漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
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Rookie Fisherman Diary (From Kyoto-119)
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    大好評の洋上日誌のコーナーです。

     

    そして、(from kyoto)?

    もしかして??

     

    と思うコアなファンもいらっしゃるのではないでしょうか。

    洋上の激務を面白く伝えてくれる『洋上のエッセイスト』(と私は呼んでいる)

    の登場です!

     

    今回は何と、エピソード1(初航海)の最終回

    第37週目から日本に到着するまでをお伝えいたします。

    私としては何だか寂しい気もします(笑)

     

    早速お伝えいたします。

     

     

    【第37週目】

    同じデッキブラシなのにパワフルな先輩が扱うと「シャッシャッシャッ」から「ゴガッコガガガガッ!」と音が変わる。

    明らかな排気音の差を感じる。

    休み。魚がないのでミクロネシアから出る。

    魚がある。気分が良い。

    今日も魚がある。このままのペースで最後まで行って欲しい。

    少しクシャミをしたり、疲れたそぶりを見せると「コロナ!コロナ!」と叫んで面白がるインドネシア船員。

    モツレや壊れたスナップにもコロナ!と言う始末。

    投縄やって揚縄やって、そして掛ったのは小ぶりのキハダ一本だけだった。

    また魚がないなぁ。近辺の船はどこもだいたい同じらしい。

     

    【第38週目】

    小さいカニが投縄機に入ってしまった!!無回転で綺麗に飛んで行った。

    普段より早く飯を終えただけなのに、船長は空を見上げ「雨が来るな」と呟いた。

    メバチの神経通しに失敗した。あの巨体が腰の高さまで飛び跳ねて大暴れした。危なかった。

    今日はキハダの日。キハダがたくさん。

    階段の真ん中であぐらをかいて迷走していたのは我らが船長だった。

    スナップ外しで負傷した指先の爪の傷がキンキン痛い。

     

    【第39週目】

    作業台の端にある不自然なクレーターや傷跡は先輩の仕業だったとここで知る。

    今日は魚がない。最近の1トンペースがここでストップ。

    タンカー給油。コロナ対策で全員マスク装着。油の臭いで気分が悪い。

    凍結室の雪ではサラサラすぎて雪だるまは作れない。

    小さなサイズの魚が掛かってしまうと、芽を摘んだようで寂しい気分になる。

    表倉庫で作業中、先輩にまた狙撃された。隙を見せてしまった。

     

    【第40週目】

    些細なことがきっかけでインドネシア人と喧嘩になった。

    そろそろ休みが欲しいなぁ

    最近、雨ってばかり。降って止んでまた降って。カッパが忙しい。

    三歩歩けば忘れる鶏と同じだな!と船長から言われてちょっと悔しい。

    今日の投縄は海がとても穏やかでCGみたいでした。

    喧嘩して以来、スナップ外しがグンと上手くなった。ご利益喧嘩!

     

    【第41週目】

    寝ぼけたカツオドリがマストにぶつかり降ってきて背後に落下した。危なかった。

    新調した船長の帽子がダサい。前の赤いやつの方が似合ってた。

    先輩のブイの回収が力技すぎてアシストする僕も大変。

    メカを捌きたいが、船長は10年早いという。

    魚を逃した直後なのにインドネシア人の冗談で爆笑したことを先輩に注意された。

    でかいメカを揚げた。久しぶりにホイストを使った。

     

    【第42週目】

    ひさびさにオールしてしまった。揚縄中眠気で大変だった。

    足で外すスナップテクにチャレンジ!1回も出来ず。

    ショッカーケーブルがサメに噛まれて避けてしまった。

    最近は安定して1トンペースが続いている。早くビッグウェーブが来て欲しい。

    投縄中にブランのモツレを連続でやってしまった。先輩から高速連打頭突きをいただいた。

    引き揚げられるメカのひしゃげた変顔(?)が面白く、カギに力が入らなかった。

    生きの良いバチが掛かった。引いて引かれての繰り返しで軍手が火を噴いた。

     

    【第43週目】

    ブランリールで巻いたブランを外す時、船長はピョコっとジャンプする。

    台風みたいな嵐に襲われてみんなテンション爆上げ。なぜかカッパを脱ぎだした奴もいる。

    漁労長に休みの予定を聞いたら、最後までないとのこと。燃えてきた!

    インドネシア船員とまた喧嘩してしまった。

     

    【第44週目】

    魚がない。インドネシア船員はラマダン!ラマダン!と面白いことを言っている。

    菓子が底をついた。凍結終わりの楽しみがなくなった。

    揚縄の最後に来る当たり前のモツレを解消して、今日が終わる。

    投縄中に綺麗な半円んお虹を発見。先輩の目を盗んで一枚パシャリ!

    ド級のモツレが来た。あっちこっちから揚がる幹縄やブランで大忙しだが、この状況を楽しんでいる自分がいた。

    情報屋のインドネシア船員によると、揚縄はあと10回で終わるらしい。

     

    【第45週目】

    漁労長からカントリーマアムをいただいた。3日に1枚のペースで食いつなぐ。

    今期最大級のバチが揚がった。餌を掛けたのは自分なので誇らしい。

    イルカを見た。水族館にいるような可愛げは無かった。

    初めての部分分け解剖にチャレンジ。気持ちいい作業だった。

    魚がかかり、力任せに引っ張っていたら釣針が外れて鬼速で飛んできた。危なかった。

    今頃になって湿疹が気になる。

    寝違えた。寝台の狭さにまだ慣れない。

     

    【第46週目】

    船長が心無いと言われたことをまだ根に持っている。

    ブランが切れてスナップだけ揚がって来た。今日一番テンションが上がった出来事だった。

    あと10回で終わるのはガセだった。長靴に穴開いた。

    長靴のガムテープがすぐ剥がれるので新しいのに替えた。

    あと9回で終わるらしい。スナップ外しに失敗。爪が割れて出血。

    あと7回に訂正。

    色白でおめめパッチリの美人バチがたまに掛かる。

     

    【第47週目】

    モツレの解消にもたついてまたペラってしまった。ペラないように気をつけないと。

    食パンが食べたい。

    長らく続いた咳がやっと治った。原因は不明。

    仕事が終わって寝台に転がった時のしあわせ感。

    明日は最後の日。残り10回からここまでが長かった。

    終わった。74連勤。1日休み。

    チャンチャン。サビだらけ。サンダーが唸る。

     

    【第48週目】

    船長がグラビアのページを開いて微笑んでいた。

    ペンキ塗りも仕上げに入る。

    ブランの傷チェック。

    デッキ擦り。大が漏れそうなのでドアを鬼速でノックしたらインドネシア船員が下を履かずに飛び出してきた。

    水温が下がってきた。海水浴にはまだ早いっぽい。

    青ヶ島が地図上に見えてきた。Japanは近い。

    八丈島付近を通過。電話が繋がる。明日入港予定。

     

     

    第36週目までの日誌はこちら

    http://gyosenin-boshu.net/?eid=683

     

     

    以上となります。

     

    この彼も、気仙沼港へと帰ってきました。

     

    IMG_6450.JPG

     

    彼の1年間に渡る航海記いかがだったでしょうか。

    辛く過酷な1年が、彼にかかれば楽しく刺激的な日常になってしまう(笑)

     

    本人も努力を重ねたことと思いますが

    日誌中に何回も登場する船長。

    そして漁撈長。

    何より、彼の傍でサポートをしてくれた先輩(乗船9年目)の存在が大きいだろう。

    この彼も、「この先輩がいなかった自分は洋上でくじけていたかもしれない。」と私に話してくれた。

     

    そして

    「僕はこの会社、この船で本当に良かったと思います。」

    と言ってくれたことが本当に嬉しかった。

     

    船の仕事を全体的にみてどう感じた?と私が質問すると

    帰ってきた答えが

    「陸上の仕事と比べるとケタ違いに過酷で、何もない洋上ですが毎日が変化に満ちている。」

     

     

    乗組員の皆様。

    長期航海、本当にご苦労様でした。

    新人の面倒をしっかり見ていただきありがとうございました。

    お陰様で人間的に大きな成長を成し遂げたようです。

    今後とも、よろしくお願いいたします。

     

    休暇後は「洋上日誌シーズン2」が始まります。

    ご期待ください(笑)

     

     

    努力すれば報われる?

    そうじゃない

    報われるまで努力するんだ!

    魔裟斗

     

     

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    Rookie Fisherman Diary (From Iwate-121)
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      ブログの更新をしたばかりなので

      来週更新しようと思っていたのですが

      洋上から送られてきた日誌を読んだら居てもたっていられなくて

      更新することにしました!

       

      今回、紹介する洋上日誌を書いたのは

      今春、岩手県の農業高校を卒業したばかりの18歳の少年。

       

      洋上日誌の中には、苦しみながらも元気いっぱいの様子が描かれている。

       

      順調であることを具体的に早くご両親に伝えたい!!!

      そんな衝動にかられ、時間の合間を縫ってブログを書くことにしました。

       

      IMG_6260.JPG

       

       

      早速紹介します!

       

      【第1週目】

      出港初日に船酔の洗礼を受けた。

      3日まともにご飯を食べれなかった。

      酔いになれたらご飯がすごく美味しい!

      インドネシア船員は優しくて面白い!

      (姉へ、誕生日おめでとう)

       

      【第2週目】

      今日はバリ島を船から1時間見て終わった。

      帰る頃には入れるといいな。

       

      【第3週目】

      投縄と揚縄が始まった。

      最初は見学。

      ひとつでも仕事を早く覚えてみんなの役に立ちたい。

       

      【第4週目】

      インドネシア船員の人達は分からないことがあるとすぐに教えてくれる。

      みんな先生だ!

      インドネシア語を少しずつ覚えていっぱい話もしたい。

       

      【第5週目】

      揚縄終わりのシャワーは最高だ!!

      そして、船長からいつも貰うオレンジを食べて寝るのが大好き。

       

      【第6週目】

      投縄の餌を付けれるようになった。

      仕事終わりにインドネシア船員の人達とご飯を食べるのが楽しい!

       

      【第7週目】

      小さな魚でもパワーがすごい。

      逆に自分が釣られてしまいそうになる。

      体重が6キロも増えた。

       

      【第8週目】

      みんなから見ても私は丸くなったらしい。

      ダイエットと言いながら両手には箸とご飯。

      甘いものも最後までもつかな、、、

       

       

      以上となります。

       

      インドネシア船員を始め、船長など日本人船員もすごく新人の面倒を見てくれている。

      初航海の少年。

      出港前はかなり過酷だと脅しておいたが、それを楽しく乗り切ってるようだ!

       

      まっすぐで、いつも笑顔で、面倒を見たくなるような人徳も兼ね備えている。

      いい環境で育ったんだなぁと感じます。

       

      乗組員の方々には本当に感謝です。

      今後ともよろしくお願いいたします。

       

      私もこの少年のやる気をもっともっと高められるよう

      微力ながらも応援していきたいと感じる一時でした。

       

       

       

      どんな生活でも新しい生活には意味があり、希望がある。
      田山花袋
      (明治〜大正の小説家、1872〜1930)

       

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      Rookie Fisherman Diary (From Kesennuma-112)
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        全国に緊急事態宣言が発令されたのが4月16日。

        まもなく2週間になろうとしている。

         

        休日とはいっても、特別何をするでもないのですが

        ”自粛”と言われると、ステイホームがキツく感じてしまう。

         

        IMG_1348.jpg

         

        これは全国の新型コロナウイルスの感染者数の推移なのですが

        明らかに下降に転じているのは明白で、有識者も”鈍化している”と発言している。

         

        皆が自粛生活を続けることで、1日あたり全国で150〜200人程の感染者数を減らすことができているということは

        死亡率が1.9%(4/28日現在)だとすると、乱暴な数字かもしれませんが

        毎日2.85人〜3.8人の命を救っていることになるのではないか。

         

        この2〜3人にも家族がいるわけで

        ザックリいうと、毎日2〜3家族を深い悲しみから救っていることにもなる。

         

        自粛生活も意外と大変ですが、この行動に成果がでていることに喜びを感じています!

         

         

        沖縄の「なんくるないさぁ〜」って言葉をご存じでしょうか。

        “何とかなるさ〜”という楽観的な意味で知られていますが

        この言葉には「前置き」があることはあまり知られていません。

         

        正しくは『まくとぅそーけーなんくるないさ』といいまして

        「挫(くじ)けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味なんだそうです。

         

        沖縄県知事が「大型連休に沖縄へ来る予定の方が、航空会社の予約によると(発着を合わせ)6万人余りいる」として

        旅行のキャンセルを求める報道がされております。

        これは誤解で、ここまでの人数ではないらしいが相当数の方が沖縄旅行を計画していることは間違いなさそう。

         

        「なんくるないさぁ〜」と楽観的に旅行するのかもしれませんが

        これが「正しい道を歩む努力」なのかどうか、今一度考えてみてはどうでしょうか。

        そうしなければ「いつまでたっても良い日は来ない」のです。

         

         

        我々の漁船漁業は重要な戦力となるインドネシア船員の日本入国が拒否されている状況が続き

        運航スケジュールの変更を余儀なくされております。

        さまざまな可能性を模索しておりますが、まずは日本の収束が第一ではないかと思っているのです。

        「日本の船は感染リスクが非常に少ない」という認識を諸外国にもってもらいたい。

        まずはここからだと私は思っています。

         

        今回も「挫けず正しい道を歩むべく努力」をしてきた若者の洋上日誌をご紹介します。

        紹介が遅れておりまして、この若者は帰国してきてしまったのですが

        昨年の7月くらいからの状況を報告します。

        地元気仙沼を昨年3月に卒業し、海の男になるべく気仙沼港を旅立った青年の洋上日誌です。

         

        【第13週目】

        投縄(作業)もだいぶ慣れてきて、ブラン出しや餌付け、スナップ付けをする時にほとんど遅れなくなりました。

        スナップをつけている時、しゃべる余裕もなかったのですが、しゃべれる余裕もでてきました!

        車を運転したい!

         

        【第14週目】

        7月18日に転載がありました。転載は別な大きな船にこれまで獲ってきた魚を移動させました。

        初めての転載だったので、何をすればいいかわからず、あまり手伝うことができませんでしたが

        自分たちが獲った魚があそこまで多いとは思いませんでした。

        買い物がしたい!

         

        【第15週目】

        今週から(ミナミ)マグロ漁が始まりました。マグロ漁の最初の投縄だったのですがブラン出しの順番が難しく

        とてもとても忙しくって覚えるまで遅れそうです。

        揚縄は今までの倍のモツレやナイロン切れなど、休む暇がないし終わる時間も遅くだったりしてとても疲れました。

        カツ丼が食べたい!

         

        【第16週目】

        マグロ漁が始まってから2週間が経ちましたが、毎日モツレなどの数が多く、終わる時間も遅く疲れが溜まってきて

        次の日の揚げ縄がとても大変になってきています。

        マグロ漁はもう少し取れ数が少ないと思ったのですが、予想以上に多くて驚きました。

        唐揚げが食べたい!

         

        【第17週目】

        マグロの投縄で初めて最初にブラン出しをしたのですが、前まではランプが付いていないブラン出しをしていたので

        ランプが付いているブラン出しをしてからは少し油断しただけで順番を間違えてしまい遅れて大変です。

        マグロ漁が終わるまでにはブラン出しを遅れないようにしたいです。

        ラーメンが食べたい!

         

        【第18週目】

        マグロ漁が始まってからの凍結作業は今までとは違って魚も重さ50キロを超えるものが多く、持つのも自分だけでは無理で

        2人がかりでないと持てないぐらいで腰もマグロを持つたびに痛くなって大変です。

        果物が食べたい!

         

        【第19週目】

        マグロ漁が始まってからだいぶたって、体の疲労もだいぶ溜まってきてて、腰も痛くなってきて起きるときもとても辛くなってきました。

        でも、そろそろマグロ漁も終盤戦に近づいていると聞いたので、寒さと腰の痛み、疲労に耐えていき乗り切っていきたいと思います。

        すき焼きが食べたい!

         

        【第20週目】

        39回目の揚げ縄でマグロ漁が終了しました。最後の揚げ縄に限って今までで一番の寒さで大変でした。

        船頭が言うには、今回のマグロ漁は終わったのが遅いと言っていましたが自分的には意外と早く終わったと思いました。

        マグロ漁はとても辛かったですが、楽しくもあったので良かったです。

        漫画が読みたい!

         

        【第21週目】

        マグロ漁が終わってから久しぶりに揚縄が始まりました。

        揚縄はマグロ漁と違って寒さで疲れないで暑さで体力が持っていかれますが、マグロ漁と比べるととても楽です。

        もう少しで久しぶりのベノア(バリ島)で休めるのでとても楽です。

        日本の飲物を飲みたい!

         

        【第22週目】

        今週はベノアで3泊4日の休暇をいただきました。久しぶりにWi−Fi環境が復活し、家族や友達に久しぶりに連絡することができました。

        家族も変わらず元気そうだったので、ひとまず安心しました。

        しっかり休暇でマグロの疲労も回復したので残りの操業も乗り切っていきます。

        映画がみたい!

         

        【第23週目】

        今週から始まったジャワでの操業で、自分は一カ月毎日の投縄をやることになりました。

        毎日の投縄を一週間やってみた感じ、疲れることはないのですが、揚縄の時が眠たくて大変です。

        でも、マグロ漁に比べたら相当楽なので、まだまだ続きますが、仕事内容や毎日の投縄の生活に慣れていきたいと思います。

        ケーキが食べたい!

         

        【第24週目】

        毎日の投縄も少しずつではありますが、慣れてきているのですが、やはり眠たさが揚縄の時に襲ってきて大変です。

        それに、マグロ漁以来の久しぶりの時化が起き始めて、揚縄はそこまで辛くはないのですが、投縄は波の揺れでバランスが取れなくなって大変です。

        ピザが食べたい!

         

         

        今回は以上となります。

        昨年7月から9月までの様子をお届けしました。

         

        彼の13週目以前の日誌はこちらでご覧になれます。

        http://gyosenin-boshu.net/?eid=633

         

         

        ミナミマグロ漁がとても大変だったのがリアルに伝わってきます、それが終わったら毎日の投縄作業。

        通常、投縄は3交代制で3日に1回の出番なのですが、それを毎日とはかなり大変です。

        帰国してきてからも、その大変さを本人から聞いたら「眠くてかなり大変でしたが、このおかげでだいぶ仕事を覚えたので耐えてよかった」と言ってました。

         

        各先輩船員も彼の事は非常に褒めており「最高の新人」だと称しておりました。

        しかも、これは伝え聞いた話と言うところがすごい。

        船頭さんが私に直接言うのであれば「お世辞」かもしれない。

        ある業者さんが各乗組員に「新人どうだった?」と聞いて「最高だよ!」と帰ってきたことから

        私の耳に伝え聞こえてきたということに強い信ぴょう性を感じます。

         

        ホントに頑張ったんだな!

         

        新人船員をもっともっと乗船させていきたいし、頑張ってる若者にはさまざまな経験をさせてやりたい。

        色々なことを考えますが、新型コロナウイルスの影響で何も進まない。

         

        飲食店の方々も大変だと、テレビで連日報道されておりますし

        失業される方も多くなっているとも聞きますが

        我々も本当に大変です。

         

        自分は大丈夫だと思わず、できる限りステイホームでお願いします。

        こうするだけで、かなり多くの人を救えるのです。

        宜しくお願いいたします。

         

         

         

        「なぜ生きるか」を知っている者は、ほとんど、あらゆる「いかに生きるか」に耐えるのだ
        ニーチェ
        (19世紀ドイツの哲学者、1844〜1900)

         

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        Rookie Fisherman Diary (From Kyoto-119)
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          このブログを読んでいる皆様。

          お体に変わりはないでしょうか。

           

          最近はどうしてもこのような書き出しになってしまうのが嫌になりますね。

           

          新型コロナウイルスの影響で、日本はもとより世界中の日常が一変してしまい

          パンデミックの恐ろしさを強く感じてしまいます。

           

          先日も河北新報にこのような一面記事が掲載されてしまいました。

           

          IMG_1281.jpg

           

          マグロ漁船の重要な戦力となっているインドネシア乗組員に入国規制がかかってしまい

          出港できなくなっているという記事です。

          東日本大震災以降、必死に取り組んできた”新人船員の確保育成活動”にもブレーキがかかっているということであり

          一刻も早い収束を心から願うばかり。

           

          大げさな言い方かもしれませんが

          このようにマグロ漁船が足止めされるということは

          私も人生そのものが足止めされているという感覚であり、心のモヤモヤが全く晴れません。

          それだけ懸命に活動してきたのです。

           

          これから乗船するばかりとなっている新人達も6人おり

          不安な思いでいるだろうと彼らを案じる日々が続いています。

           

          近年のパンデミックで日本にも感染が広がったのが「香港かぜ」と呼ばれる新型インフルエンザ。

          実に50年前の出来事なのですが、一般財団法人海外邦人医療基金という団体のHPには

          日本でも約13万人が感染し約1,000人が亡くなり、世界では400万人が亡くなったと記述してあります。

           

          ただ、症状は季節性インフルエンザと大差なく

          時代的に医療機関の検査体制にも問題があったことから

          季節性インフルエンザと混在した数字になっているものと思われますし

          別なHPには「流行としてはかなり散漫たるものでその拡大もその進行もあまり著しくはなかった」とも記述。

          私の母親(75歳)も”香港かぜ”は知っているが、パニックになった記憶がないと言っています。

           

          ともあれ、”香港かぜ”の他にも1958年の”アジアかぜ(日本:約300万人感染・約5700人死亡)”

          1920年の”スペインかぜ(日本:約2380万人感染・約39万人死亡)”と日本も幾度となくウイルスの脅威と戦ってきたわけです。

          人類の英知を結集し、一刻も早い現代医学の答えを出していただきたいのと

          それまでの間は世界中の人々が一枚岩になってステイホーム。

           

          例えるなら、ウイルスはステルス戦闘機での攻撃であり、相手を察知することが出来ないのですから

          防御策ができるまでは身を隠すしか方法がないのです。

           

           

          気仙沼港の遠洋マグロ漁船全船が足止めされているものではなく

          多くのマグロ漁船が洋上で操業を続けております。

          今は外国の港にも寄港できない(または上陸不可)ので、感染リスクがゼロに近いことがせめてもの救いです。

           

          そこで働く新人乗組員はどのような暮らしをしているのでしょうか。

          最近、このコーナーで連続して紹介している京都府出身のAくんの暮らしを見てみましょう。

          彼の日誌はとても面白く、コロナコロナでピリピリした世の中をホッコリさせてくれると思いますよ(笑)

          それではスタートです。

           

          【1〜8週目まで】http://gyosenin-boshu.net/?eid=642

          【9〜24週目まで】http://gyosenin-boshu.net/?eid=660

           

           

          【第25週目】

          突然の休み通達。2連休とのこと。船長から世界地図をもらう。

          休み

          揚縄中、船長が可愛い声で「ハンカチーフください」と口ずさんでいた。

          おさぼり虫の汚名を返上したい。

          インドネシア船員のひとりにお菓子をあげたら、よほど嬉しかったのかお返しにダンスを披露された。

          いつも通りにしているのにブランが汚い(出来が良くない)。ヨリが思うように取れない。

           

          【第26週目】

          揚縄最後の日。片づけに慌ただしい1日だった。

          ペンキ塗り塗り

          謹賀新年。元旦も仕事。

          髪を切りたくなりインドネシア船員にお任せで頼んだら、タラちゃんに尾っぽを生やしたような髪型に仕上げられた。

          バリ島入港(コロナウイルス蔓延前)。バリ舞踊の鑑賞。華やかで音楽の雰囲気も楽しめた。

          バリ島出港。約2週間かけてJapanに帰る。

          ブリッジのプロッターでニューヨークを見ていたら船頭が飛んできた。

           

          【第27週目】

          ワッチ(当直)交代。交代番を呼びに行くといつも半笑いで寝たふりか部屋の隅に隠れているヤツがいる。

          このままではマズいので髪を再びカットしてもらった。

          船長から久しぶりに愛のムチをいただいた。プロッターの接触禁止令が出された。

          ビデオも漫画も飽きてきた。意味もなく腹筋をする。

          誰もいない船尾でひとりカラオケ。カラオケ行きたいなぁ

          室内ペンキ中に気分が悪くて吐いた。機関場からくるオイルの臭いだと思う。

          食欲がない。オイル臭の影響は計り知れない。

           

          【第28週目】

          仕事終わり、船長がデッキで独り黄昏ながら鼻をほじっていた。

          暇だなぁ

          ブリッジにて、仁王立ちした船頭が船の傾きとシンクロして前後に揺れていた。マイケルジャクソンみたい。

          いよいよ明朝帰還。辺りは船だらけ。灯台の点滅をボーっと眺める。

          しゃばの空気がおいしい。

           

          (一航海を終えて長期休暇中)

           

          【第29週目】

          出港予定がインフルエンザの流行(自分も感染)で3日の延期。不謹慎だが嬉しい。

          体がだるい。熱も吐き気もすごい。

          ※新型コロナウイルスが蔓延する以前の日誌です。

           

          【第30週目】

          薬のおかげで体調は回復。しんどかった。

          食欲が戻った。ゆっくり過ごす。

          出港、日本が遠くなっていく。

          船長にお土産のピコピコハンマーをプレゼント。機嫌が良くてよかった。

          ダイソーで大量買いした防止がキッズ用だった。

           

          【第31週目】

          今まで何をしてたんだと船頭に言われる。研修で習ったことが思い出せない。前川講師のおもしろエピソードしか思い出せない。

          揚縄開始。目指せ4億円!ありったけの鮪をかき集めろ!

          手足が筋肉痛。スナップも取れない。振り出しに戻った感じ。

          漁場の移動で5日間の休み。寝倒す。

          部屋に造花を飾っただけでペンション認定された。

           

          【第32週目】

          (インドネシア船員に頼んで)丸刈りにしてもらった。オマケなのか左側にピカチュウの尻尾みたいなラインを入れてくれた。

          驚くと「ママママ!」という船長が、本当に驚いた時には「バババババ!」ということを今日初めて知った。

          揚縄開始。魚がぜんぜんいない。

          今日も漁がない。オニカマスを初めて見た。

          魚がもりもり。我々チームの投縄成果なので、たいへん誇らしい。

           

          【第33週目】

          高所恐怖症の船長に頼まれて、マストのてっぺんまで登った。危ないので二度とやりたくない。

          先輩に(おもちゃの銃で)狙撃された。銃器をもたせてはいけないタイプの人だった。

          船長がピコピコハンマーを背中に装着してこちらをジッと睨んでいた。ヘマをしないように仕事に集中。

          カツオノエボシ(クラゲ)に顔面を刺された。強烈に痛くて泣いた。

          船頭からオリンピック応援タオルをもらった。行けたら行きたい。

          刺されて以来、青クラゲが揚がったらことごとく退治している。

          投縄中、ふざけて納豆サイズの小魚を釣針にかけたことを先輩から強く叱られた。

           

          【第34週目】

          先輩からピコピコハンマーでご指導いただきながら魚をひとりで最後までさばいた。

          船長により新たにひとり、インドネシア船員がドラえもん認定された。

          度重なる酷使によりピコピコハンマーの枝が折れてしまった。

          投縄の寝坊がバレて船頭からソフトなひざ蹴りをいただいた。

          次、航海中にスマホ触ったら海に投げると先輩から釘を刺された。

          魚がないなぁ

          近くで操業する台湾船を避けるための移動で今日は休み。

           

          【第35週目】

          新しいポイントで揚縄開始。初日はまずまずの釣果。

          1.6トンと初日の二倍。いい流れが来ている。

          我々のターンで流れが止まった。

          揚げられた青クラゲたちがあちこちでぶら下がり、風情だろうと言わんばかりに揺れている。

          軍手がスナップに引っかかりラインホーラーに巻かれそうになった。その時「おしい!」と叫んだのはやはり船長だった。

          普段おちゃらけていると、人にモノを言えないなと思った。

          冷凍長が日本で聴いた歩行者信号のメロディーを口笛でカバーした。ツボったのか一日中”ピッポー、ピッポー”言ってる。

           

          【第36週目】

          魚がないが当たり前の今日この頃。

          潮の流れが悪く、揚縄終盤にブラン約70本分のモツレが揚がった。デッキ上は枝縄とブランの山で埋まり、訳が分からなかった。

          ブランリール4号機が突如暴走した。巻かれ続けるブランを外そうと格闘するインドネシア船員たちはなぜか楽しそうだった。

          レーダーをいじっていないか船長に疑われた。前科があるので何とも言えない。

          投縄中のバカ騒ぎを先輩に注意された。幼稚なことで恥ずかしい。

           

          私は彼の日誌がすごく好きで、”洋上のエッセイスト”の称号を休暇中に与えた(笑)
          日常の切り取り方に天才的なものを感じていますw
          本人に話したら「初めて言われました!嬉しいですっ!」って喜んでました〜

          「船長にお土産のピコピコハンマーをプレゼント」
          普通、上司にこんなプレゼントしないよ!と思ってたら

          「船長がピコピコハンマーを背中に装着してこちらをジッと睨んでいた」
          使ってんのかーい!と突っ込みたくなる(笑)

          「先輩からピコピコハンマーでご指導いただきながら魚をひとりで最後までさばいた」
          必死に魚をさばいている横で、先輩が「そうじゃないだろ!」とゲキを飛ばしながら頭を「ピコっ」っと叩く姿を想像すると笑えてくる!

          「驚くと「ママママ!」という船長が、本当に驚いた時には「バババババ!」ということを今日初めて知った。」
          これは完全に地元ネタ!若い世代は言わないけれど我々世代以上には日常的な方言ですね。
          気仙沼ではこのように自分の感情を擬音的に表現することが多いです。

           

          例えば

          マグカップにコーヒーを溢れるほどになみなみと注がれたとき。

          「まままま」正確には”ま”と”ま”の間に小さな「ん」が入る感じの発音になります。

           

          なみなみと注がれたマグカップを倒してしまった時

          「ばっ!」驚いた感じで発音w

           

          倒れたマグカップからコーヒーが一気にテーブルに広がった時

          「ばばばばばばばっ!」ここで登場

          ”ば”が多いほど事態の悪化を示しますw

           

          一気に広がったコーヒーが、テーブルに置いていた大事な書類に達した時

          「ばーーーーーーーーーっ!!」

           

          コーヒーでびしゃびしゃになった書類を持ち上げて一言

          「やいーやっ」諦めた感じで

           

          テーブル中に広がったコーヒーを誰かにバレないうちに拭いてしまおうとしてるとき

          「さささささささっ!」

           

          まぁ、こんな感じで活用されております。

          (私は何を書いてるのでしょうか)

           

          彼の日誌を読んでいますと、洋上の楽しさと

          船長のノリの良さが伝わってきます(笑)

          まずは楽しく継続することが大事なのですが、少々おちゃらけ過ぎるかもしれないので

          オンオフをしっかりつけて頑張って欲しいと思います!

           

          前段は新型コロナウイルスの影響を重く書いてしまいましたが

          コロナ鬱になりそうな人も、彼の日誌で少しはホッコリできたのではないでしょうか。

           

          しっかり食べて、しっかり笑って、この苦難を共に乗り切りましょう!

           

           

          笑いとは、地球上で一番苦しんでいる動物が発明したものである。
          ニーチェ
          (19世紀ドイツの哲学者、1844〜1900)

           

           

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            本日は12月26日。

            早いもので、令和元年も残り僅かとなりました。

            今年も50回以上の更新をしてきたわけですが、多くの方から「ブログ読んでますよ♪」とお声がけいただき

            とても嬉しく思っております。

             

            宮城県北部船主協会も明日で御用納めとなりますが

            難航していた仕事にも決着がついたのですが、またそれに関連する業務もあったり

            新しいお仕事が入ってきたりと、何かと忙しい年末になっていますので

            おそらく今日が更新する最後のチャンスだと思い、この更新をもって令和元年を終えたいと思います。

             

            どんな締めのお話をしようか悩みましたが

            あまり難しいことを考えず、新人船員の洋上日誌を皆様にご紹介し

            笑顔で締めたいと思います。

             

            かなり過酷な遠洋まぐろ漁船なのですが

            ここで紹介する新人船員Aくんは、それを面白く伝える天才であります。

            過酷な洋上生活を知り、遠洋漁業を身近に感じるには最高の日誌だと思い

            ここでご紹介いたします。

             

             

            それでは、出港9週目からはじまります。

             

            【第9週目】

            ・時化ちゃん連休。部屋を軽く掃除して惰眠をむさぼる。

            ・投縄の作業は正直、楽しくない。全自動化してほしい。

            ・あと数百キロ分を残して今日の操業終了。キリ良く終わらず残念。

            ・漁獲枠達成。暖かく穏やかな海へと漁場を変える。

            ・メインの仕事が終わり、迅速に帰ったことを船長から注意いただく。

            ・丸刈りのシーズン到来。自分もそろそろ。

            ・シャワーを浴びようとしたら船長に注意いただく。ワッチ中だった。

             

            【第10週目】

            ・船頭の口からふいに出たイミテーションという横文字が頭に残る。

            ・皆が食べないおやつの餅を一人で全部食べたので丸一日お腹が空かない。

            ・揚げ縄開始。漁具が変わるので新鮮な一日だった。

            ・投縄中、浮き球を雑に扱っているのを船頭に見られた。

            ・疲れると周りへの注意が散漫になる。アホみたいなミスを連発する。

            ・何度も何度も間違えて、失敗して、それでも少しずつ進んでいると思う。

             

            【第11週目】

            ・今日はいろいろと達成感のある一日だった。

            ・この仕事は本当に危険だらけ。危ない目にあって痛感する。

            ・インドネシア船員の言葉が聞き取りずらい。ラインホーラーが爆音でうるさい。

            ・夕食のカレーを食べすぎて、その後の仕事に影響が出た。

            ・メンタルが弱い。目にゴミが入っただけで半日はブルーな気持ちになる。

            ・重役出勤はいい加減やめなさいと船長から注意いただく。

            ・アマゾンプライムの解約を忘れていた。どうにもならず悔しい。

             

            【第12週目】

            ・先輩から楽するための悪い見本をマネしないようにと注意いただく。

            ・投縄が控えているのに漫画のせいでオールしてしまった。

            ・久しぶりに寝坊した。朝食を抜いたので先輩の飴で飢えをしのぐ。

            ・最近スランプ状態が続いている。上達の実感が何もなくもどかしい。

            ・投縄が終わって気づいたらまた投縄の日。毎日があっという間に過ぎてゆく。

            ・最近、魚が少ない。カラのブランが長く続くとむなしく思う。

             

            【第13週目】

            ・魚の引っ張り方がロボットみたいでダサいと言われる。皆みたいにかっこ良くできず悔しい。

            ・先輩からブランリールは魚を巻く道具じゃないと注意された。

            ・船尾でストレッチしているところを船頭に目撃された。さぼっていると思われていないか不安。

            ・デッキのブラン用水槽にコバンザメを飼育し始めた。ピョコピョコ泳いでかわいい。

            ・コバンザメが脱走していなくなる。名前もつけたのに残念。

            ・ブランをプロペラに巻かれる。持っていたスナップが一瞬で海に消えた。手に巻かれていたらと考えるとゾッとする。

            ・エサを釣りから外すときに飛び出たエサの体液が口に入って一日ブルーな気分。

             

            【第14週目】

            ・掛かったブランを引いて魚の状態がまだ分からない。ただ重いだけに感じる。

            ・投縄のエサ掛けが忙しい。難しい。釣針が指に刺さっていたい。

            ・掛かったブランのナイロンが滑る。握力が足らず思うように引けない手の痺れがまたぶり返す。

            ・寝坊した。目覚ましをかけ忘れていた。

            ・部屋の冷蔵庫が壊れて久しい。もう慣れた。

            ・男前の甲板長がタンカーで来日。愛車はハーレーとのこと。

             

            【第15週目】

            ・凍結作業が終わり、分厚い扉を開けて外に出た時の気分はアルマゲドン。

            ・揚げ縄中にギックリ首になった。ロボットみたいな動きで一日を過ごす。

            ・首の不快な痛みがまだ残る。つらいなぁ。

            ・仲たがいしたインドネシア船員と仲直り。仕事もできないのに生意気言った自分が悪かった。

            ・魚の強い引きにビビッてブランを離してしまった。後ろで引いている人に申し訳なく思う。

            ・揚げ縄が終わって先に帰ってしまったことを甲板長に注意された。

            ・船長から指示を聞かないなら海事法違反で訴えると言われた。冗談にしては目がマジだった。

             

            【第16週目】

            ・お前の掛けたエサには魚が一匹も掛かっていないと漁労長に言われてかなりショック。かりんとう食べて元気を出す。

            ・掛かった釣針が抜けて、自分の胸に一直線に飛んできた。目に当たれば失明する勢いだった。

            ・朝、船長のトイレが長いのでドアノブガチャガチャ攻撃をお見舞いする。

            ・先輩からスナップを取るときに奇声をあげるなと注意いただく。

            ・休みがないなぁ

            ・タンカーから油を補給する。途中、給油量で向こうと揉める。

            ・船頭曰く、疲れたから休みが欲しいと言ったやつはお前が初めてだとのこと。皆タフだなぁ。

             

            【第17週目】

            ・風呂場で騒いだことを先生と呼び慕うインドネシア船員から注意される。

            ・シャチの影響による漁場の移動で今日は休み。一日中ゴロゴロできる幸せ。

            ・魚がバンバンかかる。休み明け早々幸先のいいスタート。

            ・コック長のバイタリティーには見習うものがある。

            ・ボーン、ボーンと不気味な地響きにあたりを見渡すと、巨大メカジキが身をよじって飛び跳ねていた。

            ・凍結作業中、ふととなりを見たら船頭がおられてビックリ!完全にオーラを消されていた。

             

            【第18週目】

            ・カッコつけたスナップの外し方に失敗してブランごと海に投げてしまった。

            ・見た目だけで仕事の中身がなっていないと先輩に言われる。もっと頑張らないと。

            ・コック長の料理がとてもおいしい。飯が進んでしかたがない。

            ・よく確認せず勢いよく手繰り寄せてしまい、インドネシア船員に怪我をさせるところだった。

            ・甲板長の口癖の「フォ〜!」が皆に伝染する。自分も知らずうちにフォ〜フォ〜言ってる。

            ・最近、くしゃみがよく出る。花粉症かなぁ

            ・足が滑って船長のケツにミドルキックが決まってしまった。ゲンコツ一発で許してもらえた。

             

            【第19週目】

            ・コンベアの上に正座して流れていく甲板長を見て、この人から学ぶべきことは沢山あるなと思った。

            ・はじめて魚を引っ張ることが楽しいと思った。細いナイロンを通した命のやり取りに心が震える。

            ・揚げ縄終わりに先輩から明日は休みだと告げられる。軽快なステップでエサを凍結に戻す。

            ・魚をカギで引き揚げる時に、デスボイスを出したら周りからキモがられた。

            ・船尾で休憩している現場を先輩に押さえられた。

            ・口内炎がなかなか治らない。

             

            【第20週目】

            ・船長に「ケチだなぁ〜」と言うとたいていの場合、食べ物をくれる。

            ・移動のため揚げ縄の時間が遅くなる。いっぱいねるねる。

            ・また投縄の日だなぁ。ねるねるないだなぁ。

            ・自分の暴言がきっかけでインドネシア船員とケンカになりかけた。すぐに仲直りする。

            ・頑張っているのになかなか上達しないのでイライラする。

             

            【第21週目】

            ・今日は休み。夜のワッチにて、変わらない海原を眺めながら故郷を思う。

            ・投縄終わって1番にシャワー入り。船頭から早すぎるとご指摘いただく。

            ・魚がもりもり掛かる。バチももりもり。活気ある一日だった。

            ・頭だけのバチがたくさん揚がる。話によると奴ら(シャチ)は身体だけ器用に舐め取って喰うらしい。

            ・カッコつけたスナップ外しに失敗してラインホーラーが止まる。緊急停止ボタンに触れたのが原因だった。

            ・今日は引っ張ってた魚を2本逃す。もっと丁寧にやらないと。

             

            【第22週目】

            ・喰われたバチだらけ。中にはまだ息がある魚も。途中、数頭のシャチが2、30メートル先からこちらを見ていた。

            ・そろそろ自力で起きないと。優しい先輩にいつまでも甘えていられない。

            ・揚げ縄中、一頭のイルカが幹縄の周りをグルグル泳いで遊んでいた。

            ・お菓子、ラーメンが減らない。マカンだけで腹いっぱい。

            ・スナップ外しで縄をよく外すので、派手な技は明日まで禁止された。

            ・甲板長と100キロのバチを持ち上げられるか勝負して負けた。みんなヒョイヒョイ上げるので悔しい。

            ・一番広い凍結室が埋まった。帰還は近い。

             

            【第23週目】

            ・死んでる魚に電気ショッカーをかけて笑われた。重いので生きてると思った。

            ・今日は海が時化てる。疲労感がいつもよりいっぱい。

            ・ショッカーに驚いたバチが急に走って、ブランを持った手ごと海に引き込まれそうになった。

            ・船の上でタイタニック歌うのはやめて欲しい。

            ・初めて魚をさばく。先輩からさばいているのか引きちぎっているのか分からないなと言われる。

             

            【第24週目】

            ・コバンザメの鮫次郎2号が来た。今回の鮫次郎は大人しく人懐っこい。

            ・恐ろしいほどジャンボな魚が浮き縄に引っかかっていた。総出で引いて浮き縄を回収。疲れも吹き飛ぶようなスケールに身震いした。

            ・鮫次郎2号が脱走する。早すぎる別れだった。

            ・ペンキ塗りを初めてやる。液だれや塗り残しがいっぱい。シンナー臭で食欲がわかない。

            ・カッコつけたショッカーの扱い方を先輩に注意された。

            ・ブランリールを使用中、絡まった釣針が親指にガッツリ刺さる。

             

            以上

             

             

            彼から提出された日誌となります。

            なかなかブログで紹介しがたいのもあり、紹介できないものほど面白かったりするのですが

            過酷な洋上生活を新しい視点で書き記したこの日誌はとても面白いいですよねw

             

            今年は宮城県北部船主協会の移転が大きな出来事でしたが

            1年分のスケジュールをみると、本当に盛沢山な一年だったなぁ〜と感じます。

            次の2月でこのブログ「漁船員になろう!」も丸8年になります。

            東日本大震災から9年。

             

            10年近く全力疾走で駆け抜けた感じです。

            漁船に乗りたいと希望する若者のタイプもだいぶ変わってきました。

            時代が変わったという事でしょうか。

             

            来年も、春までには新事業を発進させます。

            新聞記者等からは、もう新事業の取材予約も入ってるんです。

            「吉田さんの事だから、また人が考えないような斬新な事業を興すんだろう」という期待だと思ってるので

            頭をひねり倒して新人育成のためになることを考えていきたいと思います。

             

            今年も1年、ブログ「漁船員になろう!」を読んでいただき

            誠にありがとうございました。

            来年も、新しいタイプの若者に向けた情報を、私の魂のこもった言葉に乗せてブログで発信していきたいと思います。

             

            令和2年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

             

             

             

             

            自分のアイデアを少なくとも一回は笑われる様でなければ、独創的な発想とは言えない

            ビル・ゲイツ

             

             

            私も何回笑われたでしょう、、、ちょっと勇気がでました。

             

             

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            | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 15:39 | comments(0) | - | - |
            Rookie Fisherman Diary (From Kyoto-119)
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              ブログテーマ:洋上日誌,遠洋漁業,乗組員募集,求人

               

               

              約1か月ふりの洋上日誌のコーナー「Rookie Fisherman Diary」です!

               

              今回は今年の7月に気仙沼港を旅立った京都府出身の青年の様子をお伝えします。

              過酷なマグロ漁船の状況をかなり詳細に記してありますので

              皆さんも自分が乗船したことをイメージしながら読んでみてください〜

               

               

              それではスタートです!

               

              [第1週目](令和元年7月)

              船酔いのつらみが深い。何もしたくない。呼吸もめんどう。

              2日目は甲板にて簡単な漁具づくり、作業の合間に吐く、吐く、吐く

              この日誌を書くのもしんどい。

              ゲロとの戦い。こんな辛い経験は過去にはない。ゲロ戦記。

               

              [第2週目]

              (船酔いが)いつまで続くのか。先が分からない不安。弱気になる。

              部屋の照明スイッチを発見。消灯できることを初めて知る。

              飯が食えない、コック長に申し訳ない。

              乗組員の方々が皆さん優しい。気遣いが温かく、それだけで頑張れる。

              凪が続き、船酔いが息を潜める。

              部屋の大掃除がやっと終わる。

              機関長から南十字星を教わる。満点の星空に気づき、しばし眺める。

               

              [第3週目]

              時化とともに船酔いが目を覚ます。

              アンパンマンのマーチを聴いてひとり涙する。

              インドネシア・バリ島に入港!

              夕食の後はタフガイの先輩に遊びを教わる。

              その翌日にバリ島出港。あっという間のインドネシア。

              インドネシア人との初仕事。(インドネシア人に対する)自分の偏見がただただ恥ずかしい。

              (インドネシア船員と)話したいのに言葉が分からない。笑顔でごまかし口をつぐむ。

              何気なく使っていた船内のマグカップが、実は船頭のものだった!!

               

              [第4週目]

              船頭から過去の漁労日誌を見せてもらう。ボコボコの紙面に触れて思いをはかる。

              今日は一日も吐いていない。飲食もバリ島以来の久しぶり!

              南下にともない2日単位で季節は変わる。トビウオを見なくなる。

              LINEの通知が気になる。

              (電波が通じないので)何度開いても着信の確認ができない。

              お菓子とビール、おにぎりとたばこを供えて皆で大量を祈る。

              16時に揚げ縄開始。翌日6時30分終了。

              翌日も16時30分揚げ縄開始。揺れで足元がふらつく。生まれたての小鹿のよう。

               

              [第5週目](令和元年8月)

              初投縄。ブザーで飛び起き秒速で準備

              ラインホーラーがマグロの力で高速逆回転。怖くて何もできない。

              初凍結作業。マイナス60度の中で重い魚体を引きずり回し汗をかく。

              塩水で体にブツブツができた。寝付いたころに投縄のブザー。う〜

              起床して腫れた左手を見るとブランを握る形に固まっている。

              凍結作業中、レールを滑ってきた巨体を間一髪でかわす!

              長時間労働に慣れてくる。連日立ちっぱなしで足先の感覚がなくなる。

               

              [第6週目]

              仕事中のあくびは見えないようにしなさいと船長から注意をいただく。

              顔にかかる海水に腹が立つので、そのたびに「美味しい!!」と心で叫ぶ。

              手が腫れて、痺れて、日に日に握力がなくなっていく。

              時化の神様に全力でお祈りしたのが叶って今日は休み。15時間寝る。

              インドネシア人船員とビデオ鑑賞会。夕方から揚げ縄開始。

              初心者の立場に甘えていたのを先輩に見抜かれた。気を引き締めないと。

               

              [第7週目]

              インドネシア人船員の発音が分かりにくい。「傷!傷!」が「KISS!KISS!」に聞こえる。

              時化で休み。正直うれしい。でも漁師としては失格だと思う。

              最近、ふ抜けていると感じる。仕事中も楽したいとばかり考える。

              仕事に来るときは遅く、帰るのは早いと船長から注意をいただいた。

              コック長に甘えて毎日起こしてもらっている自分が恥ずかしい。

              インソールを入れたら驚くほど楽になった!今までの苦痛はなんだったのか。

              マグロをカギで引き揚げるとき、下手くそな自分は形だけマネして達成感いっぱいの顔してる。

               

              [第8週目]

              魚倉が埋まるにつれ、ツイスターゲームみたいな姿勢での作業を強いられる。

              仕事を覚えるのが遅いと言われる。大器晩成型なのであと少し猶予が欲しい。

              明日は時化で休みという情報を聞いて夜更かししたが、それはガセだった。

              寝不足で体がフラフラ。

              早上がりで風呂に浸かった瞬間、デッキへ呼び声かかる。髪も乾かぬ内に仕事再開。

               

               

               

              いかがでしょうか。

              かなり詳細に書いてますね。

              船酔いもかなり辛かったようですし、毎日の揚げ縄作業で早くも手が悲鳴をあげ

              作業の形に手が固まり、揺れで足がふらつき生まれたての小鹿のよう

              乗船初期には必ずこうなるようです。

               

              頑張らなきゃと思う時と、できるだけ楽をしたいと思うときがあったりと

              今の時期は気持ちの落差も凄くきつい時期。

               

              体力的なものは操業を続けていると慣れてくるけど

              やはり気持ちを維持し続けることがとても大変。

              今見える景色は自分の気持ち一つで決まります。

              前向きな気持ちでいれば、可能性に満ちた清々しい景色であり

              後ろ向きな気持ちでいれば、後悔に満ちた暗黒の景色に映る。

              全く同じ景色でさえ、真逆に見えるものである。

               

              常に前を向いて、しっかりと歩み、景色を堪能してほしいです。

               

              覚悟を決めて挑んだ漁師の道。

               

              あきらめずにがんばれ!!

               

               

              やり遂げろ!
              この世界で継続ほど価値のあるものはない。
              才能があっても失敗している人はたくさんいる。
              天才も違う。
              恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世界にいる。
              教育も違う。
              世界には教育を受けた落伍者があふれている。
              信念と継続だけが全能である。

              カルヴィン・クーリッジ
              (第30代米国大統領、1872〜1933)

               

               

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              | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 18:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
              Rookie Fisherman Diary (From Kesennuma-115)
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                ブログテーマ:洋上日誌,遠洋マグロ漁船,募集,求人

                 

                新人の見送りの場には、ご両親も見送りに来てくれることも多いです。

                そのご両親に、息子さんに日誌を書いてもらい、それをブログにアップしていきますので

                楽しみに待ってて下さいと約束したのにもかかわらず

                この新人くんの日誌のアップは2か月ぶりになってしまいました。

                申し訳ありません!

                 

                前回の更新分、第1週目から第4週目まではこちらのURLでご覧になれます。

                http://gyosenin-boshu.net/?eid=622

                 

                第5週目からのスタートです!

                 

                 

                第5週目(令和元年6月)

                日本を出てから早くも1ヶ月、海況も操業1回目とは変わり

                かなり波が荒れ、操業中も時折波をかぶるようになり

                とうとう、インド洋に来たんだなと感じた。

                 

                第6週目

                揚縄作業で各場所を廻るようになった。

                しかしまだ、自分の仕事が遅いと感じた。

                日々の練習の積み重ねが大事だと思った。

                そして、洋上で19歳の誕生日を迎えました。

                 

                第7週目

                毎日の操業でクルーたちの顔に疲れが見えてきた。

                サイドローラーのところでブランを持っていたら縄が切れて顔に当たった。

                すごく痛かった!

                 

                第8週目

                初めて、少し魚の解剖に回った。

                マニタイとトンボとサメの解剖を教わった。

                思った以上に難しかった。

                 

                第9週目(令和元年7月)

                遅れて乗船した乗組員と会った。約3か月ぶり。

                少し話をして楽しかった。

                ここ最近は結構、縄の揚がりが早いと感じた。

                 

                第10週目

                沖では何がおこるか分からないので、自分の身は自分でしっかりと管理しなければならないと思った。

                 

                第11週目

                約2か月ぶりの陸に上がった。(外地寄港)

                仲のいいクルーたちと遊びに行った!

                家族とも連絡して、みんな元気そうだった。

                これからまた数か月は海の上なので、気を引き締めてがんばろう!

                 

                第12週目

                約2週間ぶりの操業だったので、けっこう疲れました。

                これからミナミマグロの操業が始るので、気を引き締めてがんばろうと思った。

                 

                 

                以上となります。

                今年の3月に地元の気仙沼向洋高校を卒業し

                そのまま海の男の道を選んだ彼。

                 

                日々、自分を奮い立たせて奮闘しているのがわかる。

                 

                360度、視界全てが海の世界

                全長50メートルの船内生活

                大きく揺れる船、波をかぶりながらの操業

                コンビニもなければ、自動販売機だってない

                閉鎖的な空間で

                眠い目を擦りながらも、続く過酷な労働

                辛いことが9割を占める。

                地獄のような思いをするかもしれない。

                 

                 

                でも、残る1割が最高なんです。

                皆で力を合わせて、大きなマグロを仕留めた時の感動は格別なんです。

                その、わずか1割を求めて大海原へと向かっていくんです。

                それが海の男というものです。

                 

                私はとにかく怪我のないことだけを祈っています。

                頑張って!!

                 

                 

                【イベントのお知らせ】

                 

                 

                2019 漁業就業支援フェアin仙台 が開催決定!!

                 

                このフェアは、東京や大阪などで開催する就業フェアとは違い

                宮城県が独自に主催するものですが

                漁師を求める宮城県内の漁業者がブースを出展し

                漁師を志望する方々がそれぞれのブースで面談するという形は同じだ。

                 

                もちろん、宮城県北部船主協会の我々も参加します!

                興味のある方は、ぜひご参加ください!!!!

                 

                 

                人にバカにされたことを流せないのは

                そのとおりだと自分自身をバカにしているもう一人の自分がいるためです。
                他人がなんと思おうが

                これならいけるというものを見つけ

                しっかり継続させていくことです。
                やればできるから自信がつき、もう一人の自分は消えます。

                志茂田景樹
                (作家・絵本作家、1940〜)

                 

                -------------------------------------------------

                 

                遠洋マグロ延縄漁船
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                | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                Rookie Fisherman Diary (From Kesennuma-112)
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                  ブログテーマ:遠洋マグロ漁船,新人漁師,洋上日誌,乗組員募集

                   

                   

                  根強い人気となっています「洋上日誌」のコーナーです!

                  今年の4月に気仙沼港を出港した、普通高校を卒業したばかりの18歳の少年。

                  その最新の日誌が届きましたので、皆様にご報告いたします。

                   

                  先日、職場見学に来た高校生も

                  このコーナーを楽しみにしているようです。

                  リアルワンピース(笑)みたいでワクワクするんでしょうね♪

                   

                  続きをご覧ください。

                  前回までの様子はこちらで確認できます。

                  http://gyosenin-boshu.net/?eid=623

                   

                   

                   

                  【第9週目(令和元年6月)】

                  恥ずかしながら、揚げ縄中で1ヶ月も経っていないのに倒れてしまい

                  他の人に迷惑をかけてしまいました。

                  右親指も怪我してしまい、あまり上手くスナップ外しが出来なくなってしまいました。

                   

                  お好み焼きが食べたい!!

                   

                   

                  【第10週目】

                  右親指がようやく治ってきて、スナップ外しなどが出来るようになってきました。

                  軍手を付けるときや、指に振動が来るたびに痛かったので良かったです。

                   

                  焼肉が食べたい!!

                   

                   

                  【第11週目】

                  投縄のスナップ付けでブランのスナップは遅れずに付けられてきましたが

                  やはり玉の2つのスナップを付けるとき、少し遅れてしまうので

                  次は完璧に出来るようにします!

                  次の投縄でブラン投げをするのでスムーズにできるように頑張ります。

                   

                  漫画が読みたい!!

                   

                   

                  【第12週目】

                  投縄で少しだけブラン投げをやらせてもらいましたが、やはりまだ慣れていなくって

                  ブランを早く出したり遅く出したりしてしまい、揚げ縄でブランが早くきたり遅くきたり忙しくなってしまいました。

                  あと、自分が出したところだけモツレが多かったです。

                   

                  餃子が食べたい!!

                   

                   

                  以上となります。

                  慣れない環境で、気持ちを張りつめた日々

                  一気に疲れが出たんでしょうね。

                  倒れたみたい。

                  体力もさることながら、精神面が先に疲れたんでしょうね。

                   

                  指の怪我も治ってよかったです。

                   

                  船の仕事は繊細な仕事が多い。

                  できるだけスムーズに作業を進めるために

                  常に時間を気にしながら仕事をする。

                  少しの遅れでも皆の迷惑なってしまうので

                  焦ってしまうのですね。

                   

                  これも最初の試練です。

                  焦るのは分かりますが、怪我に繋がることもあるので

                  落ち着いて作業を進めて欲しいと思います。

                   

                  「自分が出したところだけモツレが多かったです。」

                  簡単に説明すると、もともと輪になって収納されているブランに餌を付けて海に投げ入れる、となるのですが

                  これにも経験必要で、最初のうちは

                  先輩達の同じように投げ入れたつもりでも、自分の分だけグチャグチャになって揚がってきます。

                  ブラン(枝縄)は真っ直ぐに海中に垂れている状態で

                  はじめて漁労長が狙っているマグロが食いやすい深さに達するのですが

                  モツレ(グチャグチャ)てしまうとその深さに餌が達しません。

                  つまり、ひとつの仕掛けが無駄になってしまうということ。

                  さらに、そのモツレを外す必要がでてきます。

                   

                  簡単そうに見える作業にも奥の深さが見えてきます。

                   

                   

                  お好み焼きが食べたい、焼肉食べたい、餃子が食べたい

                  と、くれば「パンケーキ食べたい」を入れて欲しかったですが(笑)

                   

                  陸上みたいに、食べたいものをすぐに食べれる環境でもなく

                  追加の買い物を自由にできることもなく

                  360度が海という特殊な環境なので、どうしても食べ物の欲求が出てきてしまいます。

                  これを書かれてしまうと、私も胸が締め付けられてしまうのですが

                  何とか乗り切って欲しいところです。

                   

                  乗船してから約4か月

                  今から約半年後、一回り大きくなった男になっていることを

                  心から祈っています。

                   

                  頑張れ!!!

                   

                   

                  耐えがたきに耐えたことは、想い起こすごとに愉快である。

                  ルキウス・アンナエウス・セネカ
                  (古代ローマの政治家・哲学者、紀前1頃〜紀元65)

                   

                   

                  2000年以上も前の言葉

                  苦しみに耐えたことは、後にネタとなり笑い話になる。

                  耐えることが人生に深みを与えるという不変の言葉。

                  苦しみから逃げてばかりの人には当てはまらず

                  真正面から受け止めた人にだけ与えられる特権のようなものではないかな。

                   

                  帰ってきたときに、愉快な話として聞かせてくれ。

                  食べたいものを食べさせてやるから。

                   

                  -----------------------------------------------

                   

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                  | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 10:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  Rookie Fisherman Diary (From Osaka-110)
                  0

                    JUGEMテーマ:遠洋マグロ漁船,乗組員,募集,求人,洋上日誌

                     

                     

                     

                    昨年の漁業就業支援フェア2018大阪会場で知り合い

                    そこから話し合いを重ね、本人のスケジュールもあり

                    ようやく今年の3月に乗船した彼。

                     

                    大阪からやって来た彼の奮闘をご覧いただきたいと思います。

                    今回は13週目から。

                     

                    12週目まではこちらのURLからご覧になれます。

                    http://gyosenin-boshu.net/?eid=617

                     

                    それではどうぞ!

                     

                     

                     

                    第13週目

                    移動中、今日はテグスの糸巻き、ロープの先手糸巻きが合格と言われた。

                    ジュースと抹茶大福を(先輩から)もらった。
                    合格と言われたのでいつもより美味しかった!

                     

                    第14週目

                    玉網を教わった。

                    (完成度は)50点と言われた。

                    まだ頑張らないとダメだ!

                    お母さんの誕生日だったので

                    船頭さんの(日本に電話をするためのテレフォン)カードをサービスしてもらった。

                     

                    第15週目

                    仕事は少し慣れて来たけどだまだまだだ。

                    昨日のマグロは美味しかった。

                    また食べさせ・・・(通信FAXの障害で解読不能)

                     

                    第16週目

                    今日は凪が悪い。

                    クラゲがいっぱいくる。

                    痛いから嫌だ。

                    70キロ以上のバチが7本もきた!

                    丸くて美味しそうだった。

                    刺し身で食べたいと思ったが怒られるので言うのを止めた。

                     

                    第17週目

                    仕事もだいぶ楽になってきた。がまだまだ。

                    魚の解剖もまだ。魚も引っ張ったこともない。

                    もうすぐタンカーだと船頭さんがいつも話しているが

                    誰も具体的な日程を教えてくれない。

                    早くジュース飲みたい。日本からのジュースが無くなった。

                     

                    第18週目

                    今日は(操業回数が)90回目

                    自分ながら頑張ったと思った。

                    バチの解剖やりたいけど、冷凍長にまだダメだと言われた。

                    お前はサメをやれと言われた。

                    だけど、サメは怖いです。

                    今日はドリンクをもらった。

                     

                    第19週目

                    毎日時化で目が痛い。

                    インドネシア船員も頑張っているので、僕も負けずに頑張ります。

                    ジュースが無くなったので、早くタンカー来てほしい。

                    掃除をしたらジュースをもらった。

                     

                     

                    いま届いているのはここまで。

                    文章からも彼の性格が出ていると思う。

                     

                    私が21歳のとき

                    こんなに仕事に打ち込んでただろうか?

                    母親の誕生日だからと電話しただろうか?

                    むむむ、いずれもNOです(涙)

                     

                    1航海を約44週間だとすれば

                    航海の43%を終えたことになります。

                    操業はまだまだ続きますが、この調子で頑張って欲しいですね!

                    日本のジュースを飲めただろうか(笑)

                     

                    このようにマグロを追いかけるために

                    1年の大半を洋上で過ごす若者がいることを多くの人に知ってもらいたい。

                    刺し身を食べるとき、お寿司を食べるとき

                    少しでも彼らの事を頭の片隅に思い浮かべてもらえれば嬉しいです。

                     

                    大阪から来たこの彼も

                    自信を持って、前を向いて一歩一歩進んで欲しい。

                    根拠なんていらない。

                    俺は天才だ。出来ないことはない。

                    そう信じて歩んで欲しい。

                    若者には数えきれないほどの可能性を秘めている。

                     

                    残り半分の操業、がんばれ!!!!!!!!!!!

                     

                     

                    強さは「肉体的な力」から来るのではない。
                    それは「不屈の意志」から生まれる。

                    マハトマ・ガンジー
                    (19〜20世紀インドの独立指導者・政治指導者・宗教家、1869〜1948)

                     

                    ----------------------------------------------

                     

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                    名 称:宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所
                    住 所:〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前8番25号 気仙沼市水産振興センター
                    電 話:0226−22−0793(月〜金)
                    メール:senkyo☆biscuit.ocn.ne.jp(☆部分を@に変えてください)
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                    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 11:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                    Rookie Fisherman Diary (From Kesennuma-112)
                    0

                      今回の更新も洋上日誌のコーナーといきます。

                      「Rookie Fisherman Diary」です!

                       

                      今回の少年も地元気仙沼市出身のKくん。

                      前回紹介した少年とは、もちろん別の少年です!

                       

                       

                      平成最後の、平成31年4月に出港した彼の様子を覗いて見ましょう〜〜

                       

                      【第1週目】

                      今日で船に乗り1週間になりました。

                      洋上での生活は思っていた倍以上辛いです。

                      仕事も初めてのことだらけで大変です。

                      船酔いも辛いです。

                       

                      【第2週目】

                      今日でやっとバリ島に着きました。

                      久しぶりの地上ですし、初めての海外なので嬉しいです。

                       

                      【第3週目】

                      5月6日から投縄と揚縄が始るそうです。

                      始めてやることが多いですし

                      迷惑を掛けると思うととても緊張しますが、楽しみでもあります。

                       

                      【第4週目】

                      揚縄と投縄が始りましたが、揚縄は最初のブラン外しなど

                      分からなく辛かったですが、3日目からほんの少しだけスナップ外しが出来るようになり嬉しかったです。

                      始って4日ですが、体中が痛いです。

                       

                      【第5週目】

                      揚縄でのスナップ外しで、左手だけでの外し方を練習していますが

                      まだ体が付いていかず全然スナップが外せないです。

                      そろそろWiFi環境が欲しくなってきました。

                       

                      【第6週目】

                      揚縄でのスナップ外しでは、外し方を4つも出来るようになりました。

                      投縄では初めてスナップ付けをやったのですが、見たり手を動かしたりするのが多くて

                      やはり遅れてしまいます。

                      体中が痛いからマッサージを受けたいです。

                       

                      【第7週目】

                      投縄で2回目のスナップ付けをやりました。

                      1回目よりはスムーズに出来ていましたが、まだコンベヤーの操作と浮き球のスナップを付けるのが難しいです。

                      久しぶりに仕事以外に体を動かす運動をしたいです。

                       

                      【第8週目】

                      揚縄で初めて魚を捌かせてもらったのですが、全然尻尾を切るとき、骨のところを切り落とすことができませんでした。

                      もっと他の人の捌き方を見て、力の入れ方などを勉強させてもらい

                      手際よく捌けるようにしていきたいです。

                      マックのポテトを食べたいです。

                       

                       

                      少しずつですが成長の跡が見えますね!

                      ところどころ、少年っぽさも見え隠れ

                      WiFi環境が欲しいだとか、マックのポテトが食べたいだとか(笑)

                       

                      でも、正直なところでしょうね

                      出港してから2か月が経過、もっともっと前向きに成長して欲しいですね!

                       

                      船酔いも最初のころだけで大丈夫だったみたい。

                      バリ島ではラーメンを食べたといいます♪

                       

                      仕事はまだまだ先輩達のようにはいきませんが

                      様々な事にチャレンジし続けて、ひとつひとつ積み上げていって欲しいと思います。

                      スナップ外しも出来てきたみたいだし〜

                       

                      今後も、この少年を追っかけていきたいと思います!

                       

                       

                       

                      この少年のように、日本を離れ、大海原に飛び出してみませんか?

                       

                      「興味はあるけれど、どうしてよいか分からない?」

                       

                      そんな時は、漁業就業支援フェア2019に参加してみませんか?

                      漁師専門の就職相談会!

                      全国から後継者を求める漁業者や関係団体の皆さんがこのイベントに集まってきます

                       

                      詳しくはこちらのHPでご確認ください。

                       

                      漁業就業者確保育成センター

                      https://www.ryoushi.jp/fair/

                       

                       

                      東京会場

                      日時:7月6日(土)12:30〜16:00
                      会場:池袋 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA-1

                      (東京都豊島区東池袋3-1-1)
                      アクセス:
                       〇JR・東京メトロ・西武線・東武線「池袋駅」35番出口より徒歩約8分
                       〇有楽町線「東池袋駅」6・7番出口より地下通路で徒歩約3分 など

                       

                      日本最大の漁師専門の就職相談会イベント!

                      宮城県北部船主協会もブース出展しますので

                      是非ともご来場ください!

                       

                       

                      俺は絶対に落ち込まないのよ。

                      落ち込む人っていうのは

                      自分のこと過大評価しすぎやねん。

                      過大評価しているから

                      うまくいかなくて落ち込むのよ

                      人間なんて、今日できたこと

                      やったことがすべてやねん。

                      明石家さんま

                       

                       

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                      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | Rookie Fisherman Diary | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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