漁船員(漁師)になろう!〜宮城県北部船主協会

宮城県気仙沼市にある宮城県北部船主協会付属船員職業紹介所(国土交通省東北運輸局認可)の公式ブログ♪
遠洋・近海カツオマグロ漁船等の新規乗組員(未経験者)を広く募集しております!
遠洋マグロ漁船、近海マグロ漁船乗組員大募集!
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    あけましておめでとうございます!

     

    と話していたと思ったら、もう4月も終わりが見えてきました。

    時が経つのは早いものですね〜

     

    ブログの更新を見ても分かる通り

    出港と入港シーンの繰り返し。

    ブログとしては似たような記事になるので

    読んでる皆さんは飽きて来たかもしてませんが

    それくらい、若い人の乗船が多いということです!

     

    今年の3月、4月に出港したマグロ漁船に平均年齢17.9歳の若者10人を送り出し

    来週から5月、6月に出港する若者3人の育成に入ります。

     

    これからも私たちは遠洋マグロ漁船、近海マグロ漁船、遠洋カツオ漁船の受け入れを

    積極的に行う意向でおりますので、乗船希望者のご応募をお待ちしております!

     

    もちろん、審査をさせていただきますので

    応募者全員が乗船できるという事ではありませんので

    ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

     

     

    1航海が10か月程になる遠洋マグロ漁船に乗るのか!?

     

     

    約1ヶ月の航海となる近海マグロ漁船に乗るのか!?

     

     

    約45日航海で、カツオを竿で一本釣りする遠洋カツオ漁船に乗るのか!?

     

     

     

    今がチャンス!

     

     

     

    安易な選択が出来る機会も一杯あったが、あえて難しい方を選び挑戦して来た。
    その事で、人生はより内容の濃いものになった。
    成功した時の満足感は素晴らしい。

    リチャード・ブランソン
    (イギリスの実業家、ヴァージン・グループ創業者、1950〜)

     

     

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    遠洋マグロ延縄漁船
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    中学を卒業してすぐ海の男になりたい!!
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      前回の更新でお伝えした遠洋マグロ漁船の出港。

      岩手県出身で3月に地元高校を卒業したばかりの少年でしたね。

      その少年の見送りをした翌日から乗船前実技研修が開始されました!

       

      続いて実技研修を行うのは、近海マグロ延縄漁船に乗船する

      地元の気仙沼向洋高校を3月に卒業したOくん

      そして

      隣町、南三陸町の志津川中学校を同じく3月に卒業したTくんの2人。

       

      気仙沼向洋高校から2人の新規学卒者を受け入れるのは何年ぶりなのか記憶にありませんし

      中学の新規学卒者を受け入れるのは実に7年ぶり。

       

      さらに、近海マグロ延縄漁船に2人同時に乗船するという

      今回はとても珍しいケースになっております。

       

      前回の更新でも書きましたが、テレビの密着取材も入っており

      こちらの実技研修でも撮影が行われました。

       

      IMG_8802.JPG

       

      私はず〜っと密着されっぱなし(笑)

       

      IMG_8814.JPG

       

      いつものように、気仙沼海上保安署さんから講話をいただきます。

       

      IMG_8759.JPG

       

      IMG_8760.JPG

       

      手前が中学を卒業したばかりのSくん

      奥が高校を卒業したばかりのOくんです。

       

      講義が終わり、実技の研修が始ろうとした時に

      近海マグロ漁船に乗船している若手船員Kくんが遊びにやってきました。

      Kくんも乗船してからまもなく3年。

       

      この新人くん達からしたら

      聞きたいことが沢山ありますよね〜

      「船酔いどうでしたか?」とか

      「一番大変な事は何ですか?」とか

      矢継ぎ早に質問だ繰り出されます(笑)

       

      そしたら、このKくんと同じ船に乗っている若手船員のTくん(写真中央)も

      遊びに来てくれました♪

       

      IMG_8783.JPG

       

      Tくんは海技士受験勉強の真っ最中!

      毎日毎日、頭抱えながら頑張ってますよ(笑)

       

      実技の訓練がはじまると

      テレビカメラも動き出しました。

      写真左のOくんは取材が大の苦手で、動きが非常にギコチナイ。

       

      でも彼は「自分が取材されることで後継者確保に役立つのであれば、取材を受けます」

      と言ってくれました。

      本当に申し訳ないのですが

      とても頑張ってくれました。

       

      IMG_8784.JPG

       

      IMG_8788.JPG

       

      一生懸命がんばっています。

      おぅ!?テレビカメラがこちらを向いている、、、、

      これは緊張(笑)

       

      IMG_8790.JPG

       

      うまく習得できないSくんに、年上のOくんが優しくアドバイス

       

      IMG_8823.JPG

       

      これから様々な壁や困難があなた達を襲ってくるでしょう。

      生きてる以上、仕方のないこと。

      その壁や困難を乗り越えた先に成長があるんです。

       

      簡単に言えば、筋肉痛や関節痛みたいなもの。

      今までよりも過酷な運動をしたりすると筋肉痛や関節通に見舞われる。

      痛んでいる時は大変だけど、その痛みを乗り越えたときに気づくはず

      以前より強い肉体を手に入れているということ。

       

      自分より遅れて過酷な運動を始めた後輩が筋肉痛などに見舞われた時

      先輩として言えるはず。

      「俺も同じような経験をしたよ。大丈夫だよ」って。

       

      何もせず部屋にこもって動かなく、食べてばかりいると

      肥満、成人病の苦難が降りかかる。

       

      順調に成長をグングン遂げていくと

      成長痛という関節痛に見舞われる。

       

      何をしたって壁や困難は付いて回る。

      それを乗り越えた先に強い肉体が備わってくる。

       

      その人に応じた壁や困難しか降りかかって来ない。

      乗り越えた先の絶景を楽しみに

      今の苦しみと闘ってほしい。

       

      Tくんなどは私の実の息子と1歳しか違わない。

      我が子同然に接していきたいと思う。

      心の底から応援しております。

       

      気仙沼市長が会長を務める「気仙沼港海事振興会」から

      新たに乗船する若者たちに記念Tシャツを贈呈している。

      普段は市職員が対応するのですが

      今回は震災後の受け入れ総数が100人突破という事で

      気仙沼市長が自ら贈呈にお越しいただきました。

       

       

      彼らにはとってもいい記念になったでしょうね!

      多くの人から応援されている事を忘れずにね。

       

       

      自分にはできないかも知れないという恐れに

      真正面から立ち向かうたびに

      あなたは強さと自信と経験を勝ち取るのです。

      だから

      できないと思うことに挑戦してごらんなさい。

      エレノア・ルーズベルト

      アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻

      (1884年10月11日 - 1962年11月7日)

       

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      岩手県出身の少年が高校卒業後すぐに海の男に!!
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        報告が2週間ほど遅れているのですが

        岩手県の宮古商業高校をこの春卒業し、4月1日に遠洋マグロ漁船で気仙沼の地を旅立った少年。

         

        この少年の出港の様子をご覧いただきたいと思います!

         

        この日は大安という事もあり、別な遠洋マグロ漁船も出港するのですが

        その船にも若手船員が乗船しているのです!

         

        接岸している港も別々なので

        港を移動しながらの見送りになります。

         

        まずは、別な遠洋マグロ漁船の見送りの為に通称「コの字岸壁」へ

         

        IMG_8763.jpg

         

        昨年2月に放送された「FNS歌謡祭〜うたの春祭り」で

        AKB48のメンバーに成人式を祝ってもらった通称「AKBのお兄さん」(笑)

         

        気仙沼にも知人や友人が出来て、様々なものを送ってもらってます。

        緊張しながら受け取ってますね〜

         

        IMG_8766.jpg

         

        港にはご家族も見送りに。

        がんばってもらいたいですね!

         

        IMG_8769.jpg

         

        IMG_8772.jpg

         

        さぁ、出港スタンバイ!!

         

        IMG_8773.jpg

         

        IMG_8775.jpg

         

        IMG_8776.jpg

         

        がんばれ〜〜!

        帰って来るのを楽しみにしてるぞ〜〜!

         

        港を移動し、初航海を迎える少年のもとへ

         

        7516845376_IMG_4767.jpg

         

        気仙沼でできたお友達と記念撮影〜

        ホントに友達か!?

        まぁまぁ、いいでしょう

        若い人は若い人なりに(笑)

         

        この日は、ちょうどテレビの撮影が入ってました。

        私の密着取材だということ。

         

        IMG_8817.JPG

         

        この少年と接触している場面は全て撮られちゃってる状態。

        デカいカメラと、長いマイクはとても苦手です(ーー゛)

         

        IMG_8702.jpg

         

        出港前日にはこんな感じでコメントを撮ってもらったり。

        迷惑かけちゃったね。

        ありがとう!

         

        IMG_8703.JPG

         

        自分が乗る船を前に堂々と話してました♪

         

         

        出港の直前の挨拶。

        船主から激励の言葉が、皆の背筋をピリッとさせます。

         

        7516845376_IMG_4775.JPG

         

        この少年も皆の前で挨拶。

         

        7516845376_IMG_4776.jpg

         

        安全航海と大漁を期して乾杯!!

        ここから一気に忙しくなります。

         

        7516845376_IMG_4774.JPG

         

        7516845376_IMG_4778.JPG

         

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        本人もかなりドキドキだと思います。

         

        7516845376_IMG_4782.jpg

         

        がんばって来いよ!!

        怪我するなよ〜〜!

         

        7516845376_IMG_4785.JPG

         

        少年からこちらはどのように見えてるのでしょうか。

        中学の頃からの夢。

        大型漁船に乗って、世界の海で魚を追いかけたい。

        今それが叶った瞬間です。

         

        7516845376_IMG_4788.jpg

         

        「いっぱいマグロ捕って来てね〜〜〜!」

         

        こんな掛け声のもと、少年は「まかせとけ!」と言わんばかりに

        両腕を大きく振ります!

         

        7518827568_IMG_4789.jpg

         

        そして、4月14日

        バリ島に着いたとラインが入りました。

        船酔はたった1日だけだっとのこと。

        ホントに大したものです。

         

        そして今、バリ島を出港したとの連絡。

        「帰って土産話ができるように!元気で頑張ってきます!(笑)」

         

        諦めずに頑張って欲しい。

        諦めず技術を身に付けてしまえば、それまでの失敗は「経験」となる。

        いつか部下ができ指導する立場になったとき

        「経験」は「失敗談」というネタになる。

         

        「失敗」あってこその「成功」だ。

        失敗のない成功など「順調」としか言わない。

         

        沢山失敗して、壁をたくさん乗り越えて

        一回りも二回りも大きくなってほしい〜!

        がんばれ!!

         

         

        一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。
        一度で気のつく人間になりたい。
        そのためには「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。

        松下幸之助
        (松下電器産業創業者、1894〜1989)

         

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        洋上から思いがけないプレゼント
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          パソコンに向かい年間報告書の作成をしており

          一区切りがついたところで、何気にメールチェックをしました。

           

          数件の着信の件名を見ると

          数日前に出港したばかりの青年の名前が書いてありました。

          「届くかな?(青年の名前)です!!」

           

          なんで出港した人間からメールが届くのか???

          不思議に思って開封してみると、今航海から個別にアドレスが与えられ、Eメールが使えるようになったという。

           

          Eメールを使える船は圧倒的に少ないのが現状ですが

          今後増えていって欲しい設備のひとつですね。

          テキストメールだけでも違うと思うんです。

           

          この設備は、乗船している漁船員の為の設備ではなく

          その方々を陸で待つ人のための設備だと思うんです。

          仕事の為に家族と離れたところで暮らす人

          仕事の為に恋人と離れたところで暮らす人

          全国レベルで考えると遠距離の方は相当数いらっしゃると思います。

           

          遠洋マグロ漁船の場合もそうなのですが

          他の遠距離の方と大きく違うのは、自由に連絡を取り合えない事。

          これが一番大きな差ではないかと思うんです。

          こうなってくると、不自由を基本として暮らす漁船員と自由を基本として暮らす陸の人とでは

          陸の人の方がストレスが高いような気がするんです。

           

          そこを補う設備だと思っているんです。私は。

           

          IMG_8827-200px.jpg

           

          こう書いてありました。

          「初航海から毎航海メールありがとうございます。今年から返事ができます!(笑)」

          「(吉田さんからのメールは)いつもは船頭がプリントして置いててくれます。」

          「ちゃんと全部あります。」

          「船にある大事な宝物の一つです。」

           

          もう本当に嬉しいです!

          私と彼との年齢差は23歳。

          まさに親子ほどの差。

           

          彼との距離が何千キロあるのか分かりませんが

          幾つかのキーワードだけで心の繋がりを感じることができ

          幸福な気持ちでいることができます。

           

          「幸福感」という思いがけぬプレゼントをいただきました。

          本当にありがとう!

           

           

           

          数日後、今度はある船主さんから一本のメールが入りました。

          「(遠洋マグロ漁船に乗船している)若手2人から手紙を預かったので

          PDFファイルで送信します。ご確認ください」

          とだけ書いてあった。

           

          手紙?

          電話とかラインとかじゃなくて手紙?

          開封するのが楽しみなような、不安なような。

           

          ファイルを開封し、1人目の手紙を読んでみました。

          高校を中退し乗船した18歳の少年からでした。

           

          宮城県北部船主協会 吉田鶴男様 として

          そこには思ってもみなかった驚きの書き出し。 

           

          吉田さん、震災後の受け入れ人数100人突破

          おめでとうございます!!

           

          え〜〜〜〜〜っ!!!

          A4のレポート用紙にぎっしり書いてありました。

           

          IMG_8828-200px.JPG

           

          冒頭には私と初めて会った時のことが書いてあります。

          「僕が初めて吉田さんと会ったとき、僕は高校1年で、高校を辞めてどこかで働こうと思っていた時でした。」

          「最初に吉田さんに電話した時は『考えが甘い』とか、『覚悟が足りない』など、自分が乗りたいと言っても否定されたのを覚えています。」

          「確かに僕はその時は漁船に興味があったものの、本気で乗りたいとは思ってなく

          仕事を探すためいろんなところに電話をかけていたので、今思い返すと、そんなことも見透かされていたのかな〜と思います。」

           

          図星だったわけですね!

          見透かされていた?

          あたりまえです。

          こちらは経験値が違います(笑)

           

          その後、彼は高校を辞めて陸上の仕事に就くのですが

          やはり船に乗りたいと思い、福岡県で開催した漁業就業支援フェアまで会いに来てくれたのです。

           

          電話で話したり、別な就業フェアにも来たりとかアクションはおこしてくれていたのに

          私の口から出る言葉は「乗船は無理」の一点張り。

          それでも福岡県まで会いに来てくれたので

          「お前は俺のファンなのか!?」と彼にツッコんだのを覚えております(笑)

           

          せっかく福岡県まで来てくれたのに

          面談時間は1分で終わり。

          「わかったよ。俺の負けだよ。お前に話すべきことは全て話した。後で連絡する。」

          私はこう話しただけでした。

           

          大変だけど毎日が楽しいとも書いてある。

           

          「高校1年の時に吉田さんと出会い、考え方や心の持ち方が良い方向へ大きく変わりました。」

          「これからもよろしくお願いします。」

           

          心のこもったお手紙でした。

          感動で背筋がゾクゾクするやら、心がポカポカするやら

          とてもいい意味で、心がグチャグチャになるような

          言葉に言い表せぬ感動の1枚でした。

           

          大切にスクラップブックに保管しておきます。

           

           

          そして、もう一枚

          A4レポート用紙2枚に渡って書いてありました。

           

          IMG_8829-200px.JPG

           

          こちらも

          宮城県北部船主協会 吉田鶴男 様

          「吉田さん、震災後、若手船員の受け入れ100人達成おめでとうございます。」

          として、次のようなことが書かれていました。

           

          「2011年3月11日の東日本大震災以降、多くの被災地で漁船員が減少しました。

          吉田さんは震災後の渦中で気仙沼を若手で溢れる港にしたいという思いから

          若手乗組員の育成に取り掛かったと思います。

          当初は補助も何もないところからのスタートでとても苦労された事と思います。

          全国を飛び回り休暇もままならないような状況。

          でも、この7年間走り続けてきましたよね。きっと。」

           

          苦労といえば、苦労なのかもしれませんが

          新しい事を始めることにワクワクしていたし

          それに、意識の高い若者と出会えることが

          私にとっても大きな刺激となっているので

          苦労を苦労とも感じなかったというのが正直なところかもしれませんね。

           

          「私は今ある環境すべてに感謝しております」

          「吉田さんに出会った時、『船に乗るな』と言われていたら

          自分はどうしていたか、また人生が変わっていたと思います。」

           

          この気持ちの持ちようは素晴らしいと思います。

          反射神経ならぬ『感謝神経』を鍛え

          何かあるたびに物事に感謝できる精神を養っていると、おのずと幸福がやってくるものなのです。

           

          事実はひとつ

          見方はみっつ

           

          ひとつの事実を

          感謝の気持ちで見るのか

          曲がった気持ちで見るのか

          または、何も感じずあたり前と流すのか

          3つの感覚で見ているのです。

           

          「感謝神経」を鍛え、感謝の気持ちで物事を受け止めていけば

          幸せな気持ちでいっぱいになるのは、自然な流れなのです。

           

          ここに気づいているのは、とても素晴らしいことです。

           

          フリーマントル沖での操業中、うまくいかずに悩んでいる時に

          「焦らずできることをひとつずつ」とメールを送ってくれましたよね。

          その文末に『漁労長になりたいなんて言わない方がいい』という文で私の闘争心に火がついたのを覚えています。

          あの言葉がなければ、とっくの昔に辞めていたと思います。」

           

          こんなメール送ったなぁ〜と思い

          過去のメールを探してみました。ありました。

          野球好きの彼に贈ったメールです。

           

          何でもそうですが
          基本をおろそかにして先輩がやってる応用をやろうとすると
          ある程度まではできますが、それ以上成長することがありません。
          これは絶対です。
          基本を完全にマスターしないと成長しないのは明白です。
          プロ野球選手だって素振りもすればキャッチボールも
          ノックもやります。
          基本は本当に大事なんです。
          ブランというものを体の一部に感じられるまでは
          何回も何回も練習するしかありません。
          皆の足でまといになっている今は
          大変つらい時期ですが、耐え時です。
          我慢です、我慢です。
          漁撈長は釣針の先まで神経を行きわたらせる事ができるから
          海の中にいるマグロを釣ることが出来るんだと思います。
          何も目印が無い洋上のど真ん中にピンポイントで縄を流せるのです。
          3000本の釣針の先まで神経をとがらせているのです。
          漁撈長になりたいのであれば
          まずは一本のブランを自分のものにすることからはじまります。
          それを面倒だと言うのであれば
          漁撈長になりたいなんて言わないほうがいいです。
          一歩一歩
          焦らず、じっくり、できることから頑張ってください。
          一人前になるまで、こちらもじっくり応援しますから。

           

          (送信文全文)

           

          送信日は2014年9月8日

          3年半以上も前のものです。

          これを覚えていてくれている。

          私も感謝の気持ちでいっぱいです。

          私の言葉が生きている。

          ホントに素敵なことです。

          ありがとう。

           

          人を動かすのはとても大変な事だと思います。

          (中略)

          船の職場の上長が部下にという関係ではなく

          陸と海の全く違う環境でそういった事ができる吉田さんは
          本当に凄い人なんだと改めて感じました。

           

          この部分に関しては照れくさくて何も言えないけれど(笑)

          動かしているという感覚は全くないです。

          私の「言葉に気づいて動いてくれる」という感じであり

          指示、命令とは全く違う次元。

          何も凄くはないです。

          洋上でがんばってくれている君たちの方がもっと、もっと凄い!

           

          この仕事ができているのは

          吉田さんが私を受け入れてくれたこと

          この会社(船主)に巡り合い

          社長、船頭、機関長、本当に素晴らしい方々に出会い

          他にも私の知らないところでサポートして頂いている方々

          小さな事で感動できたり、喜んだりできる環境に感謝しています。

          (中略)

          本当にありがとうございます。

           

          全てに感謝できる姿勢は本当に素晴らしい。

           

          これから私は船を背負っていく立場になり

          やるべき事も増えて

          今まで以上に責任というものが強くなります。

          しかし、今はそれがとても楽しみであり

          それを乗り越えた時を想像するとワクワクしかありません。

          陸にいる時間は僅かですが

          吉田さんが協力してほしい事があれば出来る限り力になりますし

          洋上でもお手伝いします。

          (中略)

          この世界に導いてくださりありがとうございます。

          これからも吉田さんの目標に向かって走り続けてください。

          応援しています。

           

          手紙はこれで以上になります。

          私としても、君たちと出会えたことが最高の喜びであり

          宝であります。

           

          今後1年。

          私も様々な事があるかと思います。

          苦しい時もあると思います。

          ですが

          この3通の手紙がある限り

          全ての山を乗り越えることが可能となりました。

          不可能がなくなりました。

           

          今まで以上に気持ちが燃えているのが分かります。

           

          また、良い意味で新聞やテレビをにぎわせる事になると思います。

          このブログをご覧の皆様。

          お楽しみに。

           

           

          何かに一生懸命打ち込んでいると、それに響くものがある。
          それが出会いだと思う。

          小島直記[こじま・なおき]
          (小説家、1919〜2008)

           

           

          ここに書かれたことが全てではありませんが

          このように心の奥底で通じ合えるような仕事になります。

          乗船を希望される方々、迷っている時間はありません。

          出入港の多い今の時期がチャンスです。

          お待ちしております。

           

          ----------------------------------------------------

           

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          | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | コラム・エッセイ | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
          遠洋マグロ漁船の出入港がひっきりなし!!!
          0

            皆さんにご報告する内容が前後してしまい大変申し訳ないのですが

            今日は3月20日のお話になります。

             

            今航海の休暇ですっかり気仙沼ファンになってしまった若手船員が出港とのことで

            出船送りに来ました。

            今回の休暇、彼は実家に居るよりも気仙沼に居た日数の方が多かったのではないでしょうか(笑)

            Kesennuma Freakと言った方が良いかもしれません〜

             

            IMG_4699.JPG

             

            IMG_4700.JPG

             

            天気も良い出港日和♪

             

            今回は彼と頻繁に会ったので特に話すこともなく

            いつものような馬鹿げた話に花を咲かせます。

             

            私は出港という日を特別な日にしたくはなく

            とにかく笑って普通に送り出したい。

             

            玄関先で「いってきます」「いってらっしゃい」みたいな。

            そんな軽いイメージいるんです。

             

            IMG_4702.JPG

             

            気仙沼の仲間達との記念写真♪

             

            これから10か月の航海に旅立ちます。

            こんな小さな思い出が彼らの大きなエネルギーになるのかもしれませんね。

             

            IMG_4704.JPG

             

            10時45分

            和やかな港の雰囲気が一気にピリッとします。

            甲板に皆が集められ、出港に向けて気持ちを1つにします。

             

            IMG_4705.JPG

             

            出港スタンバイ。

            彼に激励の言葉をかけ、船を離れます!

             

            IMG_4707.JPG

             

            IMG_4708.JPG

             

            出港直前、表情もピリッとしてきます。

             

            IMG_4710.JPG

             

            大漁旗が見送り人に渡され

            静かにその時を待ちます。

             

            IMG_4711.JPG

             

            見送り人の五色のテープが集められ、船へと繋がれます。

             

            IMG_4712.JPG

             

            IMG_4713.JPG

             

            IMG_4714.JPG

             

            大量のテープが風にキレイになびきます。

             

            IMG_4715.JPG

             

            船が少しずつ動き出すと、港のテンションがピークに達します!

             

            IMG_4716.JPG

             

            IMG_4717.JPG

             

            ここから10か月の大冒険。

            洋上の過酷な状況で奮闘する漁師達、それを陸上で待つ人

            この紙テープはこの両者の気持ちを象徴するよう。

            テープは切れてしまうけど、両者の気持ちは繋がったまま。

             

            10か月後、この白い船が気仙沼港に戻ってくるまで

            どちらも自分を高めていきたいですね。

             

            IMG_4718.JPG

             

            どちらが成長したのか、10か月後を楽しみに。

             

            IMG_4719.JPG

             

            船は一路、バリ島めざし舵を切る。

             

            IMG_4721.JPG

             

            IMG_4722.JPG

             

            船が小さくなるまで

            皆、一生懸命に手を振ります。

             

            IMG_4724.JPG

             

            この漁船員たちも

            いちばん辛い瞬間なんだろうと思います。

            だからこそ、港は笑顔で派手に手を振るのです。

             

            陸へと伝う渦巻く航跡

            見送り人の顔が点となり

            見送る声も寂しくうっすら

            それをもかき消すエンジン音

            引かれる髪をほどいて

            水平線の未来へと向かおう

            顔を風上へと向けよう

            これも海の男の運命よ

             

            こんな出入港を何十年、何千回と繰り返してきた。

            これが震災にも負けない気仙沼人の強さなんだろうね。

             

            IMG_4725.JPG

             

            IMG_4726.JPG

             

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            IMG_4730.JPG

             

            私も父親が遠洋マグロ漁船の機関長だったので

            このような見送りは子供の頃からの日常でありました。

            父親を見送ると

            心のどこかのスイッチが入り

            「よし、がんばるぞ!!」という気分になっていくのがわかります。

             

            この港にいる人たちの中には

            同じような気持ちになっている人もいるのでしょう。

             

            ここからが全てのスタートです。

             

             

            私たちはこの世では大きいことはできません。
            小さなことを大きな愛でするだけです。

            マザー・テレサ
            (インドの修道女、ノーベル平和賞受賞、1910〜1997)

             

             

            若い漁船員がいたら

            一声だけでいいから声をかけてあげてください。

            「ごくろうさま」

            「おつかれさま」

            だけでもいい。

             

            彼らはこの言葉だけで救われるのです。

            そして港が大きく変わるきっかけになるのです。

            皆さま、よろしくお願いします。

            ------------------------------------------------------------

             

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            | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 出港と入港風景 | 09:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
            二航海目終了!仙台出身の若手船員が帰国〜
            0

              遠洋マグロ漁船は、日本に帰って来ると静岡県の清水港などで漁獲物の水揚げを行います。

              その後、気仙沼港に帰ってきて、一航海の終了となるんです。

               

              この彼が乗っている遠洋マグロ漁船の船主さんから

              清水港入港日と気仙沼港入港の連絡が入ったので、夕刻に若手船員を迎えに行ってきました。

               

              IMG_8667.jpg

               

              16時入港とのことで、15時半ごろ港に到着。

              すると、すぐそこまで彼の乗る船が近づいていました。

               

              11か月ぶりに見る気仙沼港ってどんな感じなのでしょうか。

              これはこの航海の時間をどのように過ごしたかでも大きく違うでしょうね。

               

              小さかった船がだんだん大きくなってきます。

              ゆっくりこちらの方に向かいします。

               

              IMG_8669.jpg

               

              トントントントン、っといった軽めの音を響かせながら

              本当にゆっくり入港してきます。

              安全のため、ゆっくり入ってきます。

               

              IMG_8670.jpg

               

              港には船主さんや関連業者さんが

              入港サポートのためスタンバイしています。

              ご家族の方は、ホントに首を長〜〜くして待っているのです。

               

              操船をする船長と船主さんのスタッフが携帯電話で連絡をとりながら

              着岸する位置と方法を確認し合います。

               

              その確認が終わると、船が一気に港に向かってきます。

               

              IMG_8673.JPG

               

              IMG_8674.JPG

               

              IMG_8677.JPG

               

              一直線にこちらに向かってきます。

              夕方で市場が船で混んでいるタイミングなので、ギリギリの枠に接岸しなければいけません。

               

              あれ?あれ?大丈夫?

              スピード早いんじゃない?

              やばいんじゃない??

               

              1人で焦る私(笑)

               

              IMG_8678.JPG

               

              うぉー、ギリギリだってば!?

              と思うのは私だけ。

              皆さん冷静に対応しています。

               

              こんなに大きな船の寸止めって凄い操船技術〜〜

              惚れ惚れします。

               

              IMG_8679.JPG

               

              私の写真の腕では表現できないこの大迫力!!

               

              IMG_8680.JPG

               

              IMG_8681.JPG

               

              接岸完了!

               

              これをもって11か月にもおよぶ大航海が終了したこととなります。

               

              IMG_8684.jpg

               

              航海を終えた若手船員も家族がさっそくお出迎え。

              お父さんとおじいちゃん。

              帰ってきた姿をどのように捉えてるのでしょうか。

              きっと誇らしいでしょうね〜〜

               

              IMG_8685.JPG

               

              若手船員にはひと声かけて私は立ち去りました。

              積もる話もあるでしょう♪

               

              IMG_8686.jpg

               

              その夜、別な船に乗る若手船員も連れて、彼と夜の街へと繰り出しました♪

              辛かったこと等いろいろ話しました。

              私の思いも話せたと思います。

               

              今後も成長を続けていって欲しいと願っています。

               

              長期航海、本当にご苦労様でした!

               

               

              やっていてすぐ時間がたつような、人生を短く感じられるような仕事を選ぶことです。

              邱永漢[きゅう・えいかん]
              (経済評論家・経営コンサルタント、実業家、作家、1924〜)

               

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              | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 出港と入港風景 | 17:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
              新人漁船員が初航海を迎える遠洋マグロ漁船が二隻同時出港!
              0

                気仙沼にもようやく春が来たなと感じさせる日

                二隻の遠洋マグロ漁船が同時出港するという、かなりのレアケースに遭遇しました。

                 

                IMG_4734.JPG

                 

                写真ではちょっと分かりにくいですが

                手前の船と、奥の船が同じ船主さんの遠洋マグロ漁船。

                これが同じ日の同じ時刻に出港することになりました。

                 

                しかも、この2隻には福岡県立水産高校をこの春に卒業した2人がそれぞれの船に乗船するので

                私はどっちも見送らなければならず、あっち行ったりこっち行ったりで大変でした(笑)

                 

                まずは手前の船から。

                 

                IMG_4766.JPG

                 

                右側が今回が初めての航海となるHくん。

                もうすっかりと船に馴染んでしまい、初航海とは思えない動きを見せてくれます。

                 

                右側にいるのが、今回で二航海目となる先輩船員です。

                彼も福岡県立水産高校を昨年春に卒業し乗船したので、出身校の先輩でもあるのです。

                この2人がいるおかげで、船の平均年齢も一気に下がっているのでしょうね(笑)

                 

                この2人で船内に新しい風をビュービューに吹かせてもらいたいものですよ。

                ホント!

                 

                IMG_4740.JPG

                 

                 

                今度は後ろの船に行ってみます。

                 

                IMG_4735.JPG

                 

                この船に乗っているのも、同じ水産高校のIくん。

                小さいころからマグロ漁船に乗ることを決めていたと言い

                水産高校に入ることに迷いはなかったようです。

                 

                中学のころには、この水産高校に入学したいあまりに

                自転車で遠方にある学校を眺めにいったそう。

                4時間も、5時間もかけて。

                 

                その願いがようやく叶おうとしているのです。

                 

                 

                ちなみに、出港時には救命胴衣は着ていますからね。間違いなく。

                 

                さあ、いよいよ出港の時

                どちらのご家族も、はるばる福岡県から見送りに来てくれています。

                 

                IMG_4743.JPG

                 

                船主からの激励があり、気持ちをひとつに

                安全そして大漁を願い

                1年後、笑顔で帰国できることを誓います。

                 

                IMG_4745.JPG

                 

                手前の遠洋マグロ漁船が静かに動き出しました。

                 

                IMG_4746.JPG

                 

                IMG_4748.JPG

                 

                IMG_4752.JPG

                 

                別れはやはり辛いものです。

                洋上にいる間は、会うことも許されないのですから。

                 

                辛い別れに塞ぎ込む自分と、遠洋漁業の漁師という道を選んだ使命との闘い。

                もう前を向くしかない。

                そんな決意が振る腕にみなぎってくるのが分かります。

                 

                がんばれよ!!!

                何度も何度も言うけど、怪我するなよ!!!

                 

                 

                続いて奥の遠洋マグロ漁船の出港です。

                 

                IMG_4756.JPG

                 

                IMG_4757.JPG

                 

                IMG_4758.JPG

                 

                2人目の少年も沖へと向かいました。

                彼とも話しましたが、不安なんだと思います。

                自分はこれで良かったのか?と自問自答を繰り返している瞬間なんだと思います。

                でもやるしかない。

                前に踏み出すしかないんだよ。

                やるだけやってみろ!!

                全力でやってみろ!!!

                がんばれよ〜〜〜!!!

                 

                IMG_4760.JPG

                 

                IMG_4761.JPG

                 

                IMG_4762.JPG

                 

                IMG_4763.JPG

                 

                行ってしまいました。

                ここからインドネシア・バリ島に向け航行を続けます。

                 

                この一年、様々な事があるかと思いますが

                乗り越えて欲しいと思っています。

                 

                がんばれ!

                 

                 

                空いた港には

                さっそく2隻の遠洋マグロ漁船が着岸。

                 

                IMG_4764.JPG

                 

                この船にも新人漁船員が乗船予定。

                私が目指す、若者で溢れる港の実現がすぐそこまで来ているのか。

                諦めずに進んでいきたいと思います。

                 

                 

                自信は成功の第一の秘訣である。

                エマーソン
                (19世紀アメリカの思想家・哲学者・作家・詩人、1803〜1882)

                 

                 

                今日の名言は

                今回、初航海に挑むIくんのLINEのホーム画面に記されている言葉。

                この言葉を何度も唱えながら、弱気になったりする自分を奮い立たせているのでしょう。

                何でもいいから得意なものを見つけ、少しずつでも自信を付けて欲しいと思います。

                それが成功への第一歩だ!!

                 

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                | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 出港と入港風景 | 13:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                本気で機関長を目指して
                0

                  「人材不足」という言葉がよく聞かれますよね。

                  少子化の影響により労働人口の減少が止まらないのです。

                   

                  我々漁船漁業界もその影響を露骨に受けており

                  もともと人材確保が難しい業界であるのに

                  さらなる追い打ちをかけられている格好になります。

                   

                  そんな中

                  東日本大震災以降、気仙沼地区ではマグロ漁船等への乗船希望者が集まりだし

                  受け入れ総数が100人を突破することができました。

                  このブログの効果だけが表に取り上げられてしまいますが

                  それは一部であり、船主協会の会員が一丸となって積み上げてきた誇るべき実績であります。

                   

                  100人の中でも

                  一歩一歩キャリアを積んでいく者もいれば

                  残念ながら

                  気仙沼を去っていく者もおります。

                   

                  今回はキャリアを積んでいる1人の青年(神奈川県出身)を紹介したいと思います。

                   

                   

                  この新聞記事は2013年7月18日付水産経済新聞。

                  漁業就業支援フェア東京会場で私と面談している様子が掲載されているのですが

                  背を向けて写っているのがこの青年です。

                  今から5年前の記事になるんですね。

                   

                  昨年の2017年3月に国家資格(海技士)を取得し

                  今は一等機関士として活躍しています。

                   

                  人一倍の負けず嫌い。

                  誰にも負けない。

                  誰よりも早く機関長になりたい。

                   

                  初心を貫くこと4年半。

                  その熱い思いは今も変わることはありません。

                   

                  そんな彼が先日、気仙沼港を旅立って行き

                  港には多くの友人たちが見送りに来ていました!

                   

                   

                  遠洋マグロ漁船の人たちは

                  生きるうえで重要な感覚を得ることが難しい職業です。

                  その重要な感覚というのは“喜び”です。

                  気仙沼の基幹産業を文字通り命がけで支えているにも関わらず

                  閉鎖的な環境ゆえ、広く知られていないのが実態です。

                   

                  誰しもが仕事をする上で喜びに感じている

                  相手からの「ありがとう」

                  この言葉を受けることが極端に少ないと思うのです。

                   

                  実家に帰省しても、親や友人達ですら彼の環境を理解してくれることはありません。

                  全く知らないのですから無理もないですよね。

                   

                  ですから、気仙沼の人達だけでも

                  彼らの思いを理解してあげられないだろうか?

                  喜びを感じさせてあげることはできないだろうか?

                   

                  そう考え

                  今回の休暇中、漁船漁業に興味を持っている

                  若い方々に彼を紹介してみました。

                   

                  すると

                  一所懸命で素直な彼の人柄に友達の輪が広がっていき

                  出港当日には多くの友人達が見送りに来てくれたのです!

                  地元の友人達ではありませんよ。

                  ほとんどが気仙沼で知り合った人達

                   

                   

                   

                  彼の口から何度聞いたでしょう。

                  「気仙沼の人達って、本当に暖かいですね〜」

                  「人生でこんな感動を味わうことなんて、そんなに無いですよ」

                   

                  もう大絶賛(笑)

                  すっかり気仙沼を気に入ってくれました!

                   

                   

                   

                   

                  こんな寄せ書きなんか頂いたりして!

                  これは感動しますよね。

                  ほんと、私でも泣けてきます!

                   

                  何だか彼のにやけた顔が気になりますが

                  この状況でにやけない方がおかしいね(笑)

                   

                  刻々と時間は過ぎていきます。

                  別れが名残惜しいのですが

                  時はそれを許してはくれません。

                   

                   

                   

                  乗組員一同。

                  一丸となって安全と大漁を誓います。

                  っていうか、いつのまに坊主にしてんだ!?

                   

                   

                  漁労長さんも変わり、新体制でのスタートです!

                   

                   

                   

                   

                  船が動き出しました。

                  ゆっくり、岸から離れていきます。

                  この瞬間から10ヶ月航海の始まりです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  行ってしまいました。

                  あとは電話やラインを通してでしか連絡をとりあえませんが

                  しっかりとサポートしていきたいと思っています。

                   

                   

                  沖には試運転から帰ってきた別の遠洋マグロ漁船が一隻。

                  その船にも若手が乗船しており

                  今、出港したこの青年とも友人同士。

                   

                  その別の船で撮影した写真もご覧いただきたい。

                   

                   

                  航行している遠洋マグロ漁船が出港した船になります。

                   

                   

                  こちらの若手もどんな思いで手を振っているのでしょうか。

                  出港した本船の青年にも振る手が見えているのでしょうか。

                   

                  文字通り、命がけでマグロと戦い気仙沼港を支える海の戦士達の交流を見ると

                  心にグッとくるものがあります。

                   

                  再び会えるのは10か月後。

                  彼の成長を願いつつ、新たな若手漁船員の発掘に努めていこうと思います。

                  若手漁船員の成長スピードは凄まじい。

                  そのスピードに負けないように、私も成長を続けていかなければなりませんね。

                   

                  彼に怒られるかもしれませんが

                  出港時にこの青年がSNSに残した投稿を皆さんに紹介したいと思います。

                  とても素晴らしい。

                   

                   

                  本日、本船、第●●●丸は無事出港することが出来ました。

                  これよりバリを経由しフリーマントル沖の漁場へ向かいます。

                  本日は寒空の中、出船送りにお越しいただいた皆様

                  御礼申し上げます。

                  私はとても幸せです。

                  いろんな人に支えられて、本日晴れの日を迎え

                  これほどまでに人の力を感じたのは初めてでした。

                  まだまだ未熟な機関士ではありますが

                  皆様の期待に応えられるよう精一杯、沖で精進して参ります。

                  では行って参ります。

                   

                  本船 一等機関士(神奈川県出身・25歳)

                   

                   

                  世の中の25歳の皆様。

                  多くの方々は何らかの仕事をしていると思いますが、、、

                  あなたに書けますか?

                   

                  -------------------------------------------------------------

                   

                  遠洋マグロ延縄漁船
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                  | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 出港と入港風景 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  高校を卒業後すぐに海の男になる!
                  0

                    皆さんに伝えたいことが山ほどあって

                    伝えきれずに困っております〜ごめんなさい!

                     

                    しかし、どれもこれも大切なことなので

                    紹介が遅れたとしても

                    ひとつひとつ紹介していきたいと思います!

                     

                    と、いうわけで

                    1週間以上遅れましたが

                    乗船前実技研修が開始されたことを紹介したいと思います!

                     

                    今回研修生となるのは

                    岩手県にある商業高校をこの3月に卒業したばかりの18歳!

                     

                    遠洋マグロ漁船に乗船するため

                    今ここに、乗船前実技研修が開始されたわけです。

                    まずは、いつものように気仙沼海上保安署さんの安全講和からスタート。

                     

                     

                    でも、商業高校から何でマグロ漁船に乗ることになったの?

                    と、疑問に思う方も多いと思います。

                     

                    彼はもともと海が大好きで

                    将来は海に関わる仕事がしたかったと言います。

                     

                    双子の兄弟が地元の水産高校に行くことになったので

                    自分は違う学校に行こうと商業高校に進んだだけであり

                    小さい頃からの漁師マインドは失われていなかったのであります。

                     

                    高校ではヨット部に所属し、部長を務めるほどのスポーツマン。

                    漁師マインドはここにも生かされているんですね〜

                     

                    しかし、この彼。

                    スタイルもいいしスポーツマン。

                    手先も器用で性格もいい。

                    私に無いものを全て持ち合わせているのですが

                    ここまで違うと気持ちがいいですね!(笑)

                    嫉妬心も何もない!

                    もうスッキリ!

                     

                    特筆すべきは、彼の超人的な視力。

                    裸眼視力2.5!

                     

                    いったいどんな風に景色が見えるのだろう?

                    マグロ漁船員は視力がとても大事。

                    幹縄が切れてしまった時などは特に大きな武器となるでしょう!

                     

                    ネットで調べてみると

                    東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ瑠偉選手の視力も同じくらいとのことだったので

                    「オコエくん」というあだ名を命名してあげました(笑)

                     

                     

                    続いて、東北運輸局気仙沼海事事務所の講和。

                    マグロ漁船を運航させるために必要な資格などを紹介していきます。

                    複雑な資格制度を出来るだけ簡単に紹介していきます。

                    将来の目標を明確にするんですね!

                     

                    座学が終わると

                    早速実技研修の開始です!

                     

                     

                    最初は何をしていいのかわからず戸惑ってはいましたが

                    研修が始まってしまえば、驚くほどのスピードで習得していきます。

                     

                     

                    研修を進めていくと

                    航海を終えて帰国している他船の若手船員が遊びにきてくれました。

                    この若手船員は神奈川県出身で

                    遠洋マグロ漁船に乗って5年目を迎えております。

                    4級海技士(機関)も取得し、一等機関士として活躍している若者です。

                     

                     

                     

                    一番簡単な方法を教えてやるよと言い

                    見事な手さばきで指導している姿を見ると

                    私も嬉しくなってきます!

                     

                    こんな若者を多く輩出していきたいものです!

                     

                     

                    海が大好きなこの少年。

                    休憩時間に海を眺めている横顔を見ていると

                    本当に海が好きなんだなぁと感じます。

                     

                    しっかりと応援していきたいと思います!

                     

                    平成30年4月1日

                    気仙沼の地から旅立ち、海の男としての人生をスタートさせます。

                    出来るだけ多くの皆さんに出港に来ていただき

                    彼の人生の門出を祝っていただきたいと思います。

                     

                    マグロの刺し身、マグロの寿司

                    お金を払えば食べられますが、それは彼らのような人材が居てこそです。

                    マグロを口にするたびに、彼らの存在を意識していただければ

                    とても嬉しく思います。

                     

                     

                    (船の生け簀のなかに)

                    同じ種類の魚ばかりだと、魚は緊張感を失ってしまい

                    港に着くまでの間に、生け簀のなかでぐんにゃりとなってしまう。

                    ところが

                    敵意を感じる魚がまじっていると

                    いつ自分が食われてしまうかと緊張感をもつためか

                    港まで、海のなかにいるような元気を保つ。

                    斎藤茂太(精神科医・著述家、歌人斎藤茂吉の長男、1916〜2006)

                     


                    一般社会でも同じであるが

                    同じ船に乗船する乗組員の中には

                    自分に合う人もいれば、合わない人もいるでしょう。

                    合わないからといって、関わらないようにするのでは

                    自分の成長につながらないと思うんです。

                    自分に合わない人こそ

                    自分には無い考え方を持っていて勉強になったり

                    緊張感を維持できる有益な人だと思うんです。

                    生き生きとした航海を終えるためには

                    このような人たちとの付き合いも大事になるんだと思います。

                     

                    ----------------------------------------------------------------------

                     

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                    | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 確保育成活動 | 10:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                    地元気仙沼の少年が遠洋マグロ漁船で大海原へ!
                    0

                      今回も遠洋マグロ漁船の出港です!

                      3回連続の出港シーンです!

                       

                      この3月に宮城県気仙沼向洋高等学校を卒業したばかりの少年が

                      遠洋マグロ延縄漁船に乗り、洋上へと旅立ちました。

                       

                      実技研修の様子は、以前の更新でもお伝えしましたね!

                       

                       

                      その18歳の少年が出港することとなったのです。

                       

                      当初は卒業式当日に出港予定でしたが

                      時化のために1日延期。

                      卒業式翌日の出港となりました!

                       

                       

                       

                      恥ずかしいのか、何なのか

                      家族が見送りに来ているのに船から降りて来ません(笑)

                      無理やり呼び出して

                      お母さんに「行ってきます!」と挨拶させました〜

                      もう手間がかかるww

                       

                       

                       

                      まぁ、18歳という年齢で

                      母親にあらたまって挨拶することが

                      とても恥ずかしいのは理解できます。

                      ですが、出港の時はちゃんと挨拶すべきですよね。

                       

                      ボソボソと挨拶していると

                      担任の先生も見送りに来てくれました!

                       

                       

                      さぁ、出港15分前。

                       

                       

                      皆で安全、そして大漁を誓い

                      心を一つにします。

                      さぁ、この瞬間から慌ただしくなっていきます。

                       

                       

                       

                      IMG_8384.JPG

                       

                      船が港から離れていきます。

                      もうこうなると一瞬です。

                       

                      IMG_8385.jpg

                       

                       

                       

                       

                      見送りもクライマックス!

                      皆に気を使い、影で小さく手を振る新人君を主役にしようと

                      こんな配慮をしてくれました!

                       

                       

                      頑張れよ!!!

                       

                       

                       

                       

                      ここから、彼の新たな人生がスタートしました。

                      ワガママが一切通用しない漁師という大変な道です。

                      小柄な体でどこまで通用するのか。

                      いや、通用させるのか。

                      苦難、困難、至難、、、様々な“難”が待ち構えているでしょう。

                      でも、難は乗り越えられる可能性のある人にしか降りかかって来ません。

                       

                      乗り越えられると信じている気持ちがあるのに

                      うまく行かないから苦しいと感じるのです。

                      そんな時は、初心を思い出してください。

                      「何のため」に船に乗ろうと思ったのか。

                      三陸新報の記者に意気込みを聞かれて、何と答えたのか。

                      思い出してください。

                      こんな所でへこたれてる場合じゃないと感じるはずです。

                      気持ちが少し楽になるはずです。

                      目の前が少し明るくなるはずです。

                       

                      苦しいと感じる時の多くは

                      気持ちが「内」に向いてる時が多いです。

                      私は自己中心的な気持ちが「難」を呼び込むように思うのです。

                       

                      意識を外に向け、目の前にいる誰かのために動いてみよう。

                      「先輩を楽させてあげよう」

                      「先輩の代わりにやってみよう」

                      こんなことから始めてみてください。

                      日を追うごとに状況は改善しますから。

                       

                      文字通り、「難」が「有る」ことは

                      実のところ

                      可能性を気づかせてくれる大変「有難い」ことなんですね。

                      全てのことに意味があるのです。

                       

                      彼と会うのは半年後。

                       

                      怪我するなよ〜!!!

                      頑張れよ〜!!!



                       

                       

                      無理をしなくても一人一人が出来ることから関わっていくことで

                      色んなものが変わっていく気配を見せる。
                       それを希望というのじゃないかな。

                      金八先生
                       ドラマ『3年B組金八先生(第5シリーズ・第二話)』より

                       

                       

                      --------------------------------------------------------

                      遠洋マグロ延縄漁船
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                      乗組員を大募集(未経験者可)しております!
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                      担 当:吉田鶴男

                      | 船員職業紹介担当 吉田鶴男 | 出港と入港風景 | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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