漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

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連載企画 第36回「海の男にあこがれて」
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    1ヶ月ぶりの登場となります「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」シリーズ第36回

    今回は宮城県仙台市出身のHくん(21歳)の登場です。

     

    彼が乗船したのは平成28年12月なので、まもなく1年になろうとしています。

     

    言葉遣いも丁寧で、人情味がありとてもまじめな青年。

    そしてなかなかのイケメンである。

     

    高校卒業後、宮城県では名の知れた会社で事務職をしていた彼ですが

    本文にもあるように「人生の中で誇れる仕事がしたい」という理由から漁師の世界に飛び込んできました。

    かなりの覚悟だったと思います。

     

    では、本文を紹介したいと思います。

     

    細野 一スクラップ.jpg

     

    私は現在仙台市に住んでおります。

    父親がプロのバスケットボール選手だったため

    気付けば小学校に入学する前から高校を卒業するまでバスケットボール一筋の生活を送ってきました。

    当然、将来は自分もバスケットボールの道に行くものと思っていました。

    しかし、今となってはシュートを打つこと、ボールに触れることすらしていません。

    私はその道を行くことができなかったのです。

    体力や技術に限界を感じていた訳ではありません。

    今では自覚が足りなかったと痛感しています。

    高校時代に商業を学んでいたこともあり、船に乗る前までは事務職に勤めていました。

    嫌になったから、楽しくないから等の漠然とした理由で辞めたわけではありません。

    ただ、この先、年齢を重ねて自分を振り返ったとき、いったい何を誇れるのだろうと考え

    バスケットボール以上に人生をささげたい職業に就こうと思い、決めたのが“漁師”でした。

    バスケットボールで培った体力や筋力が少しでも生かせると感じたからです。

    初めて乗船した時は、すぐに船酔いをしました。

    最初の6日間は全く操業に参加することができず、寝たきりの状態が続きました。

    まともに食事することもできませんでしたが、いろいろなサポートがあり

    何とか船酔いを克服することができました。

    乗船してから3か月がたち、少しずつ仕事の量が増え、今まで分からなかったことも分かるようになってきましたが

    それでもわからない事の方が多く、不安もまだあります。

    時には周りから厳しい声をかけられる事もあります。

    しかし、それからすべては自分のため、何年後かを考えると、今をしっかりやらなければいけないのだと感じています。

    まだ経験は浅く、知識もない私ですが、一歩ずつ前進できるよう漁船員としての自覚を持ち一日を大切にしていきたいと思います。

     

    以上となります。

     

     

    今まで従事していた仕事に問題があるわけではない。

    年を重ね、人生を振り返ったときの誇りが欲しい。

     

    誇りとはどんな意味なのか調べて見ると

    “自らそれを名誉とする感情”とある。

    彼の場合の“それ”とは仕事であったり人生そのものなのだろう。

     

    この感情を具体的に言うと

    「あの時はダメだと思ったけど、ここまで這い上がって来れた」

    とか

    「あの時はとても辛かったけど、その時があってこそ今があるんだ」

    という感情になるんだと思う。

    誇りとは「大きな壁を幾度も越えた自分に対する称賛」と言えるかもしれません。

     

    大きな壁を乗り越えるには努力が必要で、それはとても孤独で苦しいもの。

    隣の芝生が青く見え、周りを恨めしく思うこともあるでしょう。

    努力の「努」とは「奴」+「力」から形成され

    「奴」=捕らわれた奴隷

    「力」=力を尽くす姿

    の象徴なのだそうです。(諸説あり)

     

    その意味に、さらに「力」が加わるのですから

    「努力」という言葉には辛い印象しかないのは事実です。

     

    そして、その奴隷の気持ちはどうでしょうか。

    「奴」+「心」で「怒」になります。

    努力は多くのストレスを受け、心は不満でいっぱいになるのでしょう。

    これが一時的な努力は簡単でも、努力し続けることは非常に難しいと言える流れだと思います。

     

    努力はそれだけ大変なことではありますが

    「大変」は「大きく変わる」と書くことから

    大きく成長した自分になるための大切な時間とも言えないでしょうか。

    実は変わるチャンスなんですよ。

     

    壁を乗り越える努力を何度も繰り返すことで「夢を叶える」どころか

    良い意味で「夢にも思わなかった自分」になることができるものなのです。

     

    幾度の困難をも乗り越えた自分を振り返り

    不安に打ち勝った自分を振り返り

    自分の人生に誇りを持てるようになるのではないでしょうか。

     

    この彼もようやく1年。

    これからまだまだ試練が続くものと思われますが

    大きく変わった自分をイメージして

    誇りを持てるようになった自分をイメージして

    努力を楽しんで欲しいと思います。

     

    捕らわれて力を尽くすより

    楽しみながら進んで力を尽くした方がいいでしょ!

    そんな人を奴隷とは言わない。

    だから努力が努力じゃなくなるんです。

    そして結果に心が左右されなくなる。

    見返りを求めなくなる。

    最後には「良かった!」と思える人生が向こうからやって来るものですよ。

     

     

    努力は報われると思っている人はダメ!!

    努力を努力だと思っている人は大体間違い!!

    明石家さんま

     

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    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 14:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
    連載企画 第35回「海の男にあこがれて」
    0

      三陸新報に連載しているこの企画も35回目を迎えました。

      月一回の掲載なんで、もう3年という事になりますね〜

      そもそもこんなに続くとは思っていませんでしたので(笑)

      とても嬉しく思います!!

       

      新人船員がこんなにも増えるとは思っていませんでしたし

      勉強が苦手な人達が多いので、こんなにも大勢の人が作文を書いてくれるとは思ってもみませんでした。

      そして上手いんです。

       

      文章が上手な理由を聞くと、バンドをやっていて作詞経験があるなどいろんな理由があるのですが

      ダントツの1位はこれです。

      「高校時代の反省文」です(笑)

       

      悪いことをするたびに反省文を書かされており

      3年間で100枚以上書いた!なんてヤツは何人もいます。

      書き直しを命ぜられたくないので

      その状況を克明に文書化する訓練、二度と同じ過ちをしないという気持ちをしっかり込める訓練を

      知らず知らずのうちにしてきたのです(笑)

       

      私から作文を命ぜられ、自分の文書が後継者確保の一助となればと

      心を込めて書いてくたものですから、心にしっかり届く文書になるんですね。

       

      ホントに、何の経験が役に立つか分かりません♪

       

      この彼も勉強はあまり得意ではなかったと思うのですが

      並外れた体力を持っており、その能力を漁業と言う現場で十二分に発揮してくれている頼もしいヤツです。

       

       

      出身は宮城県気仙沼市のお隣に位置する“岩手県陸前高田市”

      年齢は34歳。

      他の若手船員から見れば遅いスタートですが、その体力と性格の良さでグングン成長している期待の新人です。

      それではご覧ください。

       

      私は1年半前までは東京で生活をしていたのですが

      震災で実家被災したこともあり地元に戻ってきました。

       

      陸前高田市も海に囲まれており

      子供の頃などはよく釣りなどにも行きましたし、地元に戻って来てから小型船舶2級も取得し

      家にある小さな船でウニやアワビの漁に行ったりもしました。

      私の祖父や父も船乗りでしたので、小さい時からそんな祖父や父の姿を見てきたこともあり

      私もマグロ漁船の漁師になることを決意しました。

      初めての航海、最初にやって来るのは船酔い。

      船に乗った経験はあるものの、船の揺れも違い、4・5日程船酔いが続いた。

      動けないほどではありませんでしたが、それでもやっぱり辛かったです。

      それに船の上ではバランスをとる事がかなり難しいようです。

      まともに動くことが出来ず、何度も転びました。

      海が荒れればなおさらです。

      それだけ危険を伴う仕事なんだと痛感しました。

      また、かなりの重労働ゆえ、乗船から3か月たった今でも手のしびれが取れないほどの苦労も多く

      大変な仕事だと思います。

       

      それでもやっぱり、みんなで協力し大きい魚を揚げた時などは喜びも大きく

      自分も漁師になって良かったと感じられる瞬間でもあります。

      それに約1ヶ月の航海を終えて港に戻ってくるときは、本当に何事にも変えられないくらいの充実を感じられます。

      これは、実際に漁師になってみないと味わえないものだと思います。

      つらく、厳しい仕事ではありますが、この瞬間があるからこそ漁師になって良かった

      また漁に出ようと思えます。

       

      これからマグロ漁船に乗ろうと考えている人にも、ぜひ、この感動を経験してほしいと思います。

      私も早く一人前の漁師と呼ばれるようになり、この喜び、感動を大きいものにしていきたいと思います。

       

       

      以上となります。

       

       

      マグロ漁船だけじゃなく、漁師という仕事はとても大変です。

      本当に大変です。

       

      ここにも書いていますが、彼はこう言います。

      「帰港してくるときの達成感は半端ない。」

      「何とも言えない充実した気分になる。」

      「その高揚感が癖になり、また味わいたくて俺は沖に出る。」

       

      具体的にはどんな気分なのか。

      「言葉には言い表せない」という。

      それは自らが漁師になってみなければ感じることが出来ない感覚なんでしょうね。

       

      漁師は冒険家に近いような感じがする。

      大漁というお宝をめざし、海図からその有かを探し出す。

      お宝で船をいっぱいにして帰港し、再びお宝探しの旅にでる。

       

      これを読んでる皆さんも

      彼のような大冒険に出発して見ませんか。

       

      初期投資?

      そんなものはほとんどかかりません。

      具体的なものはしっかり相談しましょう。

      数日分のパンツとシャツ、そして溢れる“やる気”をバッグに詰めて気仙沼へ

      そこから漁師と言う大冒険の人生がはじまります。

       

      全力のサポートはします。

      しかし、私はあなたにはなれません。

      すべては「あなた」しだい。

       

       

      「毎日命はって生きてるから、
      あいつらは本当に楽しそうに笑うんだ!!!」

      モンキー・D・ルフィ(ワンピース)

       

       

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      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 13:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
      連載企画 第34回「海の男にあこがれて」
      0

        紹介が遅れているので、ピッチを上げて紹介いたします(笑)

         

        今回紹介いたしますのは

        宮城県仙台市出身、遠洋マグロはえ縄漁船に乗船している26歳の青年です!

         

         

        皆さん、お忘れだと思いますが(笑)

        昨年7月に全国放送されたドキュメンタリー番組「きたれ!マグロ漁師」の番組冒頭で

        私が船に乗り、マグロ漁船の説明をしているシーンがあるのですが

        その相手が彼なのです。

         

        かなり分かりずらい説明ですね(笑)

         

        さっそく紹介したいと思います。

         

         

        私は宮城県の県庁所在地である仙台市に、生まれてから約26年間を生活してきました。
        私が住んでいる地域は、今でこそ大きなショッピングモールや飲食店等がたくさんあり大変賑わっていますが

        私がまだ小学生の頃には通学路にクマやカモシカが出るような森や山に囲まれた場所で

        海の仕事とは無縁の地域です。

         

        船に乗る前はピアノの運送や旅行関係の仕事をするなど

        様々な仕事をしていました。
        生活に関しても「今が楽しければそれでいい」という幼稚な考え方をしていたので、両親には山ほど苦労させてしまいました。

         

        そんな自分がなぜマグロ漁船に乗ろうと思ったのか。
        そう思ったきっかけは、一言でいうと、強い人間になりたかったからです。

        あまりにも漠然とした理由なのかもしれませんが、昨年、娘が生まれ初めて父親の気持ちと言うものを体感しました。
        人それぞれ考え方は違うと思いますが

        私は「この子が一人前になるまで、しっかりと守っていける人間になりたい」と思うようになりました。
         

        そんな時に父から「だったら船に乗ってみろ」と言われました。

        気仙沼市出身の父親の関係上

        漁師という仕事はそんなに遠い存在ではなかったですし

        船の上での生活・仕事というものの大変さを聞いていたので

        自分が目標とする「強い人間」になれるかもしれないと思い、乗船することを決意しました。

         

        実際にこの仕事について、初めの2〜3ヶ月は、正直、船に乗ったことに対して後悔したこともありました。

        どんな仕事でも同じですが、仕事に慣れるまでは毎日分からないことだらけでまともに着いていくことすらできず

        仕事が終わって部屋に戻っても船内の生活に慣れていないせいか、なかなかリラックスすることができませんでした。
         

        そんな中、機関長や同世代の先輩が私の話を親身になって聞いてくれたおかげで

        今では仕事、船での生活、共に慣れてきて、後悔していた気持ちは一切無くなりました。

         

        マグロ漁船員の苦労と言われ初めに思いつくのは、やはり船上と言う限られた環境での生活だと思います。

        陸の仕事であれば、休日は家族や友人と遊びにでかけ、欲しいものがあれば買いに行く、食べたいものがあれば食べると言ったように、基本的に自由に行動ができます。
         

        しかし、船の中ではそうはいきません。

        私個人の感覚ではありますが、私はこれが一番大変だと感じました。

        マグロ漁船員の魅力は、やはり大きなマグロが揚がってきた瞬間ではないでしょうか。

        この興奮は他の仕事では味わえないものがあります。
         

        私は実際に、初めて大物が揚がった時に、あまりの驚きにその場から動けなくなってしまったのを覚えています。
        その他にも仕事の話からは逸れてしまいますが、日本に居ては見ることも出来ないようなキレイな星空も毎日見ることができます。これもこの仕事の魅力の一つだと思います。

         

        海から揚がったばかりの美味いマグロをすぐに食べれてしまうのも気に入っており、船に乗って良かったと思いました。

        少しずつではありますが、ようやく仕事にも慣れてきて、色々と考える時間が出来てきました。

        自分が今まで、どれだけ多くの人に支えられて生きてきたのか

        そして現在も多くの人に支えられて生活していると強く感じるようになってきました。
        本来であれば、意気込みとしてここに「将来は機関長になります!」と書くのが正しいのかもしれませんが

        私は自分が周りの人に支えられて、助けられて生活していることを、しっかりと認識し感謝できる人間になること

        自分も誰かを支えられることが出来る、頼れる人間になることを目指して、一生懸命仕事に取り組んでいきます。

         

        これから漁船員になろうとする人に向けた一言。
        私が最初に面接してもらった船主協会の吉田さんに「最初の3ヶ月は本当に地獄だぞ」と言われたのを今でも覚えています。

        当時の私は「今から頑張ろうとしてる人間になぜそんなことを言うのだろう?」と思っていました。
        しかし、今考えてみると、確かに軽い気持ちで乗ってしまって途中で下船することになったら

        会社や関係者、船の方々に迷惑をかけてしまうのはもちろんのこと

        自分の人生の貴重な時間も無駄になってしまうという意味で包み隠さず言って頂いたのだと感じました。
        確かに、最初の3ヶ月は大変なこと、苦しい事が沢山あるのは間違いありませんが、この仕事はそれを乗り越えた時に人としても大きく成長できる魅力的な仕事です。

         

        以上となります。

         

        家族で私のところに来まして

        船に乗りたいという本人と乗せたいというご家族の強い想いに圧倒されたのを覚えています。

        それが去年の2月頃だったでしょうか。

        ここでは漠然と書かれている「強い男」になぜなりたいのか。

        彼の言う「強い男」とは何なのか。

        しっかりと答えていただきました。

         

        彼は今、二航海目に挑んでいるのですが

        初航海を終えた時に、漁労長さんが私に声をかけてくれました。

        「新人の●●、ちゃんと頑張ってるから心配ないですよ!!」

        「いや〜、彼凄いね。なかなか出来ることじゃないよ」

        「あんな新人だったら、船としても大歓迎だよ」

        というのです。

         

        何が凄いのですか?と聞くと漁労長はこう答えました。

        「新人は船内生活にも慣れないし、仕事もできず厳しく指導されるから、気持ちの浮き沈みが激しくなる」

        「つまり、機嫌のいい日と悪い日があるんですよ。これが普通です。」

        「でも、この1年間、彼の表情の曇った日を見たことがない」

        「いつも笑顔で、前向きなんですよ」

        「彼1人いるだけで船内が明るくなるんですよ」

         

        これはすごいなと思いました。

        仕事はまだまだできないけれど

        「明るく、前向きに、一所懸命」

        これでだけで周りが変わっていくんです。

        皆から必要とされるんです。

         

        自分がスムーズに仕事ができないのは

        上司のせい

        社長が悪い

        職場の雰囲気が悪い

         

        悪いのは全て人のせいにしてしまう人っていますよね。

        私自信もそんなところを持ち合わせているのかもしれない。

         

        考えてみれば、わがままな自分に合う職場に巡り合うなんて奇跡に近い。

        彼のように自分に合う職場に変えてしまう方がかなり近道なんですよね。

         

        「言うは易く行うは難し」

         

        と、おっしゃる方も少なくはないと思いますが

        自分一人が変わればいいんです。

        「明るく、前向きに、一所懸命」

        ただこれだけなんです。

         

        明るく楽しく仕事している人を見るだけで楽しくなる。

        前向きに考えている人には学びが多いです。

        一所懸命の人には協力したくなる。

         

        これだけで環境は変わるものです。

         

        「難し」で諦めず

        「難し」だけど、少しずつでも進めば

        周りの変化が見えてくるはずですよ。

         

        新人船員を応援するはずが、多くを学んでしまった一例でした。

         

         

        自分が行動し始めれば、いろんなことが動き出す。
        当たり前のように聞こえるけど、最も大切な原理です。

        宮本亜門
        (演出家、1958〜)

         

         

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        | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
        連載企画 第33回「海の男にあこがれて」
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          「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

          三陸新報で月刊連載が開始されたのが平成26年8月。

          それからもう3年になるんですね。

           

          毎月、毎月、違う新人船員を紹介するなんて出来るだろうか、と不安でしたが

          やってみると出来てしまうんですね〜〜

           

          今日紹介するのは、山形県上山市出身の19歳の青年。

           

           

          では早速紹介いたしましょう!

           

           

          私が生まれ育った街は山形県上山市の山奥で

          360°山に囲まれており最寄りのコンビニまで車で10〜20分位かかるほどのド田舎です。

           

          漁師とは無縁の山の中で育ちました。
          なぜマグロ漁船に乗ろうと思ったか。

          凄く単純な3つの理由でマグロ漁船に乗りました。

           

          まず1つ目、見渡す限り“山”で育つと、“海”にとんでもない憧れが湧いてきます。

           

          2つ目は、高校1年の終わりにある先生は私にこう話しました。

          「最初キツいとこに行くと、後が楽になる」と。

          その時、私の進路はマグロ漁船を含め、極少数に絞られたのです。

           

          最後の3つ目、2年の時に気仙沼の遠洋マグロ延縄漁船に乗った先輩から

          LINEで「お前もマグロ漁船に乗らないか?」と言われ、ほぼほぼマグロ漁船に乗ろうと決まりました。

           

          そんな、軽い気持ちでマグロ漁船に乗ったんです。

          結果は、皆さんの想像通りだと思います。

          恥ずかしながら厳しくて本当に泣きました。

          マグロ漁船員の魅力とは、まずお金です。

          そして、魚を引っ張ってる姿や、スナップ外し、もつれを直している先輩方の姿

          自分が全然引っ張れないのを余裕の顔で引っ張っていく、いろいろな外し方でスナップをきれいに外していく先輩方。

          正直、カッコいいじゃないですか!
          憧れるじゃないですか!
          自分も出来なかった事が出来るようになっていく。
          憧れに、その人に、どんどん近づこうと、追い越そうと思える、そういう思いを引き立てさせてくれるのが

          この職業の魅力なんだと思います。
          その憧れに、理想に、先輩方に追い付くまでが、この職業の苦労なんだと思います。

           

          次に根強く記憶に残っているエピソードを紹介します。
          投縄の時私は、針に餌を掛ける作業をしていました。


          浮き玉が2つのところで、いつもなら一つブランを空けて二つ目のブランの上に浮き玉を置く配置になるんですが

          一つ空いていません。
          インドネシア人の先輩がエサを置いて浮き玉を戻すのを忘れてたのです。
          私は焦っていて「ごめん、エサ掛け間に合わなくて手一杯だから、こういうミスはやめてほしいんですけど」と、今思えば言わなくてもいい馬鹿なことを、当然のように言ってしまいました。


          私はそのインドネシア人の先輩が「あー、ごめん、次から気を付けるよ!」と言ってくれると当時は思ったのですが

          帰って来た言葉は違ってました。
          「いちいちうるさいな、あんちゃんまだ仕事分からないんだから、黙ってろよ!」
          仕事ができないことは十分認めますが、その言葉に「カチーン」と来てしまったのです。
          「物を移動させたんなら元に戻せよ!」

          「オモチャを出して遊んだら元の位置にあった場所に戻せよ!子どもでも分かる常識だろ!」

          と、言ったのです。

           

          その時、ボースンが入ってきて、私が怒鳴られました。
          今思えば、インドネシア船員と小さなことで争いをおこしてしまうと

          それが大きな不信感となり操業ができなることがあるということです。

          幹部を目指す日本人船員たるもの、小さいことは我慢し

          文化の違うインドネシア船員とうまく付き合う事を学ばなければならないという事なのですね。

          ボースンごめんなさい。

           

          今は、早く仕事を覚え、色々な作業を一人で出来ることを増やし。

          もつれなんかも、パパっと出来るようになり憧れに近づけたらなと思います。

           

          これから漁船員になりたい方には、私のように軽く将来を決めちゃうと絶対、怒られます

          自分の甘えが、裏目にでます。

          自分の無責任さに腹がたつかもしれません。

          本当に自分の答えが漁師だったのか、切羽詰まったり、軽く決めてないか、今一度考えて見るのも一つかもしれません。

          そして私は11月15日、二航海目へと旅立ちます。憧れに近づくため。

           

          以上となります。

           

          高校を卒業したての頃は、体も心も幼く

          大丈夫かなぁ〜と不安でしたが

          今となれば

          体もがっしりとして、腕もカチンコチンに太くなりました。

          そして、陸上企業の18歳ではあり得ないような

          高額の報酬も手にし、3航海目に挑んでおります。

           

          今後は海技士資格も取得し、幹部としても活躍してくれることを願ってやみません。

           

           

          心配事の80%は実際には起こらない。

          俗言

           

           

          俗言(ぞくげん)

          意味を調べると


          1 世間で日常的に使う言葉。卑俗な言葉。俗語。→雅言

          2 世間の評判・うわさ。

           

          とありますが

           

          米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によっても心配事の80%は起こらないとされています。

          起きるのは残りの20%ですが、そのうちの8割は、あらかじめ準備して対応すれば、心配事には至らずに解決できるとのこと。

          つまり、そのときにならないと手の打ちようのない「本当の心配事」は全体の4%にすぎないのです。

           

          そのたった4%のために

          頭を悩ませ、不安になり、勝手に自分を見失いがちです。

          そしてマイナスの言葉を吐き続け、知らず知らずのうちに自らの人生をマイナスの人生に向かわせているのです。

           

          私はいつも思うんです。

          人に何を言われたっていいじゃないですか。

          「能天気」と言われてもいいじゃないですか。

          不安に思い、悩んだって96%の心配事は起きないのです。

          その代り、自らにプラスの言葉を投げかけて

          「今日は調子がいいぞ!」

          「うまくいきそうだぞ!」

          「自分には才能あるじゃないか!?」

           

          自らをプラスの人生に向かわせてはどうでしょうか

           

          ---------------------------------------------------------

           

          宮城県北部船主協会にはカツオ・マグロ漁船の他に

          漁業取締船という業種があります。

          そちらで「司厨長」を募集しておりますのでご紹介します。

           

          【募集要項】
          船 種:水産庁漁業取締船
          業 務:司厨長

          経 験:船舶乗船経験不問、調理経験3年以上
          雇用形態:正社員
          年齢制限:45歳以下
          航 海:一航海7日〜10日間
          休 暇:年4〜5回、7日〜20日間の長期休暇があります。
          募集エリア:
          宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
          新潟県、富山県、群馬県、長野県の方とさせていただきます
          性 別:男性のみ

           

          ---------------------------------------------------------

           

          遠洋マグロ延縄漁船
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          乗組員を大募集(未経験者可)しております!
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          名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
          住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
          電 話:0226−22−0793(月〜金)
          メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
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          | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
          連載企画 第31回「海の男にあこがれて」
          0

            紹介が遅れております「海の男にあこがれて」シリーズ。

            三陸新報ではもう“38”まで掲載されております。

            第1回目が平成26年8月ですから、連載を始めて丸3年を経過し4年目に突入していることになります。

            このブログだって平成24年2月から始めたのですから5年7か月以上になります。

             

            続いてますね〜〜〜

             

            マグロ漁船に関するブログが、しかも素人の私が書いたブログがこんな話題になるとは思いもしませんでした。

            各新聞やラジオ、そしてテレビでも取り上げられ

            全国で講演もさせてもらったり、ドキュメンタリー番組にもなったり

            終いには“AKB48”までやって来るという、、、

            驚きに満ちた5年でしたね。

             

            新人漁船員も1人、また1人と輩出し

            現在では92人目を数えます。

            注目されるのは100人目だと思いますが

            今年度中には達成する見込みでございます。

             

            このシリーズも1人、また1人と紹介し

            末永いシリーズにしたいと思っています。

             

            今回紹介しますのは

            宮城県大崎市出身の36歳。

            この時すでに妻子持ちだった彼。

            一大決心で気仙沼に来てもらいました。

            電話で乗船希望の連絡を受け

            宮城県仙台市で開催された「漁業就業支援フェア仙台会場」に奥様と2人で来てくれました。

             

            具体的にどんな言葉を掛けたのか、今となっては記憶が曖昧ですが

            奥様にも厳しい事を言ったように思います。

             

            「今まで毎日帰ってきた旦那が、長期間帰って来なくなる」

            「すぐさま連絡がつく状況でもない」

            「その間に、家庭内で様々なことがあるかと思います。」

            「ご自分の悩み、子供の悩み、、すぐさま答えを出さなければいけない状況もあるでしょう」

            「旦那に頼らず、すべてご自分で対応する覚悟がありますか?漁師の妻になる覚悟がありますか?」

             

            確か、こんな感じの内容でした。

            奥様が納得しなければ乗船させないという約束でした。

             

            奥様にここまで言う必要があったのか。

            今では少し反省しています。

            私は、漁船員という仕事をしたことによって夫婦仲が悪くなることは避けたかったのです。

            安易に旦那を沖に送り出して欲しくなかったのです。

             

            ご夫婦でしっかり話し合った答えは「乗ります!」

             

            36歳既婚の彼の想いをご覧ください。

             

             

            私は現在、大崎市古川に住んでおります。

            出身は岩手県花巻市で内陸育ちなので海と言えば海水浴や魚釣りで足を運ぶ程度でした。

            そんな私が近海マグロはえ縄漁船に乗船し、漁師になるまでの話をします。

             

            船に乗る前まではごく普通のサラリーマンでした。

            仕事に魅力が無かった訳でもなく、どんな仕事でもつらい事、うまくいかない事はあると自分なりに思っていました。

            ただ、不安だったのは家族の事でした。

            このまま今の仕事を続けたら家族を養っていけるだろうか

            妻や子供たちにお金が無い貧乏な暮らしだけはさせたくありませんでした。

            年齢は35歳、資格も何も持っていない私には転職の限界時期でした。

            次の仕事を探す際に、漠然と海に関わる仕事がしたいと思っていました。

            子供の頃から釣りが好きだったとか震災があったからという訳ではありませんが

            ネット検索をしていると「海技士」という資格があることを知りました。

            詳しく見ていくと、資格を取るには乗船履歴が必要か、水産関係の学校を卒業など自分には縁が無かった経歴が必要でした。

            諦めかけていた時に出会ったのが船主協会の吉田さんのブログ「漁船員になろう!」でした。

            3年間乗船し海技士を取得。

            これだと思いました!

            「未経験35歳くらいまで」となっていたため

            既に35歳の私は焦りました。

            それから毎日、吉田さんのブログとにらめっこが続きましたが

            吉田さんの熱意と新人漁師の生活にドンドン引き込まれていったのでした。

            私は一度決めたら後戻りできない性格で、妻もそのことを分かっており

            半ば諦めた感じではありましたが送り出してくれました。

            本当に理解のある妻で感謝しています。

             

            乗船する船が決まり、漁師となったのですが

            初めは本当に辛かったです。

            35歳の私はあと10年早ければと何度も言われました。

            体のあちこちは筋肉痛、手足の皮ははがれ、毎日が疲れと痛みでした。

            でも、自分の体は素直で、疲れた分、痛めた分、強くなってくれます。

             

            いちばん強くしなければならないのは心でした。

            疲れ、痛みに耐える、仕事がつらい、家族に会いたい等の気持ちがありましたが

            免状を取得するまでの3年間は絶対に諦めない覚悟でした。

            そんな私もまもなく乗船して1年が経ちます。

            陸とは違い、海の上では携帯電話が使えない、コンビニもない

            中でも病院が無いことで大変だったことがありました。

            右膝が痛み出し、翌日には激痛となり腫れ上がりました。

            当然、船の中には見てくれる医者がいませんし、処置危惧も十分ではありません。

            一週間以上痛みは続き、船を途中で下り病院へ行きました。

             

            結果はただの細菌感染でしたが、ここまでひどい状態は初めて見たと言っていました。

            化膿した部分の肉が腐ってしまっていたのです。

            幸いにも2週間ほどで普通に歩けるようになり、また船にも乗ることができています。

             

            最後に、これから漁船員になろうとする人、もしくは悩んでいる人へ

            10年早ければと言われますが、35歳妻子持ち未経験の私でも悩んで悩みました。

            その頃の気持ちを例えるなら

            コンクリートの隙間から一生懸命伸びる雑草のように感じます。

             

            自分で決めて一歩を踏み出した後で

            自分は動けない根っこではなく、好きなように行くことができる足があることに気づき

            今も挑戦中です。

            海にはそんな挑戦に答えてくれる醍醐味があります。

             

             

            以上となります。

             

            そんな彼も、先日3年目の航海をスタートさせました。

             

             

            来年には海技士の受験となります。

            どのタイミングで受験するのが良いのか、航海スケジュールと相談しながら決めていきたいと思います。

            彼の大きな区切りとなる「海技士」受験まで

            もうすぐです。

             

             

            最初の一歩を踏みだすこと。結果は後からついて来る。
            もちろん希望通りの結果とは限らない。
            でも、踏みださない人に、結果は決してやって来ない。

            唯川 恵(ゆいかわ けい、小説家)

             

             

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            | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
            連載企画 第30回「海の男にあこがれて」
            0

              皆様にご紹介したいことがあり過ぎて

              この「海の男にあこがれて」の紹介が置き去りにされたままとなっておりました。

              大変申し訳ございません!

               

              遅ればせながら、第30回目の紹介をしたいと思います。

               

              この青年は山形県出身の23歳。

              現在では100人近い新人漁船員が気仙沼の地を発っていますが

              どの県の出身者が多いと感じていますか?

               

              実は、山形県と福岡県が多いんです。

               

              宮城県は他県の方々が多く乗船してきていることにより

              漁船漁業という仕事を再認識いただけたのか、いちばん多いのですが

              他県となるとこの2県が突出しています。

               

              ただ、山形県の県人口が約110万人、福岡県が510万人という事を考えたり

              人口の年齢分布を考えると、宮城県と並んで1位のような気がします。

               

              そんな漁船員輩出県である山形県からやってきた青年の思いをご覧いただきたいと思います。

               

               

              私は小さい頃から船釣りが好きで、暇さえあればよく釣りに行っていました。

              山形県に住んでいた私はある日突然ふとしたことからマグロ漁船に乗ってみたいと思い

              インターネットでマグロ漁船のことを調べていたら、宮城県北部船主協会のブログに漁船員募集があり

              迷うことなく電話してみました。

              船主協会では優しい対応で、まず船を見に来ないかと言われ、すぐに行ってみたいと返事しました。

              一番初めに、(船主名)の第●●●丸を見学したのですが、そこで漁労長に出会い、いろいろな事を教えてもらい

              この漁労長のもとで働いてみたいと思い、船に乗ることを決めました。

              とうとう出港の日になり、親や船主協会の人たちが見送りに来てくれました。

              初めて出港式を体験し、ようやく本当に1年間も仕事をしてくるんだという実感が湧きました。

              いざ操業が始ってみると、大変な仕事ばかりでしたが

              それでも船長をはじめ、日本人船員、インドネシア船員の人たちが優しく分かりやすく教えてくれたので

              出港してまだ半年ぐらいしか経ちませんが楽しく仕事をしています。

              マグロ漁船の仕事で一番楽しいと思ったのは、揚げ縄の時のスナップ取りです。

              最初はビビったりして何もできませんでしたが、インドネシア船員の人たちがいろいろな取り方をやさしく教えてくれて

              今では面白く感じ、いろいろな外し方ができるようになりました。

              うまく外れた時はすごくうれしい気持ちになります。

              休みの日でワッチなどもない時は、テレビを見たり、インドネシア船員と色々話したりしています。

              今では少しですが、インドネシア語も話せるようになりました。

              漁船員になろうか迷っている人がいると思うのですが

              陸では体験できないような面白いことがたくさんあるので乗ってみてください!

              (以上)

               

              いかがでしょう、最後の一文いいですね!

              「陸では体験できないような面白いことがたくさんあるので乗ってみてください!」

               

              全ては捉え方一つではないかと思います。

              1年間船の中に拘束され、毎日毎日仕事ばかり。奴隷のよう。

              このように捉えれば、そのような日々がやってきます。

              せっかくの1日と言う時間を毎日、毎日、ドブに捨ててるも同じこと。

               

              ある記事でこんな例えがありました

               

              1秒1円だとしたら、1日で86,400円になる。

              1年で31,536,000円にもなる。

              目的も目標もなく、ダラダラ過ごしていたら

              1年間で3150万円という大金をただ捨ててるようなもの。

              日々努力を重ねて、しっかりこのお金を使うことで

              3年後には約1億円相当の知識や経験、技術を身に付けることができるんだ。

               

              というものです。

              嫌だ嫌だばかりの日々では

              捨てる方が多くなるばかり。

              何も蓄えることができません。

               

              彼のようにプラス思考でとらえるだけで、未体験なことが毎日おこり

              ワクワクした日々が送れるのです。

               

              ある新人漁船員も言ってました。

              先輩船員は「毎日同じことの繰り返し」と言っていましたが

              自分から見ると、同じ日は一日もなく毎日ワクワクしてます。

               

              「奴隷」の口からこのような言葉が出ますかね??

               

              また1人、また1人と新しい若者が漁船員の門を叩いてきます。

              若者であふれ、プラスの言葉であふれる港を創っていきたいと思います。

               

              人から言わせれば

              これは夢物語かもしれませんが

              無理だという人もいるかもしれませんが

              この山形県の青年のような人がいる限り

              私はこの港創りに人生を賭けてみようと思っています。

               

               

              心は、天国を作り出すことも、地獄を作り出すこともできる。

              ジョン・ミルトン

              (1608年 - 1674年、イギリスの詩人)

               

               

              【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
              乗組員の募集(未経験者可)につきましては随時おこなっておりますのでお気軽にお電話ください!
              名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
              住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
              電 話:0226−22−0793(月〜金)
              メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
              担 当:吉田鶴男



              | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 11:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
              連載企画 第29回「海の男にあこがれて」
              0

                毎月、三陸新報に連載しております「海の男にあこがれて〜新人漁船乗船記」の第29回目の登場です。

                 

                今回の彼は、青森県の大間町出身の26歳。

                海上自衛隊から遠洋マグロ延縄漁船の門を叩いてきました!

                 

                なかなかクールな彼ですが、寡黙な姿に好感がもてます。

                彼の想いを追っていきたいと思います。

                 

                 

                私が育った町は漁業が中心の街です。

                子供の頃から浜の仕事を手伝ったり、遊ぶ場所も浜だったりと

                海が生活の一部でした。

                そんな環境でしたので、私も将来は漁師になるものだと思っていました。

                しかし、現実は甘くなかったです。

                漁師は収入が不安定であり、博打だと聞いていました。

                親に反対され、私は自衛隊に入隊しました。

                船に興味があり、海上自衛隊に約7年勤務していました。

                このまま自衛隊で一生を終えるものと思っていましたが

                あることをきっかけに漁師になろうと思いました。

                マグロ漁師をめざして「遠洋マグロ延縄漁船」に乗船しました。

                実際に操業してみて、この仕事は体力と根性と強い精神力が必要だと感じました。

                操業場所によっては暑い、寒い、時化、そして睡眠不足です。

                魚が揚がれば仕事は忙しくなり、寝る時間は短くなりますが、水揚げ高があがれば給料が増える。

                そう思うと疲れなど忘れる事が度々ありました。

                いつも大漁という訳ではありませんでした。

                自然を相手にする仕事だけに苦労はいっぱいですが、少しでも多く水揚げできるように

                仕事に励んでいきたいです。

                 

                以上

                 

                 

                遠洋マグロ延縄漁船に乗り、インド洋を巡り、そして間もなく気仙沼に戻ってきます。

                どんな顔して戻ってくるのでしょうか、私の顔を見ての第一声は何でしょうか。

                楽しみなような、不安なような複雑な気持ちです。

                 

                大間のマグロ船を見て育ち、遠洋の世界はどんなふうに見えたのでしょうか。

                1年の長期航海で彼は何を感じ、成長してきたのでしょうか。

                 

                これは会ってからじゃないと分かりませんね。

                やっぱり入港してくるのを「楽しみ」に待ちたいと思います。

                 

                 

                人のために何かしてごらん。
                返ってくる「ありがとう」が生きる力になるよ。

                水谷 修
                (児童福祉運動家、教育評論家、元教師、夜回り先生、1956〜)

                 

                 

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                | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                連載企画 第28回「海の男にあこがれて」
                0

                  三陸新報の連載スピードに追い付くように

                  今日も「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」を掲載いたします。

                   

                  今回紹介するのは、神奈川県出身20歳の青年。

                  気仙沼にマグロ漁船見学にやって来たのは昨年の夏、彼が19歳の頃だったと思います。

                  ヤル気はあるものの、体の線が非常に細く

                  「大丈夫だろうか?」と思ったのが正直なところ。

                   

                  マグロ漁船を見学しながら、何回も何回も厳しい話をしましたが

                  彼からの返事は「大丈夫です、がんばります!」。

                  「大丈夫、がんばりますってのは何もしていない状況だから言えるのであって

                  頭で理解するだけじゃなく、心に落とし込んで、本当に大丈夫なのか1週間自問自答しなさい」

                  みたいなことを話した記憶があります。

                   

                  いくら19歳と言えども、プロとして漁船に乗るからには

                  有言実行をしてもらわなければいけません。

                  自らが口にしたことは、何が何でもやってもらわなければなりません。

                  それがプロってものです。

                  無責任に夢だけ語って許されるのは学生の時だけです。

                   

                  1週間たったか、経たずか、彼からの答えは「船に乗りたいです。よろしくお願いします」

                   

                  そのやる気を買い、気仙沼地区に向かい入れ

                  実技研修が始まったのですが

                  これが、また酷く(笑)

                  何をやっても出来なくて、顔を真っ赤にさせながら研修に挑むも

                  同じ失敗を何度もしてしまい、一日中講師の厳しい声が響き渡りました。

                  途中、私も彼にこの仕事は無理ではないだろうか。。と思うようになり

                  船主にも受入れ中止を申し出ようか悩みました。

                   

                  でも、本人の漁船員に対する想いは非常に強く

                  その真剣な表情に「神奈川に帰れ」とも言えず

                  徐々に彼を信じてみようと思うようになりました。

                   

                  今となっては、彼を信じて本当に良かったと思っています。

                  まだまだ未熟なところはありますが、有言実行しているところは

                  素晴らしいと思っています。

                   

                  彼のその強い想いを、皆さんに少しでも知っていただきたいと思います。

                   

                   

                  私は神奈川県横浜市出身の二十歳です。

                  高校を中退してから働きはじめ、前職は鉄筋工をしていました。

                  もちろん楽しかったこともありましたが、職場での暴力などもあり何か物足りなさを感じる日々を送っていました。

                  漁船に乗りたいという気持ちはあったものの、漁師という仕事が身近ではなく

                  なかなか行動に移せず半ば諦めておりました。

                  一昨年に年の離れた弟が生まれたのですが、その子の父となる私の養父は昨年亡くなりました。

                  生前は口うるさく「やりたいことをやれ」と言われ続けていました。

                  その言葉がきっかけとなり漁師になろうと決意。

                  すぐに行動に移しインターネットを検索。

                  徹底的に探し目に留まったのが宮城県北部船主協会の吉田さんの書いているブログ、「漁船員になろう!」でした。

                  一通り記事に目を通し、洋上での船員の感想や状況などが詳しく書かれており

                  もともと漁師と言っても、正直、マグロ漁船とは考えていなかったのですが

                  ブログを読み、この仕事をしたいと自分の思うまま吉田さんに電話をかけました。

                  その後は気仙沼へ行きマグロ船内に案内され、船員室、機関室などを見学し

                  全体の流れなどの説明を受け、その日は日帰りで帰りました。

                  吉田さんから「この環境の中での仕事はキツイ。睡眠時間も少ないなど、これからを考慮したうえで

                  本当に乗船したいと思ったら1週間後に連絡して欲しい」と言われたのを鮮明に覚えています。

                  実際に●●●丸に乗船し最初に経験したのが船酔い、そして仕事がキツイことでした。

                  船酔はご飯を食べてもすぐに気持ち悪くなり、トイレで吐き、寝ても頭や体は重く

                  これがいつまで続くのかと不安な気持ちしかありませんでした。

                  何とか三日ほどで治まりましたが、中には2〜3週間続く人もいると聞きました。

                  揚げ縄時の作業は13時間あるいは16時間かかる事さえあります。

                  疲れると思うこともありますが、がんばろうと自分に言い聞かせてその場を乗り切ります。

                  時々時化もあります。

                  経験した事のない波の破壊力。

                  常に神経を使い、怪我などをしないよう心掛けることが大切だと思います。

                  ある日、ブランの入っているバスケットをコンベアへ運び終わった時、自分がいる方向に高波が押し寄せ転倒したのですが

                  幸い怪我もなく、あらためて波の恐ろしさを体感しました。

                  気の緩みや慣れなどが事故に繋がるように思いました。

                  時々疲労によりくじけてしまう時、弱気になることもありますが

                  雨上がりの虹や満天の星空の自然現象に遭遇した際は、嫌なことや疲れなどが自然と楽しさに変わり

                  チャレンジ精神が湧いてきます。

                  マグロ漁船は目標に向かって頑張ろう、やってやろうと思わせてくれる職業だと私は思うのです。

                  漁労長をはじめ、日本人幹部の皆さんには仕事以外にも道徳や人生において大切な事まで指導していただき感謝しております。

                  今はまだ仕事も全然分からなく、覚えも遅い自分ですが、指導してくださる幹部の方々の仕事を手本とし

                  どのような場面でも対応できる人間になりたいと思っております。

                  将来は、本船の石田機関長のような機関長をめざし、日々知識を習得し、邁進していきたいと思います。

                   

                  以上

                   

                  いかがでしょうか。

                  これを読んでますます、受け入れて良かったなぁ〜と心から思います。

                  本当に素直でいいヤツです。

                  家庭環境以上に、人や愛情に恵まれて生きてきたんだなと感じます。

                   

                  また「石田機関長のような機関長になりたい」と大きな目標を掲げましたね〜

                  では、これも有言実行してもらいますよ!!!

                  将来が楽しみです!

                   

                   

                  ひとつでもいいから、好きなことを見つける。
                  見つけたらとことん追求。
                  ひとつをクリアしたら、次のステップへ。
                  これを続けていくことで、自分に自信が生まれる。
                  そして、また新たな目標に向かって挑戦していく。

                  土田和歌子
                  (車椅子アスリート、1974〜)

                   

                   

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                  担 当:吉田鶴男

                  | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  連載企画 第27回「海の男にあこがれて」
                  0

                    紹介が遅れっぱなしの「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

                    紙面では32回まで進んでしまっております。

                    他地区の皆様にもご紹介したいとの思いからブログにも掲載しているのですが

                    皆様にお伝えしたい事が多く、ここ最近は週二回更新をして、ようやく第27回目をご紹介するにいたりました。

                     

                    この企画なのですが、最近地元の方からは不評というか不満と言いますか

                    あまり良い話が聞こえてきません。

                    もちろん、素晴らしい企画だとおっしゃって下さる方も多いのですが

                    私としては「不評、不満」という部分がとても気になります。

                     

                    どの辺がおかしいと思うのかいろいろ聞いてみました。

                     

                    A「現実のマグロ漁船はとてもきつくて辛い。なんでこの企画は良いことばかりを書くのか」

                    B「あまりにも文章が上手すぎる。海の男は書くのも話すのも苦手なはず。これは不自然。」

                    いろいろあるのですが、代表的なご意見はこの2つかなと思ってます。

                     

                    どちらも元マグロ漁船員だと伺ってます。

                     

                    まず、Aの方。

                    「マグロ漁船員はとても大変で辛いことだらけ、閉鎖的な船内の暮らしが1年も続くので刑務所に入ってるも同じ。」

                    少々過激ですが、このようなことを書いてもらいたいのでしょうか。

                    過激な内容を読んでもなおマグロ漁船に乗りたいという人こそ、本物だと仰りたいのでしょう。

                    Aの方は何十年も家族のため、我慢に我慢を重ねて船員生活を送ってきたのでしょうか。

                    確かに表現は過激であれ、辛いことが多く、船の中で1年もの間、同じメンバーで暮らすということは紛れもない事実です。

                    でも、私から見れば可哀そうな人生でしたね。

                    どんな事情でマグロ漁船に乗ったにせよ、そこにある魅力を見出そうともせず、苦しいと思いながの数十年は辛かったでしょう。

                     

                    私は新人らにはそんな人生を歩ませたくはありません。

                    苦しさを越えた先にある魅力を見出して欲しい、この苦しさを越えた者にしか見えない何かを見つけて欲しいと伝えております。

                    だから、厳しい環境の中にいるにも関わらずプラス思考の言葉が多いのだと思いますよ。

                     

                    そして、Bの方。

                    この原稿は激務の合間を縫って、眠い目をこすりながら書いているので

                    とても分かりにくい文章になってる場合もありますので、最低限の校正は行っております。

                    それはお許し願いたいと思います。本人の伝えたいことを多くの人に知ってもらうが優先なので仕方がありません。

                    それと、書くのも話すのも苦手というのは完全な先入観ですよ。

                    時代が変わったのです。

                     

                    前段が長くなりましたが、「第27回海の男にあこがれて」をご紹介いたします。

                    今回は兵庫県(本人曰く、品が良くておしゃれな)神戸市出身26歳の青年です(笑)

                     

                    海の男にあこがれて,マグロ漁船

                     

                    私は兵庫県神戸市出身です。

                    地元神戸は港町でもあるので、小さな頃から海や船を見慣れていました。

                    漁師を考え始めたのは二十歳の時。

                    当時勤めていた会社では漁業に携わる方たちと話すことが多く

                    その方たちの影響を強く受けました。

                    その後数年は、自動車関係の仕事をしていましたが、漁師に対するあこがれもあり退社。

                    そして、宮城県北部船主協愛の門を叩きました。

                    そこで聞いた話は想像を絶する者ばかりで、何度も何度も「覚悟はできているか?」「腹はくくったか?」と

                    耳にタコができるほど言われました。

                    実際にマグロ漁船に乗ってみての感想は「過酷」。

                    その一言に尽きます。

                    まずは睡魔。

                    とにかく眠たいです。

                    基本的に休みはほとんど無く何十日も連続で操業するので、常に寝不足状態になります。

                    次に時化。

                    これは口で言っても伝わりにくいのですが、クロマグロの操業中は特にキツイです。

                    台風並みの強風に加え、何度も何度も「波の壁」が迫ってきます。

                    そして、少なくとも操業中は体のどこかが必ず痛いです。

                    手の痛みが無くなったかと思えば、足を痛め、腰を痛め、、、

                    怪我とは常に隣り合わせです。

                    マグロ漁船の船員はほとんどがインドネシア船員で、考え方や文化がまったく違います。

                    ですから、それがストレスになることも多々あります。

                    しんどいことばかりじゃないか、、、と言われそうですが、これが「現実」です。

                    80%は「しんどい」、つらい事ばかりです。

                    ただ、残りの20%が格別なんです。

                    100キロ近いバチやキハダ、200キロを超えるクロマグロを全員の力を合わせてデッキに揚げた時だけは

                    体の痛みや疲れは吹き飛びます!

                    ましてや自分で引っ張って魚を揚げた瞬間は格別で、この仕事じゃないと味わえないと思います。

                    後はいろいろな国に行けるのも魅力のひとつです。

                    ラスパルマスの夜の街で大金をドブに捨てるような痛い経験をしたのは秘密です(笑)

                    まだ、1年目の私が言うのもおこがましいですが、これからマグロ漁船に乗ろうとしている人たちは

                    もう一度ゆっくり考えた方が良いと思います。

                    生半可な覚悟ではしんどい思いをするだけです。

                    ただ、何を楽しいと感じ、何をしんどいと感じるかは人生それぞれなので

                    こればかりは経験してみないと分かりませんね。

                     

                    以上となります。

                     

                    これは初航海の時の感想。

                    そして彼は今、二航海目に挑んでおります。

                    2割の「格別」がまた海へと向かわせるのでしょうね。

                     

                    関西弁を流暢に操る彼のトークは絶品!また色んな沖での話を聞かせてもらいたいですね〜!

                     

                     

                     

                    我々の苦悩は、とことんまで経験することによってのみ癒される。

                    マルセル・プルースト
                    (19〜20世紀フランスの作家、1871〜1922)

                     

                     

                     

                    【カツオ・マグロ漁船の求人(募集)、給料等に関するお問合せ先】
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                    名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
                    住 所:宮城県気仙沼市港町508-2 福徳第二ビル2階
                    電 話:0226−22−0793(月〜金)
                    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
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                    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 09:12 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
                    連載企画 第26回「海の男にあこがれて」
                    0

                      書きたいことが沢山あって、紹介が遅れっぱなしの「海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記」

                      大変申し訳ございません!!

                       

                      今回紹介しますので、福岡県福岡市出身のOくん(21歳)

                      電話面談でなかなか自分の思いが伝わらないと、わざわざ漁業就業支援フェア(仙台会場)に参加して

                      私に思いをぶつけてきた強者です(笑)

                      その時の様子は、昨日のことのように覚えてますよ!!

                       

                      それでははじまり、はじまり〜

                       

                       

                      私は福岡県福岡市出身です。

                      福岡市では「博多どんたく」や「博多山笠」など有名な行事が毎年行われております。

                      私がマグロ漁船に乗ろうと思ったきっかけは、ブログ「漁船員になろう!」を読んだことです。

                      転職を考えていた時にインターネットで見つけて、その熱意や出港していく漁師の皆さんの写真を見て

                      「かっこいいな!!」と思ったからです。

                      マグロ漁船の魅力は、外国の港に寄港できることと、毎朝刺し身を食べられることです。

                      出港の時や入港の時にたくさんの人に見送られたり、迎えられたりすると

                      それだけで誇らしい気持ちになります!

                      マグロ漁船の苦労は、携帯電話が常に圏外という事です。

                      はじめの頃は癖で友達に電話しようとしたり、インターネットを開こうとしましたが

                      やはり圏外です。

                      その度、「遠いところに来たな」と実感しました。

                       

                      しかし、マグロ漁船はこういった不自由があるから、ちょっとしたことに喜びを感じます。

                      正月には船頭様が早く起きて、全員に豪華な海鮮料理を作ってくれました。

                      あの味は陸では味わえないと思います。

                      その他にも、船頭様をはじめ、諸先輩方の優しさに支えられて

                      私は今日も元気に仕事をしています。

                      私も早く資格をとって、皆さんのような寛大で優しい幹部船員になりたいです。

                       

                      以上です。

                       

                      やはり、携帯電話が圏外になり続けるという事は

                      若い人にはすごくストレスになるようです。

                      船で洋上から日本に帰国する時などは小笠原諸島付近でいったん電波が入るのですが、その1時間前くらいから

                      携帯電話を眺め「電波よ入れ!電波よ入れ!」と念じたり、時にウルトラマンの変身のように

                      携帯電話をもった手を高く上げて、わずかな電波を拾おうと探したりもするようです(笑)

                       

                      この気持ちは長期間そのような状態になった人にしか分からないでしょうね。

                       

                      彼はとても人情味が厚いところがあり、お世話になった人の為にもがんばりたい、逃げ出すわけにもいかないと

                      いつも言っています。

                      時折、洋上から「元気でやってます!」と電話報告をしてくれます。

                      彼のそんなところが嬉しくて、受け入れて本当に良かったと思っています。

                       

                      今、彼は2航海目にチャレンジしていて、出港の直前に一緒にお酒を飲む機会があったのですが

                      彼の熱い思いに私も思わず感動して涙目になったり(笑)

                       

                      今後も彼をサポートし続けていきたいと思います!

                       

                       

                      周りの人すべてに支えられて

                      いまの自分があるというふうに感謝をして毎日を過ごす人間と

                      「これは俺がやったから、これくらいの成功は当然だ」と傲慢に開き直る人間とでは

                      どれだけ将来の差が出てくるだろうか。
                      本田健(著述家)

                       

                       

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                      担 当:吉田鶴男

                      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 海の男にあこがれて〜新人漁船員乗船記 | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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