                       

                      2013年9月に初乗船し、間もなく4年が経ちますが

                      これまで続けられた理由この仕事が好きであるという事が一番ですが

                      他にもあります。

                       

                      操業中は様々な自然現象に感動させられます。

                      例えば、水平線へ沈む夕日。

                      昇ってくる朝日

                      海へ向かってかかる大きな虹

                      頭上に広がる満天の星空

                      これら大自然にエネルギーをもらいながら仕事ができるのは漁師の特権ではないでしょうか。

                      しかし、穏やかな海ばかりではありません。

                      漁場によっては暑い、寒い、強烈な突風が吹き、大しけになります。

                      特に寒いしけの日は体を動かすのも大変です。

                      そんな苦労の中で、大漁だったり、大きな魚が揚がった時の達成感はとても気持ちがいい。

                      約1年間日本を離れ、帰ってきた時の感動

                      久しぶりに再会する家族や友人たちにとんでもない嬉しさがこみ上げてきます。

                      私が洋上で仕事ができるのは、これらの事があるからではないでしょうか。

                       

                      船員生活の中で一番初めに思い出さるのは、怪我をした時の事です。

                      これは完全に私の不注意でした。

                      限られた人数で仕事をする船では大怪我が致命的です。

                      1人の仕事を皆で補わなければならないため、この時は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

                      それでも、ある方にいただいた言葉に

                      「過去は足し算、無駄なものは何一つない。全ては自信につながる大切なもの」

                      があります。

                      今まで失敗してきた事、怪我をしたことは未来へと繋がる教訓となり

                      私の糧になるとその方は教えてくれました。

                      その言葉は今でも私の中で生きています。

                       

                      3月に4級海技士(機関)という国家資格を取得しました。

                      この免許があればマグロ船では機関長になることも可能です。

                      しかし、今の技量と知識ではとてもできることではありません。

                      今後は幹部になる船員として腕を磨き、機関長に近づけるよう励みたいです。

                      現在、乗船中もしくは、これから沖へ向かう新人の方々、怪我だけは十分気をつけてください。

                      そして、感謝の気持ちを忘れずに仕事に取り組んでください。

                      これは常に支えて下さる方がいるという事です。

                      私もそうですが、分からないことがあれば洋上で調べるには限界があります。

                      先輩方が教えてくれることはとても貴重です。

                      また、何かいただくことがあるかもしれません。

                      限りある中で、コンビニやスーパーもありませんから、こういった事はとてもありがたい事です。

                      私は感謝を忘れないようにしています。

                      こうすることで、怒られても良い方向へ捉えるようになれます。

                       

                      最後に、父のように接してくださった漁労長、機関長や船長をはじめ

                      支えていただいたすべての方々、本当にありがとうございます。

                      まだまだ技術面、精神面でも未熟ですが、これからもご指導、ご支援よろしくお願いします。

                       

                      以上となります。

                       

                      遠洋マグロ漁船に限った話ではありませんが

                      船舶の若手エンジニア(機関士)は非常に不足しており

                      我々も急ピッチで育成しているところではあります。

                       

                      その中で、このように希望に燃えて頑張る若者は

                      我々の夢であり宝であります。

                       

                      大しけなどの過酷な試練をあたえる大自然と全力で向き合い

                      その日、その瞬間に大海原のど真ん中にいた乗組員にしか見られない大自然の神秘を全身で感じる。

                      漁師の特権というべきか、漁師の日常というべきか

                      完全に生活の一部であることに間違いありません。

                       

                      陸上の暮らしと比較すると、洋上での生活は全てが大変だと思います。

                      労働時間も長いし、プライベートもほとんどなく

                      休暇があっても船の中。海の上。

                      苦しいだけの生活かもしれません。

                       

                      エベレスト山に上る人達

                      小さなヨットで太平洋を横断する人達

                      北極点を目指す人達

                      宇宙に飛び出す人達

                      漁船員の生活はこれら冒険家と呼ばれる人達と同じかもしれません。

                       

                      どう考えても、これら冒険の途中は楽しいことばかりとは思えません。

                      命の危険にさらされながら、全身全霊をかけて前に進むだけなんです。

                      その中で垣間見る大自然の神秘に魅了され、目的地に到達した時の全身から湧き出る喜びに浸る。

                      ただ、これだけのために人生を捧げる人たちと同じなんだと思うんです。

                       

                      繰り返しますが

                      「漁船員」という仕事は陸上の仕事とくらべるとリスクばかりが目立ってしまいますが

                      「海の男にあこがれて」の彼のように、その暮らしにある「幸福」なことを見つけられると

                      陸上と変わらないか、それ以上の満ちた生活ができるものと信じています。

                       

                      実力主義のこの世界。

                       

                      これを読むあなたが、この世界に興味があるのであれば

                      問い合わせだけでもしてみてください。

                      私が対応いたします。

                       

                       

                      少なくとも、セオリー通りの安全な道ばかり歩いていては、生きがいなんか生まれませんよ。
                      ときには冒険も必要です。
                      周囲の批判を恐れず、「俺はできるんだ」とやり抜く

                      ──それが男のロマンでしょう。

                      長嶋茂雄
                      (元プロ野球選手、元巨人軍監督、1936〜)

                       

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                      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 10:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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